D&D冒険シナリオシリーズ―番外編―プレイレポート
炎の悪魔編
第4話
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  2008.09.14
  冒険シナリオシリーズキャンペーンのはずなのだが、なぜかオリジナルシナリオ。
  一応、シナリオの最終回。

  DMの拙さがありありと見れるセッション風景で、かなり恥ずかしい……。
  さらに今回、またも犠牲者が。

  戦闘中の写真の取り忘れが激しい。
  経過を伝える為に、ラウンド開始時に撮影したいのだが……プレイに夢中で忘れてしまう。
  う〜む。
 
◆栄光の夜明け―The daybreak of the glory―の面々◆(五十音順)
*以下のイラストはあくまでにのまえの想像によるものでプレイヤーの許可を取っていません*
 信仰魔法でパーティを守る守護神
アルカライラ 【種族など】人間 女性 真なる中立 23歳
【クラス】12レベル/クレリック(ファラングン:幸運と守護)10 コンテンプラティブ2
【能力値】
筋力:11/±0 敏捷:14/+2 耐久:14/+2
知力:14/+2 判断:21/+5 魅力:14/+2
【特技】イニシアチブ強化 治癒呪文増幅 清浄なる治癒力 信仰の後見人 退散回数追加 守護の領域
【主な装備】+1フレイミング・ウォーハンマー +2フルプレート ダークウッド製バックラー メタマジック・ロッド・オヴ・レッサー・エクステンド クローク・オヴ・カリズマ(+2) ヴェスト・オヴ・レジスタンス(+1) ベリアブド・オヴ・ウィズダム(+4) シールド・アザー焦点具用リング ヒューワーズ・ハンディ・ハヴァサック アイウーンストーン(桃色) アイウーンストーン(薔薇色) ポーションベルト(10連) ワンド各種 巻物各種 ポーション各種
 ≪信仰の後見人≫で、回復呪文を近距離に飛ばせるようになったことで、自身を危険に晒すことが少なくなり、パーティ全体の生存性が高まった。
 幾度となくピンチに陥ったパーティを、その腕で支えてきた。

 「コイツ、武器を壊すんだよ!」

 豪腕でパーティを守るアタッカー
グレネス 【種族など】人間 女性 真なる中立 19歳
【クラス】12レベル/ファイター11 バトルマスター
【能力値】
筋力:22/+6 敏捷:16/+3 耐久:18/+4
知力:13/+1 判断:13/+1 魅力:8/−1
【特技】特殊武器習熟(ガリアンソード) 武器熟練(ガリアンソード) 武器開眼(ガリアンソード) 近接武器体得(斬) 上級武器熟練(ガリアンソード) 強打 薙ぎ払い 回避 強行突破 背に目あり 迎え討ち 猛攻
【主な装備】+2キーン・スペル・ストアリング・アダマンティン製ガリアンソード +3チェインシャツ +1アニメイト鋼鉄製ヘヴィ・シールド ヴェスト・オヴ・レジスタンス(+2) アミュレット・オヴ・ナチュラル・アーマー(+1) グラヴズ・オヴ・デクスタリティ(+2) リング・オヴ・プロテクション(+2) シールド・アザー焦点具用リング ベルト・オヴ・ジャイアント・ストレングス ブーツ・オヴ・スピード アイウーンストーン(桃色) ポーションベルト ポーション各種 武器用三連カプセル保持器 錬金カプセル各種
 ガリアンソードを手に戦うHFN(ヒューマン・ファイター・ナオン)。
 アニメイトされたシールドやアミュレット・オヴ・ナチュラル・アーマー、リング・オヴ・プロテクション(+2)のおかげで、弱点であったACも大幅に補強された。
 さらに≪上級武器熟練≫や≪武器体得≫なども取得して、総合的な戦闘力を上げていく。
 最近は攻撃力に加え、特技の使いどころも身に付き、一端のアタッカーとして地位を固めつつある。

 突撃系の特技を好まないため、以降のダメージ量に不安を覚える。

 「そこで決戦をしようってことでしょう」

 知識と秘術魔法で運命を切り開く軍師
セルマール 【種族など】ハイエルフ 男性 中立にして善 138歳
【クラス】12レベル/ウィザード9 メイジ・オブ・アーケイン・オーダー3
【能力値】
筋力:13/+1 敏捷:18/+4 耐久:16/+3
知力:21/+5 判断:12/+1 魅力:10/±0
【特技】巻物作成 技能熟練(精神集中) 呪文発動時間短縮 即時呪文威力最大化 即時呪文威力強化 呪文共同化 戦う使い魔 抵抗破り
【主な装備】ヘッドバンド・オヴ・インテレクト(+2) ヴェスト・オヴ・レジスタンス(+2) アミュレット・オヴ・ヘルス(+2) ブレイサーズ・オヴ・アーマー(+2) マイナー・リング・オヴ・エナジー・レジスタンス[電気] リング・オヴ・マインドシールディング(所持) リング・オヴ・マジックファング(アマキュア所持) リング・オヴ・プロテクション(+1) バッグ・オヴ・ホールディング(タイプT) パール・オヴ・パワー(2レベル) ボカブズ・ブレスト・ブック ワンド各種 巻物各種 巻物巻き上げ機
 パーティの知恵袋たるウィザード。
 キャラクターの性能ばかりでなく、的確な魔法の選択/使用タイミングでパーティを生き残らせてきた。
 戦術面においても軍師としてアルカライラと双璧をなす。

 「世にある魔術師の父、モルデンカイネン。 お会いできて光栄です」

 高い防御力でパーティを守るディフェンダー
ランツェット 【種族など】アアシマール 男 秩序にして善 23歳
【クラス】11レベル(ECL12)/パラディン(ハイローニアス)11
【能力値】
筋力:16/+3 敏捷:12/+1 耐久:16/+3
知力:9/−1  判断:16/+3 魅力:25/+7
【特技】迎え討ち 強烈な個性 一撃回数追加 信仰の盾
【主な装備】+1ホーリィ・グレートソード +2アダマンティン製フルプレート +1アニメイテッド鋼鉄製ヘヴィ・シールド ヘルム・オヴ・テレポーテーション(ジャッカル型) クローク・オヴ・カリズマ(+4) ヴェスト・オヴ・レジスタンス(+1) ガントレッツ・オヴ・オーガ・パワー(+2) ベリアブド・オヴ・ウィズダム(+2) リング・オヴ・プロテクション(+1) マイナー・リング・オヴ・エナジー・レジスタンス[火] バッグ・オヴ・ホールディング(タイプT) ワンド ポーション各種 武器用三連カプセル保持器 錬金カプセル各種
 ≪信仰の盾≫を取得することで更なる防御力を獲得した、高いACとセーヴが売りのパラディン。
 癒しの手による回復力と併せた高い生存性から、不倒の前線を構築する。
 弱点の一つであった攻撃力はグレートソードを装備したことで上昇したが、相変わらずイニシアチブは低いまま。
 イニシアチブの最下位をミーポと争い中。

 会社のトラブルで途中抜け出ることに。
 何でこの人はキャラロールするべきところで、居ないんだろう?

 「次は俺の番だ! 気合で当てる! パラディンとして!」

 眼と耳でパーティを守る探索者
リースリット 【種族など】人間 男性 中立にして善 26歳
【クラス】12レベル/ローグ6 レンジャー6
【能力値】
筋力:15/+2 敏捷:16/+3 耐久:14/+2
知力:14/+2 判断:14/+2 魅力:12/±0
【特技】技能体得(魔法装置使用) 精密射撃 武器の妙技 武器熟練:ショートソード 追跡 持久力 イニシアチブ強化
【主な装備】+3アンデットペイン・ダガー +1ショートソード +1錬金術銀製ショートソード 高品質コンポジット・ロングボウ(マイティ+2) +3ミスリル製チェインシャツ ゴーグル・オブ・マイニュート・シーイング クローク・オヴ・カリズマ(+2) アミュレット・オヴ・ナチュラル・アーマー(+3) ヴェスト・オヴ・エスケープ ガントレッツ・オヴ・オーガ・パワー(+2) リング・オヴ・フェザーフォール リング・オヴ・プロテクション(+4) ブーツ・オヴ・エルブンカインド バッグ・オブ・トリックス(ラスト:赤錆色) バッグ・オヴ・ホールディング(タイプT) ワンド ポーション各種 武器用三連カプセル保持器 錬金カプセル各種
 一行の危険回避担当のローグ/レンジャー。
 技能や特技、クラス能力を駆使し、前衛から後衛までと幅広く活躍する。
 レンジャー呪文を覚え始め、さらに死角がなくなっていく。
 最近はワンドで戦う後衛の人に。

 今回中の人が仕事でお休み……のはずが、さらにひどいことに……。
 

◆INDEX◆

 シーン1 調査
 シーン2 秘術の父
 シーン3 招待
 シーン4 死者の都へ
 シーン5 犠牲
 シーン6 探索
 シーン7 決戦
 シーン8 凱旋
 共同体データ:タグレット
*プレイレポ中に使用された呪文は、レポ内で初使用時に呪文の簡単な説明ページへとリンクしてあります*
*呪文の説明からはブラウザバックで戻ってください*
◆情報収集in掲示板◆

前回解散時、プレイ時間確保のため、呪文による情報収集を掲示板にて行うことになった。
以下はその情報収集の抜粋と再構成である。


レジェンド・ローアによる伝説

・アーティファクト
無限の戦いに身を捧げ、剣に身をやつした赤き炎の悪魔。
剣は同族に身を委ね、地獄の業火を降らせ、憎き無限を焼き尽くさん。
百の同族の血を浴びし時、地獄の剣打ち砕けん。

・アーティファクトの伝説で語られる悪魔
地獄の主に仕えしスコルピオス。
覇を掴まんと策謀の闇に身を浸す。
しかし野望成就たらんとする時、地獄の主の前に策、明らかとならん。
かくして、名をはせし地獄の諸侯スコルピオス、その罪により剣となりいつ終わるとも知れぬ苦しみを与えられん。
後に地獄の主は語れり、百の同胞を屠りし時、その身打ち砕かれんと。


コミューンによる質問と回答

Q1.地獄の剣を打ち砕くのに必要な百の同族の血は、百体なのか。
A1.然り。

Q2.血は、剣で止めを刺した血なのか?
A2.然り。

Q3.血の量は一滴でいいのか?
A3.否。

Q4.必要な数はこれから百なのか?
A4.然り。

Q5.同族とはデヴィルか?
A5.否。

Q6.同族とは炎の悪魔か?
A6.然り。

Q7.炎の悪魔とはピット・フィーンドか?
A7.然り。

Q8.ピット・フィーンドは封印の剣を持っているのか?
A8.然り。

Q9.殲滅したアスモデウス教団の残存兵力はアーティファクトの奪還の為に動いているのか?
A9.然り。


■バード(ギンブル)の伝承知識

・剣を封印した者たちについて
邪な野望を打ち破りし、探索する者達(シーカーズ)。
神威を砕かんと彼の地へと旅立たん。
手段を手に入れるも、彼の地にたどり着く事叶わず、悪鬼の罠に倒れん。
人よ、努々忘れるべからず、人の身に悪鬼悪魔の誘い断り難し。

他、ゴブリン戦争時、セスナー将軍に力を貸し、ゴブリンの背後に居た邪悪な影を打ち破った。
冒険者らしく幾つもの遺跡の探索に成功した。


 
◆シーン1 調査◆

DM:よろしくお願いしま〜す。

一同:お願いしま〜す。

DM:前回あなた方はグレイホークに拠点を置くアスモデウス教団と戦い、これを壊滅することに成功します。 調査などをペイロア神殿の者に任せ、疲れた体を引きずりながらペイロア神殿へと戻りました。 その後も休息を取ることもなく、レジェンド・ローアコミューンなどで情報収集を行い、すでに深夜となっています。

アルカライラ:「そういえばさ、前に手に入れた赤い鱗ってさ、ピット・フィーンドの物でしょう? これを使ってさ、スクライングなりの呪文で調べることができないかな?」

セルマール:「うん。 こっちのレベルも上がってるし、何か調べることができると思うけどね」

ランツェット:「うん。 良いね」

アルカライラ:「シーカーズのこともさらに調べたいし」

グレネス:「うんうん」

DM:正直、シーカーズに関してはシナリオに関係した情報はないよ。

アルカライラ:ああ、そうか。 じゃあ鱗か。

セルマール:「鱗を手に持ってレジェンド・ローアをしてみよう」

DM:なら鱗の持ち主……というかピット・フィーンドのことが頭に浮かぶよ。 「地獄の主に仕えし、深淵の悪魔アメティストス。 アスモデウスの信任厚く、地獄の諸侯を束ねん。 彼の者操りし炎、ステュギアの氷さえ焼き尽くさん。 ゆえにアメティストス、炎の悪魔と謳われん」だって。

セルマール:ん〜要するに、≪擬似呪文能力威力強化≫≪擬似呪文能力威力最大化≫が入っていると思えば良いのかな? それならダメージは90点か。 セーヴに成功すれば45点。 レジスト・エナジープロテクション・フロム・エナジーでもっと減らせるな。 スコルピオスとアメティストスにはつながりはなかったんだね?

DM:伝説で謳われる限りは、ね。

アルカライラ:あと、シーカーズの剣の封印とセスナー将軍て時代が合うの?

DM:うん、合うよ。 特におかしいところはない。

アルカライラ:こんなところかな? 戦闘での注意点がわかっただけでもよかったよ。

ランツェット:わからなくても気合でセーヴする!

グレネス:気合かぁ……。 無理なような気がする。

アルカライラ:「ピット・フィーンドを百人切りするかはともかく、アメティストスは剣で倒す?」

セルマール:「スタートを自分たちで行うか……か」

グレネス:錆びてるんでしょう? ダメージ行くの?

DM:まぁ、両手で使って1ダメージってところかなぁ。

グレネス:……ダメージ減少を抜けないよ? 武器としては使えないって考えて良いのね?

DM:そう。 でさ、アーティファクトを破壊したいなら、開放してアーティファクト状態にしないとできないよ?

アルカライラ:ああ、錆剣のまんまじゃできないのか。 開放するかぁ? でも敵に使われたら……。 う〜ん。

セルマール:儀式に魂を使われたら、魂が失われるんじゃなかったか?

アルカライラ:いや、それがレポ読み返してもどこにもなかったのよ。

ランツェット:まぁ、レポに記述がないだけで、わからないけどね。 「それよりも封印を解かないと止めをさせないのなら、我々がそれを行う必要は無いだろう。 我々の今回の目的は魂の開放だ。 剣の破壊どうこうじゃない。 正直、私が行いたいが力不足は否めない。 より高位の者に託すしかないだろう」 できる状態じゃないしね。

グレネス:「確かに。 てことはやっぱり剣は無視して、義姉の魂を取り戻すってことだね」

アルカライラ:そうだね。 「アーティファクト破壊は頭から捨てて、うちらの目的はアメティストスを倒して魂の開放!」


  このシナリオは、今まであまり表に出てこなかったグレネスに焦点を当てるためのシナリオであった。
  どれだけ大風呂敷を広げていても、実はそれらはグレネスにはあまり関係なく、グレネスにはいつものように身の回りの価値観で解決して欲しいとマスタリングしながら感じていたのです。
  要するに、アーティファクトの破壊はグレネス達がやることではなく、魂の開放を目標にして欲しかったのです。

  グレネス達はここに来て魂の開放を第1目標に据えなおします。
  しかしそうなるとアーティファクトの所在が困ることに……。



グレネス:う〜、錆剣(ヘルズ・オヴ・パニッシュメント)どうしようかなぁ。

一同:う〜ん。

アルカライラ:「とりあえず休んで、明日気分転換して、教団の調査結果を待ちましょう。 で、体調を整えてアメティストスと戦いましょう」

グレネス:「……そうだねぇ」

ランツェット:「ん。 じゃ、休もう」


  一行は休むことに。

 
◆シーン2 秘術の父◆


DM:では前回の引きの通り、調査のために数日経過します。 その間セルマールは調査に参加していたということで。 そして現在の時間は昼。 君達は変わらずペイロア神殿で寝起きをしている。 いつもなら教団の調査に向う時間だけれど、これからどうする?

セルマール:教団の調査に行きます。

アルカライラ:私も行きます。

グレネス:あ、私も護衛でついて行く。

ランツェット:結局みんなで行くんだな。 俺も行くよ。

DM:では、教団の入り口に通じる扉に来ました。 クレリックが二人、警備についているよ。 「こんにちは、調査に入られますか?」

セルマール:「こんにちは。 そうです。 通してもらえますか?」

DM/クレリック:「もちろんです。 どうぞ」 扉を開いてくれるね。

セルマール:「ありがとう」 中に入っていくよ。

DM:了解。 君達は昨日も通った道を進んでいく。 遺体こそ片付けられているが、そこかしこに先日の戦いの後が残っている。 要所要所にはクレリックが警備に立っていて君達に挨拶を送ってくる。 で、しばらく歩いて書物などが収められた最奥部に来たよ。

アルカライラ:戦いの場ではない?

DM:ボスが居たところではないよ。 書物庫みたいな場所。 クレリック達が焚書にする物を選別してたり、戦いの後を片つけたり、書類をまとめてたりと急がしそうに動いているよ。

セルマール:書物があるんでしょ? それを読んじゃって良いのかな?

DM:良いんじゃないですかね?

アルカライラ:私も本を読みに行くよ。

DM:では、すぐ近くで中肉中背で、禿頭で口ひげを生やした男が本を広げています。

アルカライラ:後ろからつつつ〜っと行って、ひょいっと覗き込みます。

DM/???:なら、本を閉じて、君達の方を向いて 「やぁ、君達を待っていたよ」 と話しかけてくる。

ランツェット:知らない人だよね?

DM:知らないね。

アルカライラ:……! すいません、口ひげって顎まである口ひげ?

DM:そうそう。

アルカライラセルマールあぁ……。(納得&溜め息)

DM/???:「君達はいろいろと大変なことに巻き込まれているようだな」

アルカライラ:「失礼ですが貴方は……?」

DM/モルデンカイネン:「失礼。 初めまして。 私はウィザードのモルデンカイネン。 秘術を嗜む者なら名を聞いている者もいよう」

アルカライラ:八者の円のトップだっけ?


  大破壊を防ぐ為に、常に善と悪の天秤を揺らし続けることで、平和な世の中を作り出そうとするグレイホーク世界の大魔術師。
  一時期はアイウーズ軍にいたこともあるとか?
  彼の思想を遂行する為の組織「八者の円」を持つが、その特殊な思想が完全に受け入れられるわけではなく、たびたび構成員と喧嘩別れをしている……らしい。
  何かあったら依頼人として出せるお手軽キャラクター(……なのかな?)。

  PHBには彼の名前を関した呪文が幾つかあり、彼の実力を物語っている。
  最近ではHJ刊のD&Dリプレイ3 若獅子の戦賦−雷鳴山編にも登場した。(是非お読みください)



DM:……と言う感じで、自分なりの思想で世界平和を保とうとするお方です。 とはいえキャラクターはそこまで知らないだろうけど。

一同:了解。

ランツェット:カ○ラと同じ思想か。

グレネス:ああっ! そういうことね。

DM:モルデンカイネンからあっちが作られたんじゃないかな〜。

セルマール:「世にある魔術師の父、モルデンカイネン。 お会いできて光栄です」と返すよ。

DM/モルデンカイネン:「ありがとう。 私も今回の立役者の君達に会えて光栄だ」

セルマール:「貴方のような方が何故ここに?」

DM/モルデンカイネン:「君達に引き合わせたい人物が居てね。 私の知り合いに地獄を旅する一団が居る」

グレネス:地獄を旅するぅ?

セルマール:いや、出来るよ?、街とかあるらしいよ。 呪文で行き来も出来るし。

アルカライラ:その話が出るってことは事情を知ってるってことね。

ランツェット:「是非っ!」

セルマール:「失礼ですが、その一団とは?」

DM/モルデンカイネン:「ハイローニアスのパラディン、ジルベールを筆頭とする冒険者パーティだ」

アルカライラ:うへぇ〜。 ハイローニアスってことは狂信的なんでしょう?

DM:何を言うか! ちゃんとハイローニアスの教えを遂行しているだけだ。 曲解とかしてないぞ!

セルマール:D&D世界では狂信的なのは少ないと思うけど……まぁ、盲信的かなぁ。

アルカライラ:なるほど! 盲信的ね。

ランツェット:盲信者ですかぁ……。 俺もハイローニアスなんですけど〜。(笑)

DM/モルデンカイネン:「君達はヘルズ・オヴ・パニッシュメントを破壊する為に、託すことの出来る、信頼できる人物を探しているはずだ」

セルマール:「確かに。 今の私達にヘルズ・オヴ・パニッシュメントの破壊条件を満たすのは無理です。 そして持ったままというのも……」

DM/モルデンカイネン:「うむ。 そこで実力でも信用としても最適だと思われる、地獄を旅する一団“世に雷を示す者達”を紹介する為に来たのだ」 <知識:地域>で判定どうぞ。 難易度10なので、ランクを振ってなくても振れます。

一同:(コロコロ)成功。

DM:では、リーダーであるハイローニアスのパラディン、ジルベールを筆頭とする一団で、実力でも人物的でも高い評価を得ている。 冒険者の間でも彼らに憧れる者は少なくない。

アルカライラ:彼らの行動の性質はどういうもの? 大事を成すためなら小事は切り捨てる……とか。 モルデンカイネンてそういうキャラじゃない? だからどうなのかなって。

DM:リーダーはパラディンらしいパラディン。

アルカライラ:……弱きを助け、強きを挫く?

DM:違う。 弱きを助け、悪を挫く!(一同笑)

アルカライラ:なるほど! OKOKOKOK! それなら表面的には信用しても良いかな。

ランツェット:俺はもう全面的に信頼してるけどな。

DM:まぁ、ランツェットのレベルアップ版が一番イメージが簡単かな? ウルトラマンとか仮面ライダーとか、あんなヒーローってことで。

アルカライラ:モルデンカイネンが間に入ってるから不安でさ。

ランツェット:仲介者の問題でしょ。

DM/モルデンカイネン:ひでぇ! ま、いいや。 進めるよ? 「背景や破壊方法などは私の方でも独自に調べておいた。 できれば今後のことについていろいろと話し合いたいのだが……場所を移さないかね?」

グレネス:回り、人結構居るもんね。

アルカライラ:それに反対はしないけど、“ここで調べることは?”って目でセルマールを見る。

セルマール:「モルデンカイネンのことです。 私達がここで調べたいこともすでに調べ上げているでしょう」

グレネス:「なるほど。 うん、私も良いよ」

アルカライラ:じゃあ、行きましょう。

DM:では君たちはモルデンカイネンの後をついて教団を後にした。 しばらく外を歩き、塔に入っていく。 そこで君たちはある部屋に通される。 部屋の中にはポータルがあり、それをくぐるとどこかへとテレポートした。 何回か繰り返すと、狭い部屋に出る。

アルカライラ:「何度テレポートさせるんだ!」

DM:街中で呪文使うわけにはいかないからなぁ。 普通は禁止されてるもんだ。 で、狭い部屋には扉があってモルデンカイネンはそこをくぐる。

セルマール:「終点みたいですね」 ついて行きますよ。

DM:そこには中央に大きな円卓がある部屋で、白い壁には天井付近に空気取り入れ口の小さな窓しかない殺風景な部屋だ。 君達を見ると太った男性とスレンダーな女性が席を立って君たちを迎え入れるよ。

一同:……。

DM:君達を迎え入れたモルデンカイネンは 「ようこそ、八者の円へ。 まずは座ってくれたまえ」と声をかけてくる。 すると円卓のアニメイトされた椅子が君たちが座りやすいように引かれるよ。

アルカライラ:やっぱりアニメイトか!

DM:イメージとしてはディズ○ーアニメ映画の動きだね。 顔なんかがあって 「俺に座りな?」 みたいな。

グレネス:なんか、座りにくいんだけど。(笑)

DM:君達が席に着くと、太った男が 「どれ、ワシが美味い珈琲を入れよう」 といって席を立つ。 そしてモルデンカイネンが紹介を始める。 「では改めて。 私が八者の円なる組織の指導者、モルデンカイネン。 秘術に身を捧げた者だ。 八者の円とは世界の平穏を願い、大きな悪と戦う集団だと思って欲しい。 そちらの女性がジャラージ、あちらの男がオットー。 どちらも私と志を共にする者だ」 ジャラージと紹介された女性が軽く会釈を、オットーと紹介された男がポットを軽く掲げて挨拶するよ。

セルマール:それならこちらも自己紹介をしよう。

ランツェット:まぁ知ってるんだろうけどな。

グレネス:ああ、うん。 だろうね。

DM:自己紹介には「はじめまして」とか「よろしく」とか極普通の返事を返される。 で、しばらくすると、アニメイトされたティーワゴンが近づいてきて、珈琲を差し出してくれるよ。

アルカアイラ:こ、こぼれそうだ。(笑)

DM:口をつけると、今まで飲んだどの珈琲よりも美味しかったよ。 「おかわりが欲しくなったら言ってくれたまえ」 オットーも席に着いて珈琲に口をつける。

アルカライラ:アニメイトされたポットが入れてくれるんだな。 まんまディズニーの美女と野獣だな。

DM/モルデンカイネン:「一息入れたところで本題に入ろう。 まず君達に今後の行動を聞きたい。 私達としては名のあるピット・フィーンドがこの物質界に存在しているということは、危険を呼び寄せ、世界のバランスを著しく崩す可能性が高い為、排除したいと考えている」

セルマール:「それに関しては同じ考えです」

DM/モルデンカイネン:頷いて、「それともう一つ。 君達が持つ、そのアーティファクトだ。 私としてはそれを破壊したいと考えている」

グレネス:「概ね賛成です」

DM/モルデンカイネン:「破壊する為には封印を解き、決められた手順を踏まねば――そう、百体ものピット・フィーンドを封印の解かれたヘルズ・オヴ・パニッシュメントで倒さねばならない」

グレネス:「はい……でも、封印を解くには5人の魂を捧げる必要があると……」

DM/モルデンカイネン:「うむ。 君達の事情は承知しているつもりだ。 ヘルズ・オヴ・パニッシュメントの破壊よりも犠牲者の復活を優先していると言うことも」

ランツェット:どっから調べて来るんだ?

DM/モルデンカイネン:さぁ? まぁその手の部下や協力者はたくさん居るだろうからね。 「……問題としているのは、儀式に捧げられた魂が破壊されるか、それとも開放されるかということだろうが……私にもその答えを用意することはできなかった。 君達はその答えを持っているかね?」

アルカライラ:「私達も調べたのですが、確たる答えは……ただ、この話を最初に持ってきたデーモンは、”儀式を阻止すれば魂は開放される”というものでした。 デーモンが嘘をついていないのは確認していますが、すべてを話したか、すべてを知っていたかは疑問です」

DM/モルデンカイネン:「ふむ、なるほど。 あえて君達に接触してきたのだ。 そのデーモンもすべての情報を持っていたとは考え難いな。 ……その答えを手に入れることで君達の行動も変わると思うが、早急に確認を取ってもらえまいか?」

グレネス:確認って? どうやって?

セルマール:コミューンディヴィネーションあたりの呪文を使えってことじゃないかな?

グレネス:ああ〜。 なるほど……って、これだけ偉大な人達なのに自分では使えないの?

アルカライラ:いや、この人達ウィザードなので……。

グレネス:あ、そうか。

DM:コンタクト・アザープレインとかは使えるけど。

セルマール:コンタクト・アザー・プレイン使うと知力が減るかもしれないからね。 クレリックみたいにあまり気軽には使えないのよ。

グレネス:わかりました〜。

DM/モルデンカイネン:「さて……確認だが、私達は君達に代わり、この件を解決に導くこともできる。 だが、私達も忙しい身でな。 できるならば君達に任せたい。 どうするかね?」

セルマール:モルデンカイネンがどういうことをしてるかって知ってて良いのかな?

DM:彼の人物像の表の情報はわかりますが、裏の情報ですからねぇ……<知識:地域>を振ってください。 成功すればセルマールはモルデンカイネンの行動を知ってて良いですよ。

セルマール:<知識:地域>は (コロコロ)お、30。

DM:それならモルデンカイネンの、八者の円の裏の活動も知ってて良いですよ。


  ここで言う裏の活動とは、各勢力に働きかけて世界のパワーバランス取る活動の事を指している。
  モルデンカイネンはバランスを取る為ならば悪の計画に加担することもあるのだ。


セルマール:了解。 「……あなた方の力は強大ですが、下手に動けば世界の天秤を動かしてしまうでしょう」

DM/モルデンカイネン:「……。 確かにそういうこともある」

セルマール:「お察しいたします」

DM/モルデンカイネン:その言葉にモルデンカイネンは頷くよ。 「もし君達がピット・フィーンドの討伐を引き受けるならば、協力する証としてピット・フィーンドの力を弱めるアミュレットを渡そう」


  ここは“キャラクターの力を強めるアミュレット”の方が良かったかもしれない。
  世界観的に敵の力をセーヴするよりも、自らの力を強くする方がやりやすいと思うから。
  キャラクターのデータが大きく変動することは、プレイヤーの重荷となるので微妙だが。



アルカライラ:レベル下げてくれるんですね! ……まんまカ○ラ戦だなぁ。(苦笑)

DM:あっちは魔法を封じてくれるだけでしょ。 こっちは脅威度を20+から18に下げてくれるよ。

セルマール:経験点が無駄にならない。(笑)

DM:(まずはそこか!) 脅威度下がることでACが30になるし命中も10下がる。 呪文抵抗も5下がる。

一同:スゲー!

グレネス:これだけでもぜんぜん違うよ! 戦えるよ!

ランツェット:でかいよ! でかいよ!!

DM:ただHPやダメージなんかは変わらない。 あくまでも命中とAC、呪文抵抗のみだね。 あとは君達に[火]への抵抗20がつくよ。

セルマール:抵抗20もかぁ。 「これなら勝てる!」

グレネス:「うん! やろう!」

アルカライラ:「では、こちらで失礼して」 巻物取り出してコミューンを使うよー。 9つの質問ができるね。

DM:はいはい。

アルカライラ:最初の質問は 「ヘルズ・オヴ・パニッシュメントの封印を解く儀式に使用された魂は失われてしまいますか?」で良いよね?

セルマール:うん。

アルカライラ:次は 「デーモンがどうしているか」 質問しない?

ランツェット:ああ、あれ以来出てこないからね。 今頃どこでなにしてるやら。

グレネス:それを聞いておかないと決戦の後に出てこられても困るね

DM/モルデンカイネン:それを話し合っているんだよね? するとモルデンカイネンが 「デーモンはアイウーズを拠点として動いているようだ。 だが、目障りだったのでな。 こちらに出てきているデーモンは“ナイト・オヴ・ザ・カリス”に通報した」

セルマール:そっちが動いたか! 「それはありがたい」

DM:(電話を持つポーズで)あ、もしもし? カリス騎士団ですか? ○○にデーモンがいるんで何とかしてくださいよぉ。 ハイ。 ハイ。 ええ、そうです。 はい〜よろしくお願いします。 では、失礼しまぁす……って感じ。(一同爆笑)

ランツェット:そしたら出張っちゃったんだ。(笑)

DM:走って行ったよ。(笑)

アルカライラ:良かった〜。 って、質問が埋まらないんですけど。

一同:う〜ん。


  結構長い時間、質問を決める相談が続いた。
  質問と答えは以下の通り。


コミューンによる質問と回答

Q1.封印の短剣に封印された魂はヘルズ・オヴ・パニッシュメントの復活の儀式に使用されたら消滅するのか?
A1.否。

Q2.封印の短剣に封印された魂はヘルズ・オヴ・パニッシュメントの復活の儀式に使用されたら破壊されるのか?
A2.否。

Q3.封印の短剣に封印された魂はヘルズ・オヴ・パニッシュメントの復活の儀式に使用されたら解放されるのか?
A3.然り。

Q4.今ピット・フィーンドがいる死者のゆりかごで儀式ができる時間的余裕は5日以内か?
A4.然り。

Q5.今ピット・フィーンドがいる死者のゆりかごで儀式ができる時間的余裕は3日以内か?
A5.然り。

Q6.今ピット・フィーンドがいる死者のゆりかごで儀式ができる時間的余裕は1日以内か?
A6.然り。

Q7.他の死者のゆりかごに移動するのか?
A7.然り。

Q8.別の死者の死者のゆりかごで儀式ができる時間的余裕は5日以内か?
A8.一番近い周期の場所であれば否。

Q9.別の死者の死者のゆりかごで儀式ができる時間的余裕は10日以内か?
A9.一番近い周期の場所であれば否。



セルマール:私たちが行ったことのある死者のゆりかごでは今日で儀式ができないのか……。

アルカライラ:ピット・フィーンドも移動を考えてるなら、次の移動先を把握しないといけないのね。

セルマール:モルデンカイネンなら死者のゆりかごの位置を知っているんじゃないか?

DM:その話しの前に。 交信が終わったとほぼ同時に”チャリンチャリン”って音が室内に鳴り響くよ。

グレネス:は? どこから?

DM:どこということはなく部屋全体に響く。 ぶっちゃけるとアラームの呪文ね。

グレネス:ああ〜、はいはい。

ランツェット:「なんだ?」

DM:モルデンカイネンが 「彼が到着したようだな。 先ほど言った君達に引き合わせたいパラディン、ジルベールだ」


  と、ここでランツェットの中の人が仕事の関係で退場。
  キャラロールをするべき(見せ場?)で、いつも居ないランツェットの中の人……。



DM:しばらくすると扉がノックされる。 モルデンカイネンが返事をすると 「失礼します」 という声と共に扉が開かれ、天野が描くようなパラディンが入って来るよ。(笑)

一同:天野!(一同笑)

DM:彼はモルデンカイネンをはじめ、オットー、ジャラージに挨拶をした後、君達ににこりと笑顔を向ける。 ……うぉぉぉぉぉぉぉ! ランツェット帰ってこぉ〜〜〜い!(一同笑)

アルカライラ:はいはい。

DM:ジルベールは 「“栄光の夜明け”の方々ですね。 あなた方の活躍は聞き及んでおります。 どうぞよろしくお願いします」 と挨拶した後、モルデンカイネンに勧められて椅子につく。 その後、しばらく話しをして、君達は彼が信用できそうな人物という感触を得たよ。


  掛け合いをするべきランツェットが居ない為、グダグダな登場となったジルベール。
  ランツェットとの対比や掛け合いでキャラ立てしようと思っていたので、かなり空気なNPCになってしまった。
  用意されていた会話シーンもスキップされ、DMの「信用できそうだ」の一言で終わることに。



一同:は〜い。

DM/モルデンカイネン:「そろそろ君達の心も決まったことだろう。 ヘルズ・オヴ・パニッシュメントの封印を解き、ジルベールに破壊を託す。 その為に君達には件のピット・フィーンドを倒してもらいたいと思っている。 どうするかね?」

セルマール:「我々の本来の目的は、殺され、奪われた魂の解放と復活です。 その為にピット・フィーンドと戦わねばならないというのであれば、やぶさかではありません」

アルカライラ:「正直に言って、私達にとってヘルズ・オヴ・パニッシュメントの破壊というのは行きがかり上のことでした。 もちろん看過できるような問題ではなかったのですが……。 幸い、ヘルズ・オヴ・パニッシュメントの封印を解く儀式に使われた魂が破壊されることはないとの答えをコミューンによって得ましたので、破壊する為に復活を行うことについては、私達に異存はありません」

DM/モルデンカイネン:「その復活の儀式ではあるが、どれだけ調べても詳細はわからなかった。 ピット・フィーンドから聞き出すか、ピット・フィーンドに復活の儀式を行わせ、終了した瞬間に奪うか……」

グレネス:「ヘルズ・オヴ・パニッシュメントを返してアメティストスに儀式をやらせるのは危険だと思う」

アルカライラ:「しかも逃げられたら……」

グレネス:「綱渡りだよね」

一同:……。

アルカライラ:う〜む、もう一度コミューンを使って儀式のことを聞くか……。

DM/モルデンカイネン:その前に。 「では、君達にピット・フィーンドとヘルズ・オヴ・パニッシュメントの復活、または儀式の詳細の入手を任せてもよろしいな?」

グレネス:「はい」

セルマール:「わかりました」

DM/モルデンカイネン:「うむ。 それではこの件は君達に託す。 よろしく頼む」

セルマール:「はい。 後、必要な情報として、死者のゆりかごの位置が知りたいのですが」

DM/モルデンカイネン:「それらの情報も併せて、私が手に入れた情報をすべてこの水晶玉に込めた」 と言って直径15センチくらいの水晶球を渡してくれるよ。 質問には文字が浮かぶそうだ。

セルマール:「ありがとうございます」

アルカライラ:アメティストスがどこにいるかとかもわかる?

DM:いや、それは無理。 ただ、モルデンカイネンが知っている死者のゆりかごの位置がすべて表示される。

アルカライラ:ふ〜ん。 探すのはコミューンとか使わないとダメなのかな……。

DM:後、水晶球と共にアミュレットが一つと巻物が2枚、君達の前に置かれた。 「これが件のピット・フィーンドの力を弱めるアミュレットだ」 起動には移動アクションを使用し、アミュレットを起動したキャラクターの次のターン開始時に効果を表す。 効果時間は100ラウンドしか持たないので注意してね。

セルマール:移動アクションね。 了解。

グレネス:その1ターンは危ないなぁ……。

DM:水晶球は解決後に返却してください。 巻物はゼロット・パクトね。

アルカライラ:ゼロット・パクトか。 ラッキー。 それなら他のパクト呪文をかけようっと。

DM:渡されるアイテムはこれくらいかな。 そろそろ会談は終了で良い?

一同:どうぞ。

DM/ジルベール:では、最後に。 「私達も一緒に行ければ良いのだが、こちらも急を要する事件を抱えている。 ヘルズ・オヴ・パニッシュメントの事はあなた方に頼むしかありません。 よろしく頼みます」

セルマール:「アメティストスに用があるのは私達です。 お任せください」

アルカライラ:倒したあとヘルズ・オヴ・パニッシュメントの封印を解いて渡せば良いんだよね? (DM頷く)了解。

DM/モルデンカイネン:「次に会う時はそれぞれが無事、役目を果たした後としたいものだな。 君達の武勲を祈っている」

グレネス:「そちらもがんばってください」

DM:では、モルデンカイネンとジルベールとの2時間ばかりの会談は終了した。
 
◆シーン3 招待◆


DM:君達は再度ポータルをくぐり、元の塔から出てきたよ。 これからどこに向う?

セルマール:ペイロア神殿に戻るか、どっかに宿を取って身を隠すか。

アルカライラ:それよりもまずコミューンの巻物買いたい。

セルマール:ああ、そうだね。 んじゃあ買っちゃおう。

DM:了解。 ……巻物買った?(アルカライラ頷く) では、買い物が終わり、ペイロア神殿に向っているとセルマールにセンディングが飛んでくる。

セルマール:センディング? ああ、メッセージが飛んでくるやつか。 なんて?

DM:“カルト教団にホーンド・デヴィル現る。 メッセージを残しホーンド・デヴィル撤退。 調査隊の被害甚大”

一同:なにぃ!?

セルマール:みんなに話すよ。 そして“直ちにペイロア神殿に向う”と返信をする。 ペイロア神殿にはみんなで行く? カルト教団と二手に分かれる?

グレネス:私はペイロア神殿について行くよ。 

アルカライラ:みんなで行こう。 襲われるかもしれないし。

DM:了解。 では君達はペイロア神殿に急行した。 到着すると、負傷者や遺体の搬入で蜂の巣を突付いたような騒ぎになっているよ。

グレネス:中に入っていくよ。

DM:では、あなた方の世話をしてくれていたクレリックの方が出てきます。 「ああ、よかった。 あなた方は無事でしたか」

セルマール:「侍祭殿、カルト教団の本拠地にホーンド・デヴィルが現れたとか」

DM/侍祭:「はい。 報告ではテレポートして来たそうです」

グレネス:どんぐらい犠牲者が出てるの?

DM:20〜30人ぐらい。 怪我人も結構居るね。

グレネス:結構ひどいなぁ。

アルカライラ:まぁ、レベル的に叶わないのが多かったんでしょう。 不意をうたれた訳だし。

セルマール:「……私たちが居れば対応できたかもしれません。 席を外さなければ……」

DM/侍祭:「いえ、襲撃が想定されるはずなのに、警戒を怠って調査にかまけてしまった我らの落ち度です。 お気になさらず」

グレネス:そうは言っても……。

アルカライラ:まぁ、仕方ないよ。

セルマール:「……わかりました。 ところで私たちに向けてのメッセージがあるとか?」

DM/侍祭:「確かにありましたが……お伝えして良いものかどうか……」

セルマール:「私達あてのメッセージなのでしょう? それならば聞かなくてはなりません。 そして決着をつけなければ。 そうでなければ、ここに居る者に対して顔向けできません」

DM/侍祭「そうですか……わかりました。 メッセージは“死者の都、ドラスメアの地下にて待つ”と」

グレネス:要するに場所を指定してきたわけね。

セルマール:ドラスメアの地下にも死者のゆりかごがあるのか……? モルデンカイネンにもらった水晶球を起動させて調べてみるよ?

DM:では、ドラスメアの文字がバッチリ浮かび上がるね。

一同:……。

セルマール:「どうしますか?」

グレネス:「そこで決戦をしようってことでしょう」

セルマール:「そういうことでしょう」

アルカライラ:「手間が省けて良いんじゃない? 問題はどうやって儀式をさせるかだけど」

セルマール:「そこら辺は買って来たコミューンの巻物で調べましょう」

アルカライラ:「ああ、うん。 そうだね」


  と言うわけで、またまたコミューンタイム。
  とりあえず教会の奥に場所を移して巻物を使用。


コミューンによる質問と回答

Q1.ヘルズ・オヴ・パニッシュメントの復活の儀式はデヴィルのみが実施可能か?
A1.否。

Q2.ヘルズ・オヴ・パニッシュメントの復活の儀式は人間にも実施可能か?
A2.然り。

Q3.ドラスメアの死者のゆりかごでピット・フィーンド、ホーンド・デヴィル、ボーン・デヴィル、レムレー、インプ以外のモンスターは居るのか?
A3.否。

Q4.ドラスメアに我々に敵対する勢力は存在するのか?
A4.おそらく。

Q5.アメティストスはドラスメアの死者のゆりかごにいるのか?
A5.否。

Q6.アメティストスはドラスメアの死者のゆりかごにいたるどこかに居るのか?
A6.然り。

Q7.ドラスメアに居るアメティストスは、ホーンド・デヴィルと共に居るのか?
A7.然り。

Q8.ドラスメアの地下の層は5以下か?
A8.否。 5階層以上の深さを持つ(元)都市である。

Q9.ドラスメアに居るデヴィル以外のモンスターの最大脅威度は10以下か?
A9.否。



グレネス:脅威度10以上かぁ……。

セルマール:いや10以下は脅威に感じないだろう。

アルカライラ:呪文はどうしようかなぁ。

セルマール:……そうだよなぁ。 どの呪文を取るか……って、そういえば。 DM、グレイホークからドラスメアまではどのくらい?

DM:歩いて数ヶ月♪

グレネス:遠!?

アルカライラ:私たちがテレポートできる場所で一番近いところはどこ? そこからならどのくらいなの?

DM:まぁ、言える事は一つ。

一同:ん?

DM:おとなしくテレポート・グレーターを使えや。(笑)

セルマール:買えと!? (笑)

DM:呪文サービスで良いじゃん。 パクト系の呪文を使うなら、かけた後に1日おいて覚えなおした方が良いんだし。 今から予約しとけば?

アルカライラ:そうか。 じゃあ、そうしようか。

グレネス:じゃあ、呪文サービスの予約しとく。

セルマール:<知識:地域>でドラスメア調べられますか?

DM:どうぞ。

セルマール:(ころころ)30! これは大丈夫だろう。

DM:では、ドラスメアの正確な位置が分かった。

セルマール:ドラスメアの歴史とか伝説とかを知りたいんだけど。

DM:<知識:神秘学>でどうぞ。 25以上でわかるよ。

アルカライラセルマール(コロコロ)成功!

DM:了解。 ドラスメアはその昔、地下に不安定は負のエネルギーがあふれ、住民全てがアンデッドへと変貌してしまったと言う。 現在はその力に引き寄せられ、数多くのアンデッドがうごめいている。 さらに力のあるアンデッドもこの都市を根城にしている。 都市には財宝が埋まっているはずだが、それを求めようとする者は現在ではいない。 ドラスメアの中心の城から広がる迷宮を潜り抜けることで、負のエネルギーにアクセスできるのではないか、と考えられているよ。

グレネス:そこに行くまでどれくらいの敵が居るの?

DM:いっぱい。

一同:……。

DM:まぁ、ほとんどがスケルトンなんかだからさ。 安心して良いよ。

一同:……。


  そして一行の準備が始まった……。
  ゼロット・パクトストールワート・パクトなどの呪文をはじめ、各種準備を終えた一行。
  最近の戦闘中のリースリットの行動(ワンドによる支援)を考慮し、ヘルズ・オヴ・パニッシュメントの所持担当をリースリットにすることで戦闘能力を調整し、他の者の負のレベルを解呪してからドラスメアに向うことに。
 
◆シーン4 死者の都へ◆


DM:では準備は終わったかな? 終わったのなら時間を進めて、翌日呪文サービスを受けた後にするけど。

一同:どうぞ〜。

DM:では、あなた方はテレポート・グレーターの呪文サービスを利用して小高い丘に移動します。 眼下にはすでに廃墟となった灰色の都市、ドラスメアを臨むことができます。 そしてあなた方を連れてきたウィザードが言います。 「見るがよい、あのうごめく姿を。 あれが全て生ける死者なのだ。 聞くがよい、風に乗る怨嗟の声を。 これだけ離れてもなお、憎しみの声は消えることはない。 気を付けるが良い、あそこには幾万の死が蔓延していることだろう。 くれぐれも冷たき死の腕(かいな)に抱かれぬようにな」

アルカライラグレネス「……」 無言で頷きます。

セルマール:「ありがとうございます。 無事に戻れたならば、また訪ねていきます」

DM/ウィザード:「……では、あなた方の無事を祈り、来訪をお待ちしていよう。 それでは失礼する」 彼はテレポートで帰ったね。

グレネス:はぁ〜い。

DM:ドラスメアの都市部と地下の数階層はあまり強いアンデッドは出てこないので、ぶっちゃけ最後の2階層だけダンジョンアタックするということで良いかな? そうすると君達の活動時間は残り2時間となってしまうけれど。

アルカライラ:呪文を使って移動時間を短くできない? フライとかファインド・ザ・パスで。

DM:ザコ戦とはいえ時間はかかるだろう。 数も多いしね。 で、それをやらない代わりに呪文も減っていないと言う形だけれど。

セルマール:そっちの方が良いんじゃないかな?

アルカライラ:了解。 ならそれで良いよ。

グレネス:プレイ時間短縮にもなるしね。

DM:では、ハイド・フロム・アンデッドの呪文を使い、君達は死者の街に踏み入る。 アンデッドの数の多さから進むことも困難であったが、崩れた王城の最下層からさらに地下へ下っていく。

アルカライラ:探索はしてるの?

DM:宝物なんかの探索はしてないよ。 降りることを最優先に行動してるって考えてるけど。

アルカライラ:ん。 ならいいや。

DM:数階層下るとモーグと出くわし、戦闘となる。 それを機に呪文の効果が切れ、君達に襲い掛かる死者の軍団。 探索する時間よりも戦いに明け暮れる時間の方が長かった。 だが、それらを突破し、さらに地下へと下っていく。

グレネス:ど、どれだけ倒したの?

DM:いっぱい!

一同:……。

DM:そして、いくつの階層を降りてきたのだろう? 気がつけば周りの空気が更なる冷気の立ち込める階層へと足を踏み入れた。

アルカライラ:ここから本番ってことね?

DM:(マップを広げ)そう。

マップはフリットマップ:ダンジョンを使用。

グレネス:わ〜、ダンジョンが描いてある!

DM:ホワイトボードマーカーで書き込める便利なフリップマットをよろしく!(笑)

グレネス:誰に宣伝してるの?(笑)

セルマール:どこの回し者なんだよ?(笑)

アルカライラ:ここからフライを使う?

セルマール:ファインド・ザ・パスの効果時間があるからね……。 使っとく?

グレネス:移動速度が上がるんだよね?

セルマール:そう。 じゃあ、使っておくか。 フライ・マスをダウンロードして使う。

DM:了解。 では、君達の体は意思により浮かぶことができるようになった。 

アルカライラ:こっちもファインド・ザ・パスを使います。 “この階層から下にある、次元界を超える門のある部屋”を指定します。

DM:了解。 では、アルカライラにはでっかい矢印が見えるよ。


  その他にもプロテクション・フロム・エナジー[火]をグレネスとミーポにかけたり、シルバーシーンの用意をする一行。


アルカライラ:準備はOKですね? では、がんばりましょう! 進みます。

DM:では、すぐ目の前に赤い半透明な壁があるよ

アルカライラ:赤ってことは……罠? そのエリアに入ったら危ないってこと?

DM:そうだね。

アルカライラ:DM、ワンドで常時ディテクト・マジックもかけておくからよろしく。

セルマール(リースリット):エリアの前まで進んで<捜索>をします。 (コロコロ)31です。

DM:では、ディテクト・マジックに反応がある。 <捜索>で呪文の罠があることがわかったよ。

セルマール:魔法の罠ぁ〜?

アルカライラ:数ラウンド見てるとわかるんだよね? ちょっと時間かけるけど。

DM:では<呪文学>で判定を。

アルカライラ:(コロコロ) 28。

DM:防御術です。

セルマール:防御術ぅ? ……何だろう。

アルカライラ:(PHBをめくって)……わかんない。 

セルマール(リースリット):なんにしろ解除しよう。 <装置無力化>は……(コロコロ)30。

DM:解除できませんが、発動もしません。

セルマール:……。 ディスペル・マジックの巻物を取り出して使います。 こんな時のために術者レベル上げたやつを買っておいたんだ。 (コロコロ)術者レベル判定は29。

DM:(ん〜と、解呪判定は28か。 結構高いな) なら、解呪できた。

アルカライラ:何の呪文だったんだろう……。

セルマール:わからん。 とりあえず進むよ。

DM:了解。 君達が進み、柱の間に進むと、両脇にある泉から激しく水音を立てて、何者かが姿を現した。 それはガチャガチャとが組み上がり、白い棒状の体をしている。

アルカライラ:見たことは?

DM:あるけどありません。 骨です。 四足で、尻尾があります、肩口からも1対の腕のような、翼のような物が伸びています。

グレネス:なんじゃ?

セルマール:<知識>判定したいけど。

DM:<知識:宗教>でお願いします。

アルカライラ:(コロコロ)28。

セルマール:(コロコロ)17。

DM:28ではわかりません。 骨っぽい物が組みあがったってことで。 もしかしたらボーン・ゴーレムかも?

アルカライラ:なるほど。 了解。 場所から考えればスケルトンだけどね。

セルマール:では戦闘かな。

アルカライラグレネスアッチブ〜!(コロコロ)


 ■1ラウンド/アルカライラ→リースリット→ミーポ→グレネス→ランツェット→アマキュア→デカ骨A&B→セルマール(以降のイニシアチブはPCのみ一文字目で表記)

 
アルカライラ:行きます。 私から40フィート……敵も入りますね。 プレイヤー発動。

DM:了解。 いきなりレベルが下がった気分。

アルカライラ:あ、そうだ。 ファイド・ザ・パスの矢印はどっち向いてるの?

DM:君達から見て右に向いているよ。

アルカライラ:了解。 そっちに向って移動して終了。

セルマール(リースリット):リースリットの行動だけど……相手が骨かぁ〜。 アンデッドにしろゴーレムにしろ、ダメージ減少があるのか。 ショートソードじゃ辛いなぁ。
 

ドラゴンのスケルトン(特に超大型!)のミニチュアがないので代用。
アルカライラ:じゃあ、アンデッド・ベイン・ダガーに持ち換えれば? ゴーレムだと効かないけど。

DM:それかマジック・ミサイルのワンドを抜いて攻撃するか。

セルマール(リースリット):やっぱりそれかぁ。 じゃあ、移動してマジック・ミサイルのワンドを抜いて終了。

DM/ミーポ:グレネスに 「エンラージ・パースンかけて良いか?」 だって。

グレネス:え〜? どうしよう……?

アルカライラ:あまりダメージを受けずに進みたいんだけど……。

グレネス:じゃあ、断る。

DM/ミーポ:じゃあ、マジック・ミサイルにしとく。 射線が通るとこまで移動して、Aにマジック・ミサイルを自分のスロットから発動。 半透明の[力場]の矢が刺さって、14点のダメージ。

グレネス:う〜、移動アクションで鞭剣状態にして進むか。 機会攻撃を受けて接敵するか……。 (ぶつぶつ)仕方ない。 1ラウンド遅れるよりも接敵しちゃおう! 移動して近づきます。 機会攻撃どうぞ!

DM:だから、攻撃範囲を増やす為にエンラージ・パースンいるかって聞いたのに。 (コロコロ)機会攻撃はAC33まで命中。

グレネス:33!? 当たるよ!

DM:「骨のモンスターは大きく顎を広げ、無造作に近づく君に噛みついた!」 ダメージは14点!

グレネス:了解。 ところで、かけて貰っていたゼロット・パクトとか発動する?

DM:しない。 コイツは中立にして悪だ。

グレネス:よかったぁ〜。 さ、こっちの攻撃。 ≪強打≫……は、入れないでいいや。 (コロコロ)27まで命中。 当たってたら32点ダメージ。

DM:了解。 グレネスの手に一瞬鈍い痺れが走るよ。

グレネス:は?

セルマール:ダメージ減少の演出だよ。 斬ダメージだからダメージ減少されるの。

グレネス:ああ、そっか! そんなのがあったねぇ。

DM:そういうことです。 では次は……?

セルマール(ランツェット):ランツェットです。 移動して接敵。 機会攻撃どうぞ。

DM:いや、機会攻撃は1回しかできない……って、ああっ!

一同:どうしたの!?

DM:グレネス、さっきのダメージなし。 コイツ、まだ自分の番じゃない。 立ちすくみだわ。

グレネス:そうだ! そうだった、了解。

セルマール(ランツェット):攻撃するよ? (コロコロ)命中して21点。

DM:ダメージ減少で16点のダメージね。

セルマール/アマキュア:フリーアクションでブリンクを発動して、もういっちょフリーアクションでディメンジョン・ドア。 敵の後ろに出て挟撃状態にして攻撃。

DM:フリーアクションでディメンジョン・ドアはつえぇ。

セルマール/アマキュア:ふっふっふ。 そうなのだ。 (コロコロ)33で命中して、ダメージは8点。 行動は終了。

DM:了解。 噛みつきは全てのダメージタイプだっけ? アマキュアの牙はダメージ減少を突き抜けた。

セルマール/アマキュア:「バウバウ!」

DM:では、こちらの番でデカ骨Aから。 コイツラは頭がよくないので、ダイスを振って対象を決めよう。 (コロコロ)6……ブリンク・ドッグ……(一同笑)。 畜生! やけくその全力攻撃じゃあ! (コロコロ)う!? 1だとう!?(一同笑) くそぅ、もういっちょ! (コロコロ)1ぃぃぃぃ?(一同爆笑)

アルカライラ:呪われてるわ。(笑)

グレネス:すごいねぇ。(笑)

DM:俺を哀れむなぁ! (コロコロ×5)……当たんないねぇ。 当たっても失敗確率ぬけらんねぇよぅ。(泣)

セルマール:だからブリンク・ドックは強いんだよ。

DM:しょぼーん……。

グレネス:げ、元気出して? もう一体居るよ?

DM:そうだ! 続いてもう一体、移動して柱の間からアルカライラに攻撃! (コロコロ)25って当たる?

アルカライラ:当たりません。

DM:……終了です。(ぽそ)

セルマール:私の番だけど……何もしなくていいような。

アルカライラ:マジック・ミサイルのワンドでいいんじゃない?

セルマール:やっぱりそうかな。 じゃあ、移動しながら抜いて、マジック・ミサイル発動。 ダメージは16点。

DM:うぅ……。 こんな一方的でいいんでしょうか?

セルマール:知らないよ!(笑)

DM:よし! みんなのダイスを呪おう! ぬぬぬぬ!

アルカライラ:いいから次のラウンドやるよ。


 ■2ラウンド/ア→リ→ミーポ→グ→ラ→アマキュア→デカ骨A&B→セルマール

アルカライラ:一巡して2ラウンド目。 私の番。

DM:いや、その前に。 (コロコロ)うん、聞こえた。

一同:聞こえた?

グレネス:他にも敵が居るの?

セルマール:だろうけど……。今は関係ない。 目の前の敵を倒そう。

アルカライラ:そうだね。 聞こえたから何か行動するの?

DM:(コロコロ)いや、行動しないからアルカライラの番でいいよ。

アルカライラ:ん。 じゃあ、シールド・オヴ・フェイスのワンドを自分に発動してから移動。 さ、機会攻撃どうぞ?

DM:それではデカ骨Bの機会攻撃で、組みつきを行う。 AC28まで命中。

アルカライラ:ACは29! 当たりません♪

セルマール(リースリット):移動だけでいいや。

DM/ミーポ:自分のスロットからマジック・ミサイル発動。 ダメージは22点与えた。

グレネス:私の番! フリーアクションでヘイストブーツを起動。 全力攻撃、フル≪強打≫で≪猛攻≫します!

セルマール:アマキュアが反対側に居るから、挟撃もついてるからね。

グレネス:は〜い。

DM:……凄いことになりそうだな。

アルカライラ:ここで決めてくれればいいんだけど。

グレネス:攻撃を2回捨てて筋力修正3倍! えぃっ! (コロコロ)1撃目はAC27まで命中して、ダメージは58点。

DM:ご、58点か。 大規模ダメージ判定なくてよかった。

アルカライラセルマールもういっちょ〜♪

グレネス:そしてヘイスト分の2撃目! (コロコロ)AC20まで命中して57点!

DM:当たった当たった。 57点ね。 グレネスの連撃でかなりヒビだらけになったけど、まだ崩れることなく立っている。

グレネス:うわぁ、HPあるなぁ。

アルカライラ:では、ランツェット。 とどめをお願いします。

セルマール(ランツェット):ん。 あぁ、≪強打≫があれば使うんだがなぁ……。 全力攻撃します。 (コロコロ×3)AC18まで命中、21点。 AC22まで命中、18点。 最後はAC18まで命中して20点のダメージ。

DM:全部命中して、最後のダメージで破壊された。 骨がバラバラになって散らばったよ。

アルカライラ:終わり〜。 デカ骨Bはほっといていいでしょう。 先に進もう。

グレネス:りょうか〜い。
 
◆シーン5 犠牲◆


アルカライラ:矢印が出てる方に進んでいくけど。

DM:了解。 すると……。


  と、移動を開始した時に……ランツェットの中の人が合流。
  影のように一同の後をついてきていたランツェットが再び命を得た瞬間であった。



一同:お疲れ様〜。

ランツェットの中の人:お疲れ様。 そしてただいま〜。


  状況説明がてら休憩を取り、再度仕切りなおし。


DM:では、再開。 アルカライラ、ファインド・ザ・パスの指示が出るまでは進むってことでいいのかな?

アルカライラ:うん。 罠も表示されるんだから<捜索>もしないでいいでしょう。

DM:了解。 では君達が進んでいくと、地下に深く続く穴がある。 その穴の周りには階段が続いているよ。 と言うわけで<視認>を振ってくれ。

セルマール(リースリット):<視認>? (コロコロ)30。

DM:一番高いのはリースリットの30ね? では、何も見つけられなかった。 みんなが階段に近づいた時に、階段の影から漆黒の巨人がいきなり現れ、その大きな拳を叩きつけてくる。 どうやらインヴィジビリティがかかっていたみたいだ。


  アルカライラはディテクト・マジックのワンドを使用して、常時使用していると宣言していた。
  インヴィジビリティであれば、魔法のオーラが見えているはずなのだが、DM、プレイヤー共にすっかり忘れてしまっていた。



セルマール:げっふぅ〜。 不意打ちぃ。

DM:では戦闘開始です。


 ■不意打ちラウンド/漆黒の巨人

DM:見た目、接近戦メインはグレネスとランツェットだよね。 では、ランツェットに武器落とし。 対抗攻撃ロールです。 (コロコロ)こちらは40。

ランツェット:よんじゅう〜? (コロコロ)だめ。 34しか行かない。

DM:では、ランツェットのグレートソードは漆黒の巨人の腕に弾かれ、地面に落ちた。 という訳で、イニシアチブ振ろうか。

一同:……! (コロコロ)


 ■1ラウンド/リ→漆黒の巨人→セ→アマキュア→ア→ラ→ミーポ→グ

アルカライラ:まず知識判定させてください!

DM:おっと、そうだった。 では<知識:宗教>を振ってください。

アルカライラ:(コロコロ)あ、ダメだ。 他の人がんばってください。 ここで幸運の領域は使いたくない。

一同:(コロコロ)……。

アルカライラ:……あっ! ちょっと待って! 怖い考えになってしまった。 幸運の領域を使って振りなおします! (コロコロ)ダ、ダメだぁ〜。 うぅぅ、アレだったらどうしよう。

DM:(それぞれの判定結果を聞いて)それでは誰もわからなかった。 戦闘を始めよう。 誰から?

ランツェット(リースリット):リースリットから。 さて、どうしよう? 全力防御する?

グレネス:ねね、ランツェットのグレートソード、拾うことはできないの?

アルカライラ:あ、そうだよ、拾いなよ! このままじゃ危なそうだし! 私が遮蔽になるから機会攻撃喰らわないよ。

ランツェット(リースリット):そう? じゃあ、リースリットはグレートソードを拾います。 行動終了。

DM:むぅ。 拾われたか。 では漆黒の巨人の番。 まずは高速化したアンホーリィ・ブライトを防御的発動。 (コロコロ)<精神集中>は成功。 難易度18の意思セーヴね。 

一同:(コロコロ)成功!

DM:なら、不調状態にはならなかった。 そして善の来訪者に25点ダメージ、属性が善の人に23点ダメージ。 意思セーヴに成功しているから半分ね。 中立の人は23点の4分の1ダメージね。

一同:了解。

グレネス:耐え抜く力って使える?

DM:うん、使えるよ。 だからダメージを受けなかったね。

グレネス:よかったぁ。

DM:次に標準アクションでホールド・モンスターを……(コロコロ)グレネスに。 難易度19の意思セーヴね。

グレネス:私か! (コロコロ)19、成功!

DM:では、「目に見えぬ魔力の鎖がグレネスの体に巻きつき、体内へ浸透してきたが、意志の力でそれを弾き飛ばした」

グレネス:お〜う。

セルマール:次は私だね。

DM:では、そこで意思セーヴをしておくれ。 セルマールが行動しようと敵を見据えた瞬間、視線が合う。 その時心の奥底から恐怖がわきあがってくるよ。

セルマール:凝視攻撃か! 恐怖? ならランツェットの+4があるから……(コロコロ)21。


  ここでDMは凝視攻撃を説明(DMGp307を参照されたし)。
  敵が凝視攻撃を行ってきた場合、対象は即座にセーヴが発生する。
  その他にも凝視の効果範囲内にいる者は敵と視線が合ってしまうため、毎ラウンド、行動開始時にセーヴが発生する。
  これを避ける為には目をそむけたり、目隠しをして戦うしかない。
  目をそむけて戦うと、50%でセーヴを行わずに済むが、敵はこちらの攻撃に対して視認困難を得る。
  目隠しをすると、セーヴを行わずに済むが、敵はこちらの攻撃に対して完全視認困難を得る。



DM:では失敗。 (コロコロ)2ラウンドの間、麻痺状態になる。

セルマール:麻痺かぁ……。 じゃあ、行動は終わってしまった。 あ、すると指示が出せないからアマキュアも動かなくなるのかな?

DM:いや、流石に教えてるでしょう。 それに【知力】が10で【判断力】が13なんでしょ? 自分の意思で戦うと思うよ。 主がピンチなんだし。

セルマール:そう? なら、フリーアクションでディメンジョン・ドアブリンクするよ。

DM:その前に、凝視に対する意思セーヴをよろしく。

セルマール:げ、そうだった。 24だっけ? (コロコロ)よし、成功! 敵の後ろに回りこむ。 後、目をそらして攻撃。 (コロコロ)AC24まで命中! 当たるかい?

DM:当たらない。 「ヤツの体は影そのものだ。 アマキュアの牙からするりと抜け出してしまった」

アルカライラ:私の番。 リムーヴ・フィアーを……。

DM:その前に凝視攻撃のセーヴをどうぞ。

アルカライラ:こ、攻撃しないのに?

DM:“効果範囲内に居る対象は、毎ラウンドの開始時に判定を行う”ので。

アルカライラ:えええ〜? ……意思セーヴだよね? (コロコロ)36!

DM:ら、楽勝ですな。 「アルカライラの心を縛る恐怖の鎖が消えていった」

アルカライラ:では、改めて。 セルマールにリムーヴ・フィアーを防御的発動で。 (コロコロ)<精神集中>は20で成功。

セルマール:おお、ありがとう。

アルカライラ:さて、移動アクションだけど……私、この位置をどきたいんだけどなぁ。 5フィート・ステップはフライかかっているからできないし。 移動すると機会攻撃喰らうし……。

グレネス:こいつの攻撃痛そうだよ?

アルカライラ:う〜ん……いや、ここはあえて誘発しとこう。 移動して下がります。 機会攻撃カモン!

DM:では、機会攻撃します。 普通に殴るー。 (コロコロ)29。 ピッタシ命中。 「わが支配地に踏み入ってきた愚か者め! 死ぬがよい!」 と、テレパシーがみんなに響いて、ダメージは2D6+16で27点。

アルカライラ:思ったより攻撃力あるな。 とりあえず移動もしたし行動終了。

ランツェット:俺の番だ! 凝視の効果って恐怖だよね? (DM頷く)よし、完全耐性がある。 まず、移動アクションでグレートソードを受け取って、次に接敵するために移動。

DM:そこで機会攻撃。

アルカライラ:え? さっき機会攻撃……。

DM:≪迎え討ち≫持ってるので。 そこで武器落とし。

ランツェット:またかいっ!?

DM:コイツは武器を拾ってから……っと、げふん、げふん!

アルカライラ:コイツ、武器を壊すんだよ!(←リプレイで見た)

DM:あ、言っちゃダメ!

グレネス:え……? ホントに? 私の壊されたら……。(蒼白)

DM:いやいや、まだ壊すとか言ってないからね? ランツェット、対抗ロール振って。 (コロコロ)こっちは29。

ランツェット:(コロコロ)31!

DM:31? では 「大きな拳でグレートソードを横殴りされたが、ランツェットは落とすことはなかった」 敵はのっぺりした顔の目を驚きで見開きます。

ランツェット:あ〜、危なかった。 次覚えてろよ。 接敵。目そらしのことをみんなに伝えて行動終了。

アルカライラ:武器落とされたら、周りでフォローしてください!

セルマール:了解。

DM/ミーポ:次は……ミーポの行動か。 では、まずは凝視攻撃のセーヴ。 (コロコロ)19、失敗。 (コロコロ)4ラウンドの間、麻痺状態。 身をすくませるミーポを見て、黒い影はテレパシーで 「ふはははは、怖かろう」 って言う。 終わり。

グレネス:そしたら、次は私かぁ。 突撃したいんだけど。

DM:その前に意思セーヴ。

グレネス:ですよねぇ。 意思セーヴは…(コロコロ)う、うぅぅぅ〜、14はダメですね……。(泣)

DM:はっはっはっは。 (コロコロ)4ラウンドの間、恐怖で麻痺です。 ガクガクブルブル。

グレネス:あ、私の目の前に壁あるよ?

DM:おっと失礼。 それなら視線は通らないね。 「ターンの開始時に意思セーヴ」 だから、このラウンドは意思セーヴは必要ないね。 


  壁によって視線が通らないなら、上の方のホールド・モンスターの対象に選ぶこともできない。
  マップが立体ではないからわかりづらい(もしくは忘れやすい)とはいえ、これではいかん。
  状況を正しく処理するよう、気をつけねば……。



グレネス:じゃあ、移動して接敵して攻撃ってできる?

DM:どうぞ。 場所はどこに移動する? アルカライラの横?

グレネス:そっちの方が(ダメージや麻痺を)すぐに回復してもらえそう。 アルカライラの隣に移動して攻撃。

DM:了解。 その前に機会攻撃。 (コロコロ)ダメ。 26じゃ当たらない。

アルカライラ:まだ機会攻撃できるのか。

グレネス:では、接敵して攻撃! (コロコロ)30! AC30って当たります?

DM:当たりません。 ちょっと足りませんね。

セルマール:あっ! (アマキュアの)挟撃のボーナス入れた?

グレネス:あ、入れてない。 じゃあ、32です。

DM:当たった。 ぴったり。(一同爆笑) 出たよ〜。 グレネスのDM殺しが。(笑)

グレネス:今回は違いますぅ〜。 ダメージは35点です。

DM:え〜と……武器は銀?

グレネス:シルバーシーン使ってるから銀だよ?

DM:じゃあ、そのままくらった。 グレネスの剣は一瞬、敵の皮膚に弾かれそうになるも、そのままの勢いで振り切り、ダメージを与えた。

アルカライラセルマールダメージ減少か!

グレネス:あぶなぁ〜。 とりあえず行動終了。

DM:……。 終了でいいの?

グレネス:? ……あっあっあっ! 目をそむける!

DM:了解。 では、次のラウンドに行こう。


 ■2ラウンド/リ→漆黒の巨人→セ→アマキュア→ア→ラ→ミーポ→グ

DM:リースリットからだね。 まずは凝視攻撃に対するセーヴをよろしく。

セルマール(リースリット):そうだった。 (コロコロ)22、ダメか。

DM:では、(コロコロ)6ラウンド麻痺状態になった。 次は……こっちの番だね? では、最初に高速化したアンホーリィ・ブライト。 各自意思セーヴよろしく。

一同:(コロコロ)成功!


  それぞれがわずかながらにダメージを受ける。
  セーヴに成功された為、不調状態の効果も発生しない。


ランツェット:何で俺だけダメージダイスが大きくなるんだ?(笑)

DM:善の来訪者に厳しい世界なんだよ。(笑) 続いてのアクション、全力攻撃。 まずは一回目、グレネスに武器落とし攻撃。 対抗ロールだ! (コロコロ)34!

グレネス:両手持ちだから+4? (コロコロ)げ、27。 落とした……。

DM:続いてランツェットにも武器落とし。 (コロコロ)33!

ランツェット:(コロコロ)落ちた!

DM:……これって落としても拾われるだけ?

一同:そうそう。

ランツェット:こっちは他の人にフォローしてもらってから攻撃すれば平気。

DM:こっちは麻痺狙いかよ……。


  そんなことはない。
  標準アクションで落として、移動アクションで拾い、次のラウンドに破壊という行動を取ればよい。
  そうでなくとも(プレイ中は忘れていた為、できなかったが)漆黒の巨人は素手なので、武器落としに成功した時点で
武器を奪っているのだ。
  武器落としなんぞ初めてで、前日にチェックしてたけどプレイ中には忘れていたよ……。



セルマール:次は私の番。 目をそむけているから、視線が合ったかのチェックね。 (コロコロ)成功。 視線を合わせなかった。 で、ランツェットの武器を拾う。

DM:了解。 やっぱり拾われちゃったよ。(泣)

セルマール:続いて標準アクションで、マジック・ミサイルを自分のスロットから発動。

DM:では、呪文抵抗があるので術者レベル判定を振ってくれ。

セルマール:(コロコロ)術者レベル判定は29! 抜いていたらダメージは19点。

DM:ピッタシ抜いた! 19点ね。 セルマールには「ば、ばかな! 魔法で私の体に傷をつけるだと!?」とテレパシーが聞こえた。

セルマール:「どんな呪文抵抗でも完璧ではありません。 過信は禁物ですよ」 続いて、アマキュアの行動。 (コロコロ)目そらしは成功。 行動はランツェットの攻撃に援護。 (コロコロ)成功。 ランツェットは挟撃もついて+4だ!

ランツェット:それは凄い! とりあえず武器を落とされないようにしないと。

アルカライラ:まずは目そらしの効果……(コロコロ)受けた。 意思セーヴだっけ? 1出さなければ成功。 (コロコロ)もうっ! 1が出たぁ!(一同爆笑)

DM:口に出すと逆に起こるもんだよね。 (コロコロ)じゃあ、2ラウンド麻痺状態になった。


  凝視攻撃の恐怖効果は、1回受けたりセーヴに成功すると同じ対象から恐怖効果を受けない。
  アルカライラはすでに1回セーヴに成功しているので、ここで麻痺状態になることはなかった。
  この同じ相手から24時間受けないと言うのはよく忘れてしまう……。
  皆さん気をつけてね。



ランツェット:セルマールから武器を受け取って、敵を殴る! (コロコロ)AC32まで命中!

DM:命中! ダメージ来い!

ランツェット:ダメージは11点。 銀および魔法ね。

DM:あいよ。 ダメージ減少を抜いてちゃんとダメージ行ったよ。

アルカライラ:次はミーポ……は、あと3ラウンド麻痺中。

グレネス:じゃあ、私の番ね。 (コロコロ)目をそらすのは成功。 次に武器を拾う。

DM:では機会攻撃。 (コロコロ)AC40まで命中。 ダメージは23点の殴打。

グレネス:よ、よんじゅう? そんなの論外で命中するよ! ダメージ痛いなぁ。

ランツェット:≪信仰の盾≫とバークスキンのポーション使っても当たるよ……。

グレネス:では攻撃。 (コロコロ)AC40まで命中!

DM:では視認困難を振っておくれ。 20%ね。

グレネス:じゃあ、D10で1、2が出たらハズレね。 (コロコロ)げっ!

DM:やったぁ! はずれたぁ!

アルカライラランツェットやったじゃないよ……。(怒)

DM:……。


 ■3ラウンド/リ→漆黒の巨人→セ→アマキュア→ア→ラ→ミーポ→グ


セルマール(リースリット):麻痺中。

DM:こっちの行動。 まずは最後の高速化アンホーリィ・ブライト。 ……あ、機会攻撃どうぞ。 防御的発動って言わなかった。

アルカライラ:そうだ! さっきも言わなかったよね!

DM:うん、忘れた。 でも指摘されなかったから……。

セルマール:まぁ、こっちが言わなかったのが悪いだろう。 一回目は防御的発動って言ってたんだから。

アルカライラ:むぅ。

ランツェット:(コロコロ)とりあえず機会攻撃のダメージはでかい目が出た。 攻撃ロールは1だけど。

グレネス:(コロコロ)……私も1が出た。

DM:二人とも1? それもすごいな。 じゃあ、アンホーリィ・ブライトが発動してそれぞれにダメージを与えるよ。 みんなセーヴよろしく。


  ここでも全員にセーヴを成功されてしまう。
  計3回も発動したのに、ダメージをわずかに与えただけで、不調状態にはできなかった。


DM:続いての行動。 こいつは頭がいいのでそろそろ路線を変更します。 

アルカライラ:武器落としても拾われるだけだもんな。

DM:では、全力攻撃でグレネスとランツェットに1回ずつ攻撃。 (コロコロ)二人とも命中して、グレネスに24点。 ランツェットに28点。

グレネス:そろそろHP半分になる……。

ランツェット:俺はもう半分切ったよ。

アルカライラ:ああ、半分切っちゃったか。 それがイヤでさっき回復したかったんだけど……。(溜め息)

DM:ではストールワート・パクトが発動! ランツェットの体に力がみなぎるよ。

ランツェット:一時HPで元のHPぐらいになった。(笑)

セルマール:目そらしチェック(コロコロ)成功。 何をするか……。 う〜ん。 (長考)ダメだ。 何もできん。 防御専念。 続いて、アマキュアの行動。 ランツェットに攻撃援護。 (コロコロ)成功。

ランツェット:ありがとう。 さっきと同じで挟撃とあわせて+4だね?(セルマール頷く)

アルカライラ:コンテンプラティブの能力で心術破り。 (コロコロ)よし、成功! 麻痺効果は解けた。 ……う〜ん、どうしよう。 キュア・ライト・ウーンズ・マスで全体回復したかったけど、ストールワート・パクト発動しちゃってるんだよねぇ。

セルマール:なら私とミーポのHPが半分切ってるので回復してくれ。 個別でいいから。

アルカライラ:個別だと接触だから。

DM:移動して機会攻撃を食らっちゃうねぇ。

アルカライラ:あ、敵ってアンデッドだよね? キュア・ライト・ウーンズ・マスの範囲に入れればダメージ行くじゃん。

DM:呪文抵抗あるけどね。 ……その前に敵がアンデッドだって知らないぞ。

アルカライラ:あ、そうだった。 ウォール・オヴ・ストーンを任意発動でキュア・ライト・ウーンズ・マスに変換して発動。 敵は入れないようにして全員に。 ≪清浄なる治癒力≫も入れて全員27点の回復。

グレネスセルマールありがとう。

ランツェット:俺の行動。 敵に全力攻撃! (コロコロ)1撃目は32まで命中、ダメージ10点。 2撃目〜(コロコロ)おっ! 32いった、命中だね。 ダメージは17点。 (コロコロ)3回目は当たらなかった。 終わり

DM/ミーポ:了解。 続いてミーポだけど、今だ麻痺状態。

グレネス:じゃあ、私ですね〜。 (コロコロ)目そらしは成功。 敵に全力攻撃! 半分≪強打≫で≪猛攻≫! (コロコロ)一回目は当たらない……。 2回目は……(コロコロ)34! 視認困難も成功。 やった! 当たるぅ! ダメージは45点!

DM:45点かぁ……了解。 きつくなってきたなぁ。

グレネス:こっちもきついです。


 ■4ラウンド/リ→漆黒の巨人→セ→アマキュア→ア→ラ→ミーポ→グ

DM:それでは次のラウンド。 リースリットは麻痺なので敵の行動からだね。 それではコーン・オヴ・コールド―――はやめて、リースリットにとどめの一撃!

セルマール:じゃあ、機会攻撃。 GO!

グレネス:は〜い! いくぞー。 (コロコロ)よし、33、命中。 次は視認困難かー。 D10で1、2だとハズレ。 (コロコロ)! ……。

アルカライラ:1、2でハズレっていうの、やめよう……?

グレネス:……ウン。

ランツェット:(コロコロ)……出目5じゃ当たらん。(ボソ)

DM:ではリースリットにダメージ43点。 難易度53で頑健セーヴをどうぞ。

セルマール:ご!? ……53って、20以外成功しないんですが……。 (コロコロ)27、無理。(溜め息)

DM:ではリースリットは死亡した。

アルカライラ:ディレイ・デス

DM:お〜う、そうだったぁ! とどめの一撃は大失敗だったじゃん。

セルマール:そうだね。 だからいいのかなぁって思ったよ。

DM:行動不能(無防備状態)からとどめの一撃って、一度やってみたかったんだよ。

ランツェット:今やったじゃん。 オメデトー。(超棒読み)

グレネス:やったね♪

DM:……って、とどめの一撃は“頑健セーヴ失敗で死亡”だからディレイ・デス効かないじゃん!

一同:えぇ―――――!?


  ディレイ・デスはHPダメージによる死亡を一時的に回避する呪文であり、[即死]効果での死亡には呪文の効果を発揮しない。
  さらにとどめの一撃は正確には[即死]効果ではない。
  だが、PHBのとどめの一撃の文中には“頑健セーヴに成功しなければ死亡する”とある。
  なのでディレイ・デスでは無理と裁定した。



DM:というわけでリースリットは、漆黒の巨人の強力な一撃を受けて、血を吐いて倒れた。

アルカライラ:死んだんだね。 プレイヤー不在時に死亡かぁ。

セルマール:仕方ないね。 次は私の行動。 (コロコロ)目そらしは成功。 ……う〜ん、何もすることがない。 やっぱり呪文抵抗はネックだなぁ。 ……17以上出るとは思えないけどマジック・ミサイルいくか。 (コロコロ)ダメ! 呪文抵抗ぬけない。

DM:呪文抵抗29はでかいか。

セルマール/アマキュア:次にアマキュアの行動。 (コロコロ)目そらし成功でランツェットに対して援護。 (コロコロ)失敗! 1振っちゃった。

DM:1振ったのかい!

セルマール:ダイス目が悪くなってきたな。 行動終了。

アルカライラ:では私。 (コロコロ)目そらしは失敗。 セーヴは……。

DM:いや、セーヴはしないでいいよ。 そこまで恐怖が湧き上がってこない。

アルカライラ:? ……あっ! 一回克服(セーヴ成功)したからか!


  その通り。
  恐怖効果は1回セーヴに成功すると24時間は同じ対象からの恐怖効果は受けないことが多い。
  今回の敵も、例に漏れず1回セーヴに成功したら恐怖効果は受けない。

  だが、すっかり忘れていたDMは、アルカライラが1ラウンド目でセーヴに成功しているにもかかわらず、2ラウンド目にもセーヴさせてしまったのだ。



アルカライラ:私の行動か……。 私も援護にしよう。 移動して接敵。 グレネスの陰に隠れて機会攻撃はできないでしょ? (DM頷く)なら、グレネスの攻撃に援護ね。 (コロコロ)成功。

グレネス:挟撃とあわせて+4ね。 ありがとー。

アルカライラ:あと、目そらしのこと伝えるよ。

一同:は〜い。

グレネス:よぅし! これで失敗確率振らないで済むぞー!


  この時は忘れていたが、グレネスは凝視攻撃に対する意思セーヴが発生していない(ことになっている)。
  巻き戻ししたセーヴで、すっかり成功した気分になっていた一同であった。



ランツェット:次は俺の番だ! 気合で当てる! パラディンとして! 全力攻撃で殴りまーす。 (コロコロ)う!? ……1だ。 ダイスを替えよう。 まだ当たる可能性はある! (コロコロ)…………1。

セルマール:凄いな、2回連続で1っていうのも。

DM:全体のダイス目が死に始めたね。

ランツェット:ダイスを替えて! (コロコロ)最後の攻撃もはずれ。 何だよ、このダイス目はよぅ。 今日全然役に立ってない……。 

DM:落ち込むなよー。

グレネス:次は私。 さっきと同じく、半分≪強打≫で全力攻撃! ≪猛攻≫で2回攻撃を捨てて……。 (コロコロ)1撃目はAC42まで命中! ダメージは42点!

DM:42? それで終わった。 強大な力を振るった漆黒の巨人は音を立てて地面に倒れた。 「馬鹿な……この私が……」と最後のテレパシーが響くよ。

グレネス:やったー! あ、ヘイスト終了させます。

セルマール:終わったぁ。 呪文抵抗がキツイなぁ。

アルカライラ:回復します。

DM:(勝利の余韻がないなぁ) では、ここで一旦切ろう。
 
◆シーン6 探索◆


DM:では再開〜。 回復作業とかは終わったよ。

アルカライラ:周りに罠とかはない?

DM:ファインド・ザ・パスで見る限り、そのような物はないね。

アルカライラ:ん。 とりあえず自分にディヴァイン・インサイトかけておく。

DM:了解。

アルカライラ:リースリットの遺体ですが、リースリットが持っていたバッグ・オヴ・ホールディングに入れようと思っているんですけど。

DM:(このままならアンデッドにしようと思っていたが……持ち帰るか)リースリットの体重はいくつ? バッグ・オヴ・ホールディングの内容量は重さだけで管理だけど、中に入る?

アルカライラ:リースリットの体重が170ポンドだし、バッグ・オヴ・ホールディングは250ポンドで十分入る。

DM:もともと中に入っていた物や装備品なんかも考えてる? 大丈夫?

セルマール:え〜と? ちょっと無理だな。

グレネス:私まだ持てるよー。

ランツェット:俺もまだ余裕はあるな。

アルカライラ:じゃあ、分配して持とう。


  バッグの中に入っていた物を各自が分配して持つことで、無事にリースリットをバッグの中に入れて連れて行くことができるように。
 
DM:では進めるよ? ファインド・ザ・パスの指示に従い、階段を下りる君達。 階段の先にある扉を開けると(ダンジョンタイルを用意し)棺が置かれている部屋に出た。

アルカライラ:……王城の地下ってことは王族の棺?

DM:……え?

一同:あっ、考えてないなぁ?(笑)
 

  すいません。
  その通りです。
  棺があった方が死者の街の雰囲気出るかなぁと……安直に選んでしまった。



DM:えへへ。 とりあえず部屋の描写。 蜘蛛の巣が張られ、埃が降り積もった部屋です。 足跡などはなく、長い間出入りした者が居ないことがわかる。 正面には扉が見えるよ。

アルカライラ:部屋や扉にファインド・ザ・パスディテクト・マジックの反応は?

DM:両方とも何もないね。

アルカライラ:じゃあ、敵は出るかもしれないけど罠はないようなので進もう。

セルマール:なら、アマキュアに先行させよう。 (ミニチュアを動かし)タカタカタカ、ピョン!(ディメンジョン・ドアの描写)

アルカライラ:ああ? そんなことが?

セルマール:できるよ。 フリーアクションで回数無制限だもの。

DM:では扉の向こうは幅10フィートの通路が東(右)に続いている。 ブリンク・ドッグの【知力】が高いからちゃんとそれを認識できる。 そしてそれが共感で伝わってくるよ。

セルマール:「敵は居ないみたいです。 行きましょう」

ランツェット:便利だなぁ。

アルカライラ:ファインド・ザ・パスで罠はわかるし、ドンドン行きましょう! ドンドン行きましょう♪
 
DM:では君達は扉を開け進んでいく。

アルカライラ:新しい部屋や通路に出たらファインド・ザ・パスディテクト・マジックで調べますね。

DM:了解。

セルマール:アルカライラから注意されなかったらアマキュアを先行させて、次の部屋を偵察させるよ。

DM:(これってもうダンジョン探索じゃないよなぁ)は、は〜い。

  そんなこんなでサクサク進んでいく一行。
  途中、酸の池の通路などがあったがフライがまだ残っていた為、まったく脅威にならずに突破。

  そして池を飛び越えた先の扉には……。
 
◆シーン7 決戦!◆


DM:では、アマキュアがディメンジョン・ドアで扉を超えると、その先には黒い悪魔が立っているよ(ダンジョンタイルとミニチュアを置く)。

グレネス:あっ! 前回のアイツだ! まずいよ?

セルマール:ホーンド・デヴィルか!

ランツェット:ここで前哨戦か。

アルカライラ:あぁ……ゼロット・パクトもここで消えるな……。

DM/ホーンド・デヴィル:「む? なんだ? そうか奴らが来たか」 武器を用意するね。 あとセルマールにアマキュアから警戒というか戦闘の共感が伝わってくる。

セルマール:了解。 「どうやらこの先に敵が居るようです!」

グレネスランツェットこっちも武器を構えるよ。

アルカライラ:どうします? ディメンジョン・ドアで一気に行きますか?

セルマール:うん。 場所はわかるし、いいんじゃない?

アルカライラ:じゃ、陣形を整えてディメンジョン・ドアで移動します。 東に50フィート移動します。
 
DM/ホーンド・デヴィル:では部屋の中に移動した。 部屋の中にはホーンド・デヴィルが鎖を構えて待ち構えていた。 「来たか。 我らの邪魔をする者たちよ」 わざわざ声に出して言うよ。

グレネス:偉そうに!

DM:それだけ? 何かないの?

グレネス:え? え〜と……じゃあ、 「邪魔をしに来たんじゃない! 義姉の魂を取り返しに来たんだ」

DM/ホーンド・デヴィル:それを聞いて、ニヤリと笑うね。 「お前らがどう足掻こうとお前達にアメティストス様は倒せまいよ」 そしてあなた方の武器を見て 「戦うつもりか。 ……やつに武器を壊されなかったか。 運がいいやつらよ」
 
アルカライラ:とりあえず武器は壊されなかったけど、一人殺されたしねぇ……無言で睨んでやる!

DM/ホーンド・デヴィル:「この奥でアメティストス様がお待ちだ。 どうする? お会いになるのだったら案内してやるが? それともすぐに戦うか?」

アルカライラ:案内? どうせなら各個撃破だろう。

セルマール:ゼロット・パクトが発動しないよ?

アルカライラ:そうか! それはいいですね!

グレネス:いっぺんに戦ったらまずくない?

セルマール:案内させても挟撃とかあるかもね。

DM:ファインド・ザ・パスで隠し扉とかないことはわかる。 ディテクト・マジックでも魔法のオーラは感知できない。 この部屋に隠れてはいないようだ。 ただ、コイツラがテレパシーでやり取りしてるかもしれないね。

ランツェット:していると思った方がいいな。 作戦練っているだろう。

アルカライラ:「ならば案内してもらおう。 代わりに準備はさせてもらう。 お互いの立場を考えればどんな罠があるかわからないからな」

DM/ホーンド・デヴィル:「準備? それは呪文を使うということだな?」

アルカライラ:「その通りだ」

DM/ホーンド・デヴィル:「……。 ふむ、やはり話し合いはありえんか。 それならばここでケリをつけてしまおう」

グレネス:戦闘だね!

ランツェット:この場で最終決戦だね!

アルカライラ:あんな呼び出しをしておいて話し合う余地なんかあるもんか!

ランツェット:そのとおり!

グレネス:アッチブー!


 ■1ラウンド/ホーンド・デヴィル→ア→アマキュア→セ→ラ→グ→ミーポ

DM:では戦闘開始。 ホーンド・デヴィルからだね。 (マップを指して)アルカライラとセルマールの間の交差点を中心にライトニング・ボルト! 「炎対策はしているだろうがな! くらえ! ライトニングゥ―――(獅子座のレオのように語尾を上げる)」 ホーンド・デヴィルの拳から雷が迸った。 難易度19の反応セーヴね。

アルカライラ:でも、私のリングは電気ダメージに抵抗があるのだった。(笑)
 

ライトニング・ボルトの範囲
セルマール:お、私もだ。(笑)

DM:ホーンド・デヴィルはそんなことは知らないんだい! ちっくしょおぉぉぉぉぉっ!

グレネス:(コロコロ)成功! 危なかったぁ。

セルマール:(コロコロ)成功! アマキュアも成功。

DM:ですよねぇ〜。

アルカライラ:(コロコロ)こいや!

DM:あら、珍しい、失敗したんだ。 37点の[電気]ダメージね。 各自よろしく。 今はみんな立ちすくみだから機会攻撃くらわないはず。 移動でグレネスと接敵して終了。


  すっかり忘れていたのだが、グレネスとランツェットは≪迎え討ち≫を持っているので、立ちすくみ中でも機会攻撃を行うことが出来るのであった。
  あぶなかったぁ。



アルカライラ:次に私の番。 ここだとグレネスが遮蔽になって、機会攻撃は受けないはず。

DM:……(特技取り直してるしなぁ)じゃあ、<知識:次元界>振って。

アルカライラ:え? データはわかっているよね? まぁ、いいや。 (コロコロ)27。

セルマール:私も振ろう。 (コロコロ)29。

DM:では、このホーンド・デヴィルは鎖の扱いが普通のヤツより鋭いよ。

アルカライラ:……?

ランツェット:≪武器熟練≫でも持ってるんじゃない?

DM:(特技取り直してるってわかってくれたのはありがたいが、それじゃないのよ〜)

アルカライラ:まず、割り込みアクションで≪守護への献身≫! みんなACに+5の清浄ボーナスね。

一同:了解〜。

DM:+5はデカイなぁ。

アルカライラ:で、私の行動。 みんな範囲に入るね。 ウィラゴス・サークルを発動。 みんな高速治癒3だからよろしく。

DM:その前に機会攻撃。

セルマール:防御的発動って言ってないしなぁ。

アルカライラ:だって遮蔽あるよ?

DM:精密な一振り≫を持っているので、遮蔽があっても機会攻撃できるのよ。 レギュレーションにアップしてる追加特技ね。

アルカライラ:えぇ〜!

DM:(コロコロ)AC43まで命中。 ダメージは26点。 追加効果として朦朧化。 難易度27の頑健セーヴをどうぞ。

アルカライラ:27〜? (コロコロ)26、失敗。

DM:なら (コロコロ) 2ラウンドの朦朧。 この場合、発動しようとした呪文はどうなるんだろう?

アルカライラ:さぁ?

セルマール:どうなんだろうね? 普通なら<精神集中>で呪文を発動できたかでしょ?

DM:……。 PHBp74の<精神集中>を読む限り、中断されて失敗するから失われるみたいだね。

アルカライラ:もうっ! 6レベル呪文なのに! 次の人どうぞ!

セルマール/アマキュア:アマキュアはディメンジョン・ドアブリンクを発動。 ホーンド・デヴィルに隣接して出現。 で、グレネスに対して攻撃の援護。 (コロコロ)成功。 グレネス、挟撃とあわせて+4ね。

グレネス:あいよ!

セルマール:さて、私の番。 フライ中だから5フィート・ステップはできないんだよなぁ。 仕方ない。 じゃあ、グレネスに隣接する形で移動します。 機会攻撃どうぞ。

DM:ふふふふふ……。 機会攻撃は使ってしまいましたぁ!(笑)

セルマール:ああ、≪迎え討ち≫はないのね。

DM:うん。 ところでアミュレット使うの? 使うなら次のセルマールのターン開始時から効果を発揮し始めるよ。

セルマール:いや、アメティストスが来るまで待つ。 グレネスにヒロイズム・グレーター発動。 攻撃ロールやセーヴに+4されて恐怖に完全耐性を得る! 士気ボーナスね。

グレネス:おおおぉ〜? ありがとう〜。

ランツェット:強い呪文だなぁ。

セルマール:次にかけるよ。 だから今回はディヴァイン・フェイバーをかけて欲しい。

ランツェット:了解。 次は俺の番だね? ならディヴァイン・フェイバー発動。 あとは移動か。 セルマールを守るためにもグレネスの隣に移動しなくちゃダメだね。 移動して終了。

グレネス:私の番だ〜。 え〜と、隣接してるから全力攻撃できるんだね? じゃあ、まずはフリーアクションで踵を打ちつけてヘイスト発動! そして≪強打≫に8点入れて全力攻撃ね。 ≪猛攻≫で攻撃を2回捨ててぇ〜。 

セルマール:アマキュアの挟撃と援護があるから命中+8ね!

グレネス:はぁ〜い。 (コロコロ)AC36まで命中して、49点ダメージ!

DM:45ね。 了解。 ところで君のダメージは善じゃないよね? (グレネス頷く)なら「君のガリアンソードは確かにホーンド・デヴィルに深手を負わせた。 しかしいつもの感覚と違い、わずかながらに弾かれたような痺れが手にに走った」 よ。

セルマール:アライン・ウェポンかかってないからなぁ。

アルカライラ:多分ずうっとかからないでしょう。(←朦朧中)

グレネス:もう一回、攻撃! (コロコロ)32でちょうど命中。 ダメージは47点! 最後に≪回避≫をホーンド・デヴィルに指定。

DM:ダメージ了解。 手にはさらに痺れが走ったよ。

グレネス:う〜……と、言われても。

アルカライラ/ミーポ:グレネス終わりね? (グレネス頷く)ならミーポの番。 エンラージ・パースンかける?

グレネス:……いや、このままで。

アルカライラ/ミーポ:じゃあ、マジック・ミサイル。 ミーポのスロットから。 (コロコロ)術者レベル判定は29!

DM:抜いた。

アルカライラ/ミーポ:ダメージは19点。 最後に移動して終了。 ホーンド・デヴィルの攻撃範囲にいたら危ないからね。

DM:了解。 これで1ラウンド目は終わりかな?

アルカライラ:だね。 2ラウンド目突入〜。


 ■2ラウンド/アメティストス→ホーンド・デヴィル→ア→アマキュア→セ→ラ→グ→ミーポ

DM:では、まずはアメティストスがホーンド・デヴィルと君達を挟むようにテレポート・グレーターで姿を現す。

一同:でたぁ――――!?

DM:そして、それと共に高速化されたファイアーボールが君達の中心に炸裂する。 ダメージは≪擬似呪文能力威力強化≫と≪擬似呪文能力威力最大化≫されて90点だ。 難易度21の反応セーヴどうぞ。

グレネス:21ぃ? (コロコロ)あ、成功した。

ランツェット:(コロコロ)あぶねぇ〜!

アルカライラ:(コロコロ)あっ? やった! 成功した。

DM:マジで? やるなぁ。

アルカライラ/ミーポ:次にミーポだけど……。 (コロコロ)あぶなっ? 成功! でも、45点ダメージでHP半減。 うぅ、ストールワート・パクト発動した。

セルマール:(コロコロ)成功。 (コロコロ)アマキュアも成功。 身かわし発動でノーダメージ!


  難易度21の反応セーヴを全員が成功させるという2度とないであろう幸運を引き寄せ、ダメージを半減させる。
  とはいえいきなり45点ものダメージを受け、一行はピンチに陥る。
  さらにアルカライラは危険なところまでダメージを負ってしまう。



グレネスランツェット今のでストールワート・パクト発動!

DM:了解。 だが次の行動はホーンド・デヴィル。 さっき殴ってきたグレネスに全力攻撃。

グレネス:えぇぇ〜。

DM:「死ねぇ、人間!」 まずはスパイクト・チェインの連続攻撃。 (コロコロ)一撃目、32。

グレネス:AC35まで当たりません。

DM:35? 了解。 (コロコロ×4)最後の尻尾が命中! ダメージは9点。

アルカライラ:秩序にして悪だよね? グレネスにかけておいたゼロット・パクトが発動。 さらに命中値が高くなる。

グレネス:は〜い。

DM:げぇ。 あ、この尻尾の攻撃は血が止まりにくいので、キュア系やヒールをかけようとしたら、術者レベル判定が必要になるのでよろしく。

ランツェット:癒しの手も?

DM:う〜? 書いてない。 どうなんだろう。 癒しの手は効くってことで。


  書かれているのはあくまでもキュア系の呪文とヒール呪文のみ。
  実際はどうなのでしょうね?



セルマール/アマキュア:グレネスに対して援護。 (コロコロ)成功。 終わり〜。

DM:早っ!?(笑)

セルマール:移動相当アクションでアミュレットを取り出す。

DM:ホーンド・デヴィルが機会攻撃。 (コロコロ)AC35まで命中。

セルマール:命中。 それくらいは耐えてみせる。 来なさい。

アルカライラ:朦朧化しちゃうんじゃないの?

グレネスランツェット……!!

DM:ダメージは22点。 朦朧化は27の頑健セーヴ。

セルマール:27か……。 18以上じゃないと失敗。 (コロコロ)よしっ、出た19! セーヴ通した!

一同:おおおおおぉぉぉ!?

DM:やるなぁ。 では、セルマールは残りの移動相当アクションでアミュレットを起動させた。 それと共にアミュレットからあふれる清浄なオーラ。 このエネルギーが満ちれば地獄の住人にはきついだろうと、セルマールには容易く推測できる。

セルマール:了解。 ランツェット、ヒロイズム・グレーターはもう少し待ってくれ。

ランツェット:ん。 次は俺か。 ヒロイズム・グレーターをもらえないなら、攻撃しないで癒しの手で回復って手もあるな。 それならアルカライラを回復したほうがいいのか。 後々のことも考えて、アメティストスの前を移動してアルカライラの隣に。 機会攻撃どうぞ。

DM:了解。 では機会攻撃で……噛みつく。 (コロコロ)げ、出目4? ……AC32まで命中。

ランツェット:あったりっませ〜ん。 アルカライラを回復。 いくつ減ってるの? 78点? 72点しか回復しないけど。

アルカライラ:ありがとう。

ランツェット:これで俺はただのファイターだ!(一同笑)

DM:まだ一撃があるだろう。(笑)

ランツェット:全力攻撃でほぼ1ラウンドでなくなるんだぞ。(笑)

グレネス:私行動して良い? じゃあ、ホーンド・デヴィルに全力≪強打≫で全力攻撃。 ≪猛攻≫で2回攻撃捨てて……行きます! (コロコロ)1撃目はAC40まで命中して52点ダメージ。

DM:50! 大規模……は、ダメージ減少があるからやらないで済むのか。 助かった。

グレネス:2撃目は当たらなかったです……。 行動は終わりです。

アルカライラ/ミーポ:ミーポの番。 目の前にアメティストスいるんだけど、これどうしよう。

DM:ソーサラーがピット・フィーンドの攻撃範囲内にいるもんな。

セルマール:全力で移動して逃げちゃいなよ。 今、機会攻撃使い終わってるはずだし。

アルカライラ/ミーポ:あ、そうか。 じゃあ、タカタカタカって走って下がる。 で、≪即時威力最大化≫と≪即時威力強化≫したマジック・ミサイルを自分のスロットからホーンド・デヴィルに。 (コロコロ)術者レベル判定は31でダメージは35点。

DM:結構痛いなぁ。 これで全員終わったね? では次のラウンド。


 ■3ラウンド/アメティストス→ホーンド・デヴィル→ア→アマキュア→セ→ラ→グ→ミーポ

アルカライラ:このラウンドで私の朦朧化が終わるんでしょ?

セルマール:そう。 そして私の行動になれば、アミュレットが機能する。

グレネス:このラウンドしのげば何とかなるのか。

ランツェット:何とかみんなで生き延びましょ。

DM:では、誓いも新たにした君達に、高速化したファイアーボールを。 難易度21の反応セーヴをよろしく。

ランツェット:機会攻撃できるの?

DM:うぇ!?

セルマール:防御的発動って言ってないんだからできるだろう。 どうぞ。

ランツェット:(コロコロ)26じゃ当たらん。

DM:危なかった〜。

一同:(コロコロ)セーヴは成功。

アルカライラ:ねぇ? ≪擬似呪文能力威力強化≫とか≪擬似呪文能力威力最大化≫言ってないって事は普通なんでしょ?

DM:え? あっ? しまった。 特技使ってたってことには……。

一同:ダメ!

DM:うぅぅ。 (コロコロ)ダメージ30点で半分は15点です。

セルマール:う〜ん、危険になってきたな。

DM:で、目の前のランツェットに全力攻撃。 くらえ、爪爪翼翼噛みつき尻尾のデヴィル乱舞! (コロコロ×6)爪2回が命中して22点と23点のダメージ。 翼は2回ともはずれて、噛みつきが命中して17点ダメージ。 最後の尻尾もはずれ。 攻撃ボーナス+28とか外してるよ。

ランツェット:……結構来たな。 あ、ゼロット・パクト発動してるから。

DM:はいよ。 あと、最後に難易度27の頑健セーヴしてください。 毒です。 失敗すると【耐久力】が(コロコロ)3点下がります。

ランツェット:【耐久力】が3点!? (コロコロ)22。 失敗しました。 HPが下がるのか。 ヤバイ、死にそうだ。

DM:削りきれなかったか。 予後ダメージは死亡なのでよろしく。

一同:死亡!?

ランツェット:なんて毒だい……。 とりあえず今は毒は後回しだ。

DM:アメティストスの行動が終了して、ホーンド・デヴィルの全力攻撃がグレネスに。

グレネス:ヘイスト中で、≪回避≫も指定してるからAC36ね。

DM:了解。 (コロコロ)ぶ、2? こんなんじゃ当たらん、ダイスを換えよう。 (コロコロ)2!(一同爆笑)

アルカライラ:DMの呪われたダイスが目覚め始めたよ!(笑)

DM:いやいやいや? 待て待て待て。 ウェイウェイウェイ。 こないだも人のダイスに呪いをかけたじゃん? それが返ってきた?(一同笑)

ランツェット:呪ってたのかよ!(笑)

DM:割とさっきも。

アルカライラ:人のダイス触って出目が腐るようにしてたんだよ! だから私の判定失敗しまくり!(怒)

DM:(しれっと)あれ? ダイスが1個見つからない。

グレネス:誰も盗んでないよ?

アルカライラ:こいつの腐ったダイスなんか誰も盗まないよ!(一同爆笑)

DM:ひどい!? くそぅ、この悔しさはグレネスに向けてやるぅ〜! (コロコロ×4)あ、あたんねぇぇぇぇぇ? 6回振って5回が2ってどういうことぉぉぉ?(一同笑)

グレネス:八つ当たりなんかするからだ。(笑)

アルカライラ:バカはほっといて。 私は飛ばして次はアマキュア〜。

セルマール/アマキュア:ん。 アマキュアはグレネスに対して援護。 (コロコロ)成功。 行動終了。

グレネス:は〜い、ありがとー。

DM:次はセルマールか。 では、この部屋は強力な清浄なエネルギーに満たされ、アメティストスに対する魔法の呪縛となり彼を蝕む。 アメティストスの攻撃ボーナスとACは−10され、呪文抵抗も−5された。 そして再生が封じられる。 さらには清浄なエネルギーがエーテルの鎖となり、ディメンジョナル・アンカーに似た効果でアメティストスをこの部屋に縛る。

セルマール:それに加えてこっちには[火]の抵抗20つくんだよね?

DM:ですね。 アメティストスは苦しそうにしていますよ。


  ここで、グレネスとミーポがプロテクション・フロム・エナジー[火]をかけてもらっていたことを思い出し、どうするかのすったもんだがあったが割愛!(笑)
  かけてもらった呪文はちゃんと管理しないとダメだぞ。



ランツェット:よし、俺の番だ〜。  悪を討つ一撃をのせて全力攻撃! (コロコロ)1撃目はダメージは53点

DM:大規模ダメージ……。 (コロコロ)は、成功。

ランツェット:2撃目も悪を討つ一撃。 (コロコロ)ダメージは50点。

DM:また大規模ダメージかい。 (コロコロ)成功。 一気に100点も削られてる。

ランツェット:(コロコロ)むぅ、3撃目ははずれた。 4じゃ当たらん。 次のラウンド、残りの悪を討つ一撃を叩き込んでやる。 終わりー。

グレネス:私ー。 ホーンド・デヴィルに全力攻撃。 行くよー。 フル≪強打≫で≪猛攻≫! (コロコロ)命中してダメージが61点!

DM:……その一撃でホーンド・デヴィルは倒れました!

一同:おお〜。

DM:ホーンド・デヴィルは悔いるようにつぶやく。 「アメティストス様、やはり我々だけでは……」 その言葉が最後の一言になり、消滅していく。
 

ランツェット:残りはアメティストスのみ。

グレネス:全力攻撃やめて移動します。

DM:了解。 次はミーポだよ。

アルカライラ/ミーポ:ベアズ・エンデュランスを発動してチャージ。 5フィート・ステップでランツェットの隣に行ってランツェットに接触する。 【耐久力】が+4されます。 私、次から行動できるからミーポ返すね。

ランツェット:おお、ありがとう! HPが増えた。 というか戻った。(笑)

アルカライラ:では4ラウンド目に突入ですね。
 

 ■4ラウンド/アメティストス→ア→アマキュア→セ→ラ→グ→ミーポ

DM:アメティストスは 「貴様らなどに負けるかぁ!」 と叫び、フリーアクションで恐怖のオーラを周囲20フィートに撒き散らす! 意思セーヴの難易度は27だ。

一同:(コロコロ)成功!

グレネス:私はさっき呪文で完全耐性になったんだよね?

セルマール:そう。 振らないで良いよ。

ランツェット:こっちも完全耐性ある。

DM:何にしろ誰にも効かなかったか。 続いて最後の高速化したファイアーボールを防御的発動! 今度はちゃんと≪擬似呪文能力威力強化≫とか≪擬似呪文能力威力最大化≫使うぞ。 「我が名にかけてここで倒れるわけには行かぬ! このような呪いなど跳ね返してくれるわ!」

セルマール:難易度21の反応セーヴだったよね? (コロコロ)成功。

一同:成功〜。

グレネス:(コロコロ)うぅ? 失敗した〜。

セルマール:おそらく大丈夫でしょう。 というか、私のHPがまずいです。


  セルマールの言葉は真実となった。
  グレネスにかかっていたプロテクション・フロム・エナジー[火]が機能し(チャージ消費されてしまったが)、さらに[火]に対する抵抗20で残りのダメージを減少させる。
  グレネスのHPを減らせたのはわずかであった。



グレネス:ホントだ〜。 あんまり減らなかった。

セルマール:……HP残り1です。 1ドットで残っている感じ。

DM:むぅ! アメティストスの力を味わうが良い! 全力攻撃をランツェットに。 爪爪翼翼噛みつき尻尾のデヴィル乱舞第2弾! (コロコロ×6)あ、あたらねぇぇぇぇぇ!? やっぱり−10はでかい。

アルカライラ:ようやく私の番。 キュア・ライト・ウーンズ・マスでアメティストス以外全員回復。 25点回復。

セルマール:あぶなかったぁ〜。(笑)

グレネス:私の傷は回復しにくいとかなかったっけ?

DM:あ、流血か。 そうだね、術者レベル判定で24出さないと傷が塞がらないね。

アルカライラ:(コロコロ)27、成功。 グレネスも回復したね。

グレネス:ありがとー。

セルマール/アマキュア:ディメンジョン・ドアでアメティストスの背中側に出る。 でランツェットに対して援護。 (コロコロ)成功。

ランツェット:サンキュー。

セルマール:私は5フィート・ステップして下がって、エナヴェイションを防御的発動でアメティストスに。 (コロコロ)<精神集中>は成功。 (コロコロ)術者レベル判定は31。

DM:31ぃ? 抜けました。

セルマール:なら、 (コロコロ)接触AC18は当たりますか? (にのまえ頷く)では、負のレベルを4レベル、プレゼント・フォー・ユー。

DM:げぇぇぇぇぇ!? いらねぇぇぇぇ! 攻撃ボーナスとセーヴが4下がって? HPが20下がる?

セルマール:そうそう。

DM:アメティストスの膝が笑い始め、鱗の光沢が翳ったよ。(一同笑)

グレネス:レベルと鱗って関係あるんだ?(笑)

ランツェット:俺のば〜ん! 全力で悪を討つ一撃! (コロコロ)19はクリティカル可能域!

アルカライラグレネスゼロット・パクトで)クリティカル確定だ!

ランツェット:3倍ダメージか! え〜と、77点!

アルカライラグレネス大規模ダメージチェッーク!

DM:それは必要ない。 ランツェットのグレートソードは、アメティストスの腹を貫き、背中から顔をのぞかせている。 グレートソードから悪を討つ一撃の時にまとった、善のオーラが消えたとき、アメティストスは大きな体を崩し、膝をつく。 ランツェットがグレートソードを抜いて下がると、アメティストスは壁に寄りかかりながら口を開きます。 「くくくっ 我が野望もここで費えるか。 ……戦士らよ、私は強かったか?」

ランツェット:「ああ、強かった」

DM/アメティストス:「そうか。 定命の者よ、お前達も強かった。 最後に名を教えてくれ」

ランツェット:「ランツェットだ」

DM/アメティストス:「その名を胸に、我は地獄の塵へと帰ろう」 そしてランツェットの頭に指先を突きつけます。

アルカライラ:呪文!?

DM/アメティストス:ランツェットの頭に儀式の知識が流れてきます。 テレパシーですね。

グレネス:おお。 儀式のやり方がわかったんだね。

セルマール:失敗した以上、敗者がこんな知識を持っていても……ってところでしょうか。

DM:いや、アメティストスが死んだら失われちゃうから。

アルカライラ:なるほど、敵でも良いから残したかったんだね。

DM/アメティストス:「これを伝えてくれ」

ランツェット:だ、誰に?!(一同笑) 「……わかった」

DM/アメティストス:「ではな……」 ニヤリと笑って、塵に返っていきます。 そして塵と返ったあとにはダガーが5本残っていました。

グレネス:魂の封印された短剣!

ランツェット:儀式覚えてていいんだよね?

DM:もちろん。

ランツェット:【知力】判定とか言ったら大変なことになってたよ。 パーティ1低い【知力】だからさ。(一同笑)
 
◆シーン8 凱旋◆


アルカライラ:じゃあ、みんなの回復します。

ランツェット:あ、毒を何とかしてくれ。 このままだと死んでしまう。

アルカライラ:ヒールかけるから大丈夫。

DM:では毒は消え去った。 能力値ダメージがも回復したよ。

ランツェット:ありがとう。 ふぅ〜。(安堵の溜め息)

DM:しばらくすると、部屋の中を満たしていた清浄なエネルギーが消えていくよ。 君達は奥に続く扉を開け、死者のゆりかごに続く道を進みます。 ファインド・ザ・パスの残り時間は少ないですが、罠などもなく、アンデッドが出てくることもなく、ゲートのある部屋まで辿りつくことができました。 ゲートからは負と死霊術のエネルギーがあふれています。 君達が感じたことのある気配です。

ランツェット:儀式に関する知識を探ってみるけど、このまま入っちゃっていいの?

DM:鋭い。 月の満ち欠けなどの必要な条件が幾つかあるね。 とはいえ数日間は同じ条件で平気だから、あまり焦らなく平気だよ。

ランツェット:それを説明して、儀式の時間を言うよ。 夜でいいんでしょ?

DM:そう。 儀式を行うって言ってくれれば、用意もしたことにするし、時間も合わせたってことにするから。

ランツェット:なら、儀式を行うよ。

DM:では、君達は深夜、ヘルズ・オヴ・パニッシュメントと魂の封印された短剣を持ち、ゲートをくぐった。 目を開くとそこは強大なエネルギーの迸る空間だった。 ランツェットが呪文を唱えると、ヘルズ・オヴ・パニッシュメントの周りに魔方陣が浮かびあがる。 次にランツェットがキーワードを唱えると、封印の短剣が浮かび上がり、ヘルズ・オヴ・パニッシュメントの周りを旋回する。 しばらくすると短剣から魂が引きずり出され、まるでゴーストのように人型を取る。 魂は何度もヘルズ・オヴ・パニッシュメントを通り抜け、そのたびに苦痛の悲鳴を上げる。

グレネス:魂が吸い取られてるの!?

DM:いや、おそらくは魂に刻まれた魔力回路が剥ぎ取られているんだろう。 ヘルズ・オヴ・パニッシュメントは5人の魂をその身に受けるたびに輝きが増し、欠けた刃が再生し、鮮やかな赤の色彩を帯びていく。 どれだけの時間それを見ていたのだろう。 気がつくと、錆が落ち、赤い鱗状の表面となった大剣、ヘルズ・オヴ・パニッシュメントは空中に静止している。 その姿は魔力に満ち溢れ、アーティファクトであるということを知らしめている。 その周りには魂が弱々しい光を放ちながら漂っている。 儀式は終わったようだよ。

グレネス:魂はこのままでいいの?

DM:開放はされた。でも、送ってあげないとこの場でさ迷う可能性が大きいと思うよ。 送ってあげるならアンデッド退散を行っておくれ。

アルカライラ:アンデッド退散でいいんだ。(笑) じゃあ、アンデッド退散します。 ダイス振る?

DM:いや、宣言だけでいい。 魂はアルカライラの放出した清浄なエネルギーを受けて、それぞれが信奉する神の身元に送られていったよ。

ランツェット:ヘルズ・オヴ・パニッシュメントだけど手に取ったら負のレベル受けるんでしょ?

DM:受けるけど、持ち帰って渡すだけだから気にしないでいいよ。 では、グレイホークに持ち帰るってことでいいのかな?

グレネス:あっ! 私、ここでクラスの取り直しがしたい。

セルマール:私達は特にないですけど、グレネスがやって行くと言うのであれば待っていますよ。

DM:OK。 ここで再構築を行ったってことで。

グレネス:は〜い。

DM:数日後、君達の姿はグレイホークのあの部屋にあった。 アメティストスを倒し、ヘルズ・オヴ・パニッシュメントを解放した君達をモルデンカイネンが迎えてくれる。 「おめでとう。 君達は成すべき事を成したようだな」

ランツェット:無言でうなずこう。

グレネス:「はい。 これでお姉さんを復活させられます」

アルカライラ:「多少の犠牲がありましたが」

DM/モルデンカイネン:「それは仕方ない。 何かを為すには危険はついて回るものだ。 それがイヤなら閉じこもっているしかない」

アルカライラ:「それはその通りですが……」

セルマール:あ、DM、水晶球から死者のゆりかごの場所を書き写しとく。

DM/モルデンカイネン:「ところで私の渡したアミュレットは役に立ったかね?」

セルマール:「充分に。 これがなかった返り討ちにあっていたでしょう」

DM/モルデンカイネン:「それは何より。 私は君達に、友として贈り物を贈りたいと思う」

セルマール:「いえ、助けてもらった私達の方がお礼をしなければならないはずです」

DM/モルデンカイネン:「ふむ。 ……ならば、互いが知り合えたことと、この地の平和を守れたことの喜びをもって、双方への礼としよう」

ランツェット:心で泣いている……。(一同爆笑)

アルカライラ:ど、どうしたの?

ランツェット:いや、報酬がないとキツイなぁって。(笑)

DM/モルデンカイネン:グレネスに向き直って 「あと、君に伝えておかなければならないことがある。 君の故郷でなにやら事件が起こったようだ。

アルカライラ:またかよ! 呪われてるよ!(一同笑)

セルマール:一族が呪われているのか、土地が呪われているのか。(笑)

グレネス:「一体、何が……」

DM/モルデンカイネン:「大きな地震だ。 早く戻った方がいいだろう」

グレネス:「はい、ありがとうございます」

アルカライラ:「リースリットのレイズ・デッドをしてからね」

DM/モルデンカイネン:「ふむ、トゥルー・リザレクションを私の方で手配しておこう。 費用についても今回の報酬ということで出させてもらおう。 明日、ペイロア神殿に顔を出してくれ」

一同:「ありがとうございます」

ランツェット:「ヘルズ・オヴ・パニッシュメントはどうしましょう」

DM/モルデンカイネン:「そこに置いておいてくれたまえ。 近日中にジルベールに渡そう」

ランツェット:「わかりました」

アルカライラ:あっ! 触りたくないんだな!(一同笑)

セルマール:「それではこれで失礼させていただきます」

DM/モルデンカイネン:「うむ。 では、またな。 君達の活躍に期待している」 君達は連絡用に棒状の水晶をもらって、モルデンカイネンとの会見を終了します。 辞去するときに預けていた武器などを貰い受け、グレイホークの街中に戻ってきました。

アルカライラ:あとで巻物とか買わないとね。

セルマール:それもあるけど、ホルストにすぐ戻った方がいいらしいけど、今日は宿を取って明日に備えましょう。

グレネス:(会場を借りている)時間的にも今日はもう終わりでしょ?

DM:そうです。 君達は翌日のトゥルー・リザレクションを受ける為にグレイホークで宿を取りました。

一同:了解。

DM:ところでランツェットは受け取ったグレートソードがよく似てはいるけれど違う物であることに気がつきます。

ランツェット:は? モルデンカイネンに取られた?

DM:そうとも言えるかも。 あとで調べればわかりますが、+1ホーリィ・イーヴル・アウトサイダー・ベイン・グレートソードになってますね。

ランツェット:なんだって?(一同笑)

DM:今までのに加えて、悪の来訪者に追加ダメージつく魔力が付与されています。(笑)

一同:お〜。

ランツェット:お? 要するにこれが報酬ってことか? ラッキー!

DM:といった所で今回は終了となります。 お疲れ様でしたー。

一同:お疲れ様でしたー。


〜舞台裏〜


ランツェット:ところで儀式のことを書き記すことってできますか?

DM:できるけど?

ランツェット:なら、後日書き記してセルマールに渡します。

セルマール:大学に持って行って売ろう。(笑)

DM:了解。 では、それは次回ってことで。 ホントに終わり〜。
 

◆経験点◆
克服した敵/障害など 脅威度および数 経験点(ECL11) 経験点(ECL12) 経験点(ECL)
ナイト・ウォーカー 脅威度16 19800 14400
ヤングアダルト・レッドドラゴンのスケルトン(超大型サイズ) 脅威度8 1100 900
グレーター・グリフ・オヴ・ウォーディングの罠 脅威度7 600 488

合計 ――― (21500÷6) (15788÷6)

アメティストス 脅威度18 39600 28800
ホーンド・デヴィル 脅威度16 19800 14400

合計 ――― (59400÷5) (43200÷5)

アルカライラ 経験点 69115(+11271)→80386(12LV→13LV)
グレネス 経験点 69915(+11271)→81186(12LV→13LV)
セルマール 経験点 69910(+11271)→81181(12LV→13LV)
ランツェット 経験点 61366(+11271)→69637(11LV→12LV)
ミーポ 経験点 60000(+15463)→75463(11LV→12LV)

 レベルアップ時、ランツェットは経験点を3000点支払うことで、レベル調整値を±0にしている。

◆収入◆
収入 市場価格
 硬貨
PP
GP
SP
CP
 宝石および美術品
 非魔法の武具
 魔法の武具
+1ホーリィ・“イーヴル・アウトサイダー”ベイン・グレートソード 32350GP
 非魔法の装備品
 魔法の装備品
 非魔法のアイテム
 魔法のアイテム
 未鑑定品

◆にのまえの反省点◆

ディテクト・マジックをかけておくという宣言を忘れ、インビジビリティで不意打ちをしてしまった。

・恐怖効果にセーヴ成功すると、同じ対象からの恐怖効果は24時間受けないというのを忘れていた。

・武器落としを前日にチェックしていたが、プレイ時に忘れていた。

・PCが立ちすくみ中、機会攻撃範囲を移動したのだが、グレネスとランツェットの機会攻撃を受けなかった(忘れていたのなら教えてあげてもよかった)。

・≪擬似呪文能力威力強化≫と≪擬似呪文能力威力最大化≫の宣言を忘れていた。

・よくよく考えてみれば、高速化したファイアーボール、標準アクションでファイアーボールということができた。

・行動の失言(防御的発動など)が多い。
 
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