D&D冒険シナリオシリーズ―番外編―プレイレポート
炎の悪魔編
第3話
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  2008.07.13
  冒険シナリオシリーズキャンペーンのはずなのだが、なぜかオリジナルシナリオ。

  DMの拙さがありありと見れるセッション風景だが……見てくだされ。
  プレイヤーキャラクターのミニチュアの内、ランツェット、グレネス、リースリット、アルカライラは改造を施して(主にDMが持つ)キャライメージに近づくようにしています。
◆栄光の夜明け―The daybreak of the glory―の面々◆(五十音順)
*以下のイラストはあくまでにのまえの想像によるものでプレイヤーの許可を取っていません*
 信仰魔法でパーティを守る守護神
アルカライラ 【種族など】人間 女性 真なる中立 23歳
【クラス】11レベル/クレリック(ファラングン:幸運と守護)10 コンテンプラティブ1
【能力値】
筋力:11/±0 敏捷:14/+2 耐久:14/+2
知力:14/+2 判断:20/+5 魅力:14/+2
【特技】イニシアチブ強化 治癒呪文増幅 清浄なる治癒力 信仰の後見人 退散回数追加
【主な装備】+1フレイミング・ウォーハンマー +1フルプレート ダークウッド製バックラー メタマジック・ロッド・オヴ・レッサー・エクステンド クローク・オヴ・カリズマ(+2) ヴェスト・オヴ・レジスタンス(+1) ベリアブド・オヴ・ウィズダム(+4) シールド・アザー焦点具用リング ヒューワーズ・ハンディ・ハヴァサック アイウーンストーン(桃色) アイウーンストーン(薔薇色) ポーションベルト(10連) ワンド各種 巻物各種 ポーション各種
 ≪信仰の後見人≫で、回復呪文を近距離に飛ばせるようになったことで、自身を危険に晒すことが少なくなり、パーティ全体の生存性が高まった。
 ついやり過ぎてしまうDMの所為で、幾度となくピンチに陥ってきたパーティを、その腕で生き残らせてきた。
 占術の経験点消費が目下の悩み。

 「……ゴメン! これ以上無理! パス!」

 豪腕でパーティを守るアタッカー
グレネス 【種族など】人間 女性 真なる中立 19歳
【クラス】11レベル/ファイター11
【能力値】
筋力:21/+5 敏捷:16/+3 耐久:18/+4
知力:13/+1 判断:13/+1 魅力:8/−1
【特技】特殊武器習熟(ガリアンソード) 武器熟練(ガリアンソード) 武器開眼(ガリアンソード) 近接武器体得(斬) 上級武器熟練(ガリアンソード) 強打 薙ぎ払い 回避 強行突破 背に目あり 迎え討ち
【主な装備】+2キーン・スペル・ストアリング・アダマンティン製ガリアンソード +3チェインシャツ +1アニメイト鋼鉄製ヘヴィ・シールド ヴェスト・オヴ・レジスタンス(+2) アミュレット・オヴ・ナチュラル・アーマー(+1) グラヴズ・オヴ・デクスタリティ(+2) リング・オヴ・プロテクション(+2) シールド・アザー焦点具用リング ベルト・オヴ・ジャイアント・ストレングス ブーツ・オヴ・スピード アイウーンストーン(桃色) ポーションベルト ポーション各種 武器用三連カプセル保持器 錬金カプセル各種
 ガリアンソードを手に戦うHFN(ヒューマン・ファイター・ナオン)。
 アニメイトされたシールドやアミュレット・オヴ・ナチュラル・アーマー、リング・オヴ・プロテクション(+2)のおかげで、弱点であったACも大幅に補強された。
 さらに≪上級武器熟練≫や≪武器体得≫なども取得して、総合的な戦闘力を上げていく。
 最近は攻撃力に加え、特技の使いどころも身に付き、一端のアタッカーとして地位を固めつつある。

 突撃系の特技を好まないため、以降のダメージ量に不安を覚える。

 「よしっ! 私は逃げるぞ!」

 知識と秘術魔法で運命を切り開く軍師
セルマール 【種族など】ハイエルフ 男性 中立にして善 138歳
【クラス】11レベル/ウィザード8 メイジ・オブ・アーケイン・オーダー3
【能力値】
筋力:13/+1 敏捷:18/+4 耐久:16/+3
知力:20/+5 判断:12/+1 魅力:10/±0
【特技】巻物作成 技能熟練(精神集中) 呪文発動時間短縮 即時呪文威力最大化 即時呪文威力強化 呪文共同化 戦う使い魔
【主な装備】ヘッドバンド・オヴ・インテレクト(+2) ヴェスト・オヴ・レジスタンス(+2) アミュレット・オヴ・ヘルス(+2) ブレイサーズ・オヴ・アーマー(+2) マイナー・リング・オヴ・エナジー・レジスタンス[電気] リング・オヴ・マインドシールディング(所持) リング・オヴ・マジックファング(所持) リング・オヴ・プロテクション(+1) バッグ・オヴ・ホールディング(タイプT) パール・オヴ・パワー(2レベル) ボカブズ・ブレスト・ブック ワンド各種 巻物各種 巻物巻き上げ機
 パーティの知恵袋たるウィザード。
 キャラクターの性能ばかりでなく、的確な魔法の選択/使用タイミングでパーティを生き残らせてきた。
 戦術面においても軍師としてアルカライラと双璧をなす。

 「君はいい友人だった」

 高い防御力でパーティを守るディフェンダー
ランツェット 【種族など】アアシマール 男 秩序にして善 23歳
【クラス】11レベル(ECL12)/パラディン(ハイローニアス)11
【能力値】
筋力:16/+3 敏捷:12/+1 耐久:16/+3
知力:9/−1  判断:16/+3 魅力:25/+7
【特技】迎え討ち 強烈な個性 一撃回数追加 信仰の盾
【主な装備】+1ホーリィ・グレートソード +2フルプレート +1アニメイテッド鋼鉄製ヘヴィ・シールド ヘルム・オヴ・テレポーテーション(ジャッカル型) クローク・オヴ・カリズマ(+4) ヴェスト・オヴ・レジスタンス(+1) ガントレッツ・オヴ・オーガ・パワー(+2) ベリアブド・オヴ・ウィズダム(+2) リング・オヴ・プロテクション(+1) マイナー・リング・オヴ・エナジー・レジスタンス[火] バッグ・オヴ・ホールディング(タイプT) ワンド ポーション各種 武器用三連カプセル保持器 錬金カプセル各種
 ≪信仰の盾≫を取得することで更なる防御力を獲得した、高いACとセーヴが売りのパラディン。
 癒しの手による回復力と併せた高い生存性から、不倒の前線を構築する。
 弱点の一つであった攻撃力はグレートソードを装備したことで上昇したが、相変わらずイニシアチブは低いまま。
 イニシアチブの最下位をミーポと争い中。

 「俺たちを舐めすぎだ」

 眼と耳でパーティを守る探索者
リースリット 【種族など】人間 男性 中立にして善 26歳
【クラス】11レベル/ローグ5 レンジャー6
【能力値】
筋力:15/+2 敏捷:16/+3 耐久:14/+2
知力:14/+2 判断:14/+2 魅力:12/±0
【特技】技能体得(魔法装置使用) 精密射撃 武器の妙技 武器熟練:ショートソード 追跡 持久力 イニシアチブ強化
【主な装備】+3アンデットペイン・ダガー +1ショートソード +1錬金術銀製ショートソード 高品質コンポジット・ロングボウ(マイティ+2) +3ミスリル製チェインシャツ ゴーグル・オブ・マイニュート・シーイング クローク・オヴ・カリズマ(+2) アミュレット・オヴ・ナチュラル・アーマー(+3) ヴェスト・オヴ・エスケープ ガントレッツ・オヴ・オーガ・パワー(+2) リング・オヴ・フェザーフォール リング・オヴ・プロテクション(+4) ブーツ・オヴ・エルブンカインド バッグ・オブ・トリックス(ラスト:赤錆色) バッグ・オヴ・ホールディング(タイプT) ワンド ポーション各種 武器用三連カプセル保持器 錬金カプセル各種
 一行の危険回避担当のローグ/レンジャー。
 技能や特技、クラス能力を駆使し、前衛から後衛までと幅広く活躍する。
 レンジャー呪文を覚え始め、さらに死角がなくなっていく。
 最近はワンドで戦う後衛の人に。

 「……久々の急所攻撃だ」

◆INDEX◆

 シーン1 夜襲
 シーン2 戦闘開始!
 シーン3 戦い終わって
 シーン4 チャームでお友達!
 シーン5 いきなり決戦
 共同体データ:タグレット
*プレイレポ中に使用された呪文は、レポ内で初使用時に呪文の簡単な説明ページへとリンクしてあります*
*呪文の説明からはブラウザバックで戻ってください*
◆シーン1 夜襲◆


DM:それでは始めたいと思います。 よろしくお願いしま〜す。

一同:お願いしま〜す。

DM:では前回の状況のお浚いを。 前回、身バレしたグレネスの実家を守るために実家に戻り、屋根裏で待機していました。 で、深夜に階下からガラスが割れ、何者かが押し入る音が響きます。 襲撃を察知した君達はミーポのテレポートで音がした場所、エントランスへと向いました。

グレネス:ってところで終わりだよね?

DM:そうです。 (タイルを広げて)で、テレポート先です。 こんな配置ですね。 で、他の場所では戦闘音が響き始めます。

セルマール:ジョウゼンたちが始めたんだな。 ホーンド・デヴィルの知識判定行って良い? (コロコロ)……32。

DM:ああ、わかったね。 MM見てデータ確認して良いよ。

セルマール:了解。 ……うわぁ〜お! HPたっか! 170もある。 ……しかもスパイクト・チェイン持ってるので足払い注意!

ランツェット:注意といわれてもな……。 しかもこのACじゃ当たらない……。 たこ殴りにされて終わりそうな……。

DM:弱気ですな。


  セルマールの報告で一同の顔が暗くなる。
  ホーンド・デヴィルのHPは170以上であるが一行の攻撃能力を考えると、十分対処できるクリーチャーだと思うのだが。



DM:<視認>判定してください。 難易度は25です。

リースリット:(一同を見渡して)……俺だけかな。

ランツェット:成功するのは諦めてますから。(苦笑)

DM:了解。 窓の外には数人の人間がいるのが見えたね。 彼らの鎧にはアスモデウスの紋章が描かれているよ。

リースリット:外に人が隠れているのをみんなに伝えるよ。 「まだ窓の外に人影がいるぞ! おそらく協力者だろう」

アルカライラ:「了解」

セルマール:アスモデウスの<知識>振っても良い?

DM:振らなくても良いですよ。 データがないので。 地獄の統率者というのはわかっていて良いです。

アルカライラセルマール了解。

アルカライラ:イニシアチブ振る?

DM:……イニシアチブ振る前にイベント始めちゃって良い?

アルカライラ:あるんならどうぞ。

DM:では、ホーンド・デヴィルが口を開きます。 ……共通語で「戦いの前に話がしたい。 良いか?」


  ホーンド・デヴィルの項に共通語の記載がなかったが、会話イベントが発生しなくなる為、共通語を話させることに。
  まぁテレパシーが使えるのでそのままでもよかったのだが。



一同:……。

ランツェット:無言で返すよ。

アルカライラ:あと、相手が会話以外の行動をしたら攻撃します。

DM:会話以外の行動をしたらイニシアチブを振るってことで良いね?。

一同:(頷く)

DM/ホーンド・デヴィル:「お前達の姿を、我らの拠点で見たという者がいる。 お前達が襲撃してきたと。 そのことに相違はないか?」

リースリット:答える義理はないか。

セルマール:「答える義理はありませんね。 そのような場所に行ったかもしれませんし、行ってないかもしれません」

リースリット:「俺には記憶がねぇなぁ」 逃げちゃったから。(一同笑)

DM:セルマールとリースリットは<はったり>をどうぞ。 こちらは<真意看破>します。

セルマール:(コロコロ)21

リースリット:(コロコロ)5。 ダメだこりゃ。

DM:(技能ランクが+24だしなぁ。 コロコロ)……成功。 ホーンド・デヴィルの顔が歪みます。 おそらくは笑ったのでしょう。

リースリット:俺は襲ってない! 逃げ出しただけだ!(一同爆笑) 嘘はついていない。(笑)

DM/ホーンド・デヴィル:「お前達があの地で手に入れた剣をこちらに渡してもらいたい。 もともとあの剣は流血戦争に使われるべき物で、バートル (九層地獄) にあってこそ真の力を発揮する。 この世界にあるべきものでなく、封印を解いたとしてもこの世界にはなんら影響はない」

セルマール:「……。 もし我々がその剣を持っていたとして聞くが、バートルでの変化がこの世界にまったく無関係というわけには行くまい?」

DM/ホーンド・デヴィル:「それはない。 先ほども言ったとおり影響はない」

セルマール:ふ〜ん……<真意看破>振るよ。

DM:OK。<はったり>は……(コロコロ)34。

セルマール:34!? 高っ! 振ってもダメだ。

DM:ではホーンド・デヴィルの言葉は真実だと思った。

セルマール:むぅ。

一同:……。


  判定の結果、真実だと思わなければならないとしても、プレイに反映するのは難しい。
  特に敵の言うことであれば……。



DM/ホーンド・デヴィル:「ならば逆に質問しよう。 君達は何ゆえに我らが長きに渡ってデーモンと戦ってきたと思うかね? 多大な犠牲を払いながら」

一同:……。

DM/ホーンド・デヴィル:あくまでも紳士を気取る様に言葉を続ける。 「我らは君達のあがめる神との契約によりデーモンどもと戦ってきた」

一同:……。

DM/ホーンド・デヴィル:「バートルが出来る前からの、神聖なる契約だ。 無限の悪であるデーモンとの戦いに疲れた諸神は、その戦いを我らに委ねたのだ。 君達はその戦いに、我らがそれに負けてもよいというのかね?」

アルカライラ:DM〜。 そこら辺はキャラクターが知っていて良いことなのですか? それとも<真意看破>が必要なのですか?

DM:サプリ (魔物の書) で紹介された設定を多少いじって言ってるんだけど、そんな話しを公にしたら神の恥なので、知ってるキャラクターは少ないと思う。 <知識:宗教>を振ってください。

アルカライラ:(コロコロ)28。

DM:足りなかった。 アルカライラには初耳だね。 難易度は大体5刻みだから30を超えれば何かわかるかもね。

アルカライラ:30……あと2かぁ。 ……ダメだ。 ここで振りなおしは出来ない。

DM/ホーンド・デヴィル:では君達が反論してこないのを良いことに言葉を続けるよ。 「君達はデーモンがどれほど恐ろしいか知っているのかな? デーモンというのはすべての破壊を求めている。 君達の住まうこの物質界も含めて、すべての破壊だ。 そう、塵一つも残さないほどの。 さらにやつらは無限だ。 無限に湧き出て、他の世界を破壊する為に活動を起こしている。 デーモンとの戦いの最前線にいる我々にも、現時点ではデーモンどもを抑えるので手一杯だ。 このままではいつ均衡が破れるか。 すべての破壊者、デーモンを押さえ込むのにあの剣がどうしても必要なのだよ。 我らが敗れて困るのは、むしろ君達があがめる神だということは忘れないでもらいたい」

一同:……。

アルカライラ:あれ? デーモンが無限? 逆だと思ってた。

セルマール:デーモンが無限で、策もなく突撃して戦うらしい。 デヴィルは戦術と装備品で勝利を五分の戦いをしているらしいね。

アルカライラ:ならそのまま戦ってくれている方が良いってことね。

DM:で、それに対していつ均衡が崩れるかわからないから、剣を取り戻したいってことね。

アルカライラ:うん。

DM/ホーンド・デヴィル:「今回の一件。 何故神が介入してこないと思うかね?」 君達をぐるりと見回すよ。

一同:……。

DM/ホーンド・デヴィル:「デーモンがこの戦いに勝利しては困るからだ。 神々の不介入。 それこそが我らが正しき行いをしている何よりの証!」

アルカライラ:「お前達が何かしら裏取引でもしているのだろう?」

DM/ホーンド・デヴィル:「それだけで神々が納得はせんだろう。 見逃すメリットが神々にも存在する。 そういうことなのだ」

アルカライラ:「そのメリットとやらがあるにしろないにしろ、結局はお前の手前勝手な口先だけの弁ではないと誰が保証できる」

DM/ホーンド・デヴィル:「神々だ。 不介入の姿勢でいることが何よりの証だろう?」

アルカライラ:「証にはならないな」

DM/ホーンド・デヴィル:「では、君達は神の意思を無視して、あくまでも我らの邪魔をすると言うのかね?」

アルカライラ:「それが神の意思だと私には伝えられていないのでな」

DM/ホーンド・デヴィル:「ならば、逆に神に我らの邪魔をするように言われているのかね?」

セルマール:「神は関係ない。 私はこの世界に生きる者として、お前達の行いに抵抗する!」

DM/ホーンド・デヴィル:「!! 神々はこの物質界が一時荒れることよりも、大いなる転輪の秩序を守ることを選んだというのにかね?」

セルマール:「神の意思は関係ない。 私の意志だと言っている!」

DM/ホーンド・デヴィル:「……」

アルカライラ:「この戦いが神の意思に反するならば、戦いが終わったあとに結果が出るでしょう」

セルマール:「神の意思だと言うのなら、神から罰せられるでしょう。 私はそれを甘んじて受けましょう。 あなた方にどうこう言われる筋はありません」

アルカライラ:「その通り。 私は神の使徒なれど、神の駒ではない。 私は私の意思でお前たちを討つ!」

DM/ホーンド・デヴィル:「……ふむん。 どうやら思ったよりも馬鹿なのだな。 お前達は」

アルカライラ:「お前に利口と言われても嬉しくないな」

DM/ホーンド・デヴィル:「剣を渡すのを納得していないようだが……交換条件と言うのはどうだね?」

アルカライラ:「いらない!」(即答)

DM/ホーンド・デヴィル:「いらない? 本当に?(いやらしく)」

アルカライラ:「私はさっさとこの茶番に幕を下ろしたいだけだ」

DM/ホーンド・デヴィル:「私たちはいかなる形であれ、返してもらえればいい。 それこそ君達が差し出したくなるような破壊を伴った策を弄することも出来るのだ。 おとなしく交換条件に乗っておいた方がお互いの為ではないかね?」

セルマール:「私達が持っているかどうかさえも定かではないのだが?」

DM/ホーンド・デヴィル:「先ほどのやり取りで君達が持っていることは確信したよ」

セルマール:「そうだとしてもここにあるとは限らない」

DM/ホーンド・デヴィル:「ふむ? そこいらの袋に入っているのではないのかね? まぁいい。 ここまで話しても差し出す気がないようだ。 殺してからゆっくりと調べさせてもらおう」 う〜ん、交換条件を聞いてもらえなかったか。

リースリット:待った! 聞いたほうが良いんじゃないか?

セルマール:いらない。

アルカライラ:聞いても飲めないよ。 聞いても悩むだけだから、聞かないほうが良い。

リースリット:兄貴か、街を荒らすかなんかじゃないのか?

セルマール:そうなんだろうけど、前回グレネスが覚悟を決めたから。 私達にはそのことには言えないよ。 セレストに報告するときに街に被害出る可能性はDMが言ってたわけだし。

アルカライラ:それに現実問題、条件を言われても剣を差し出せないでしょう?

リースリット:まぁ、確かに。

アルカライラ:だからここは聞かないほうが楽なのよ。


  まずいっす。
  まったく聞き耳持っちゃくれません。
  交換条件でプレイヤーを悩ませると言う作戦がぁぁぁぁぁ。



ランツェット:「お前達がどれだけ剣を欲しているのかよくわかった。 ……ということは、だ。 流血戦争において苦戦しているということだな」

DM/ホーンド・デヴィル:「!! ……。 ふっ、戦術など、数の前では無力な物さ……」(一同爆笑)

セルマールランツェットその通りだよ。(笑)

ランツェット:有限は無限には勝てないんだよ。

セルマール:優れた戦術? うん、一番優秀なのは度を過ぎた人海戦術だよね。(笑)

アルカライラ:果てが見えない戦いを続けて、疲れちゃったんだね。(笑)

ランツェット:ユン○ルも聞かなくなってきたリーマンだね。(一同爆笑)


  DMの一言でシリアスなシーンが明後日の方向に飛んでいってしまった。(汗)


DM/ホーンド・デヴィル:話を戻して。 「お前達が自分の考えに固執して、神々より与えられた我らの古き役目を脅かすばかりか、この世界の、ひいては大いなる転輪に息づくすべての命を見捨てて我らの邪魔をするというのだな? お前達の考えは良くわかった。 ……よろしい。 ならば戦争だ」

グレネスランツェット武器を構えるよ。


  ようやく戦闘である。
 
◆シーン2 戦闘開始!◆


  ■1ラウンド/ホーンド・デヴィル→リースリット→アルカライラ→セルマール→ランツェット→クレリック?→グレネス→ミーポ→アイス・デヴィル→ソーサラーA、B(以降のイニシアチブはPCのみ一文字目で表記)

グレネス:はい。 では1ラウンド目。 初手。

DM:初手? では……「初手、ホーンド・デヴィル。 いよぉ〜」

アルカライラ:それは 「実食です」 だろ。(笑)

DM:「実戦です。 ファイアーボール」 ……全員入りますな。

リースリット:(マップの大きさを見て)まぁ、どこに撃っても入るだろ。

ランツェット:自分を中心にすれば届かないだろうけど。

セルマール:後ろの協力者は食らうけどな。(笑)

DM:さすがにそんなことはしませんよ。

リースリット:ホーンド・デヴィルってファイアーボール効かないの?

セルマール:ん。 火に完全耐性持ってる。

リースリット:うぇぇ〜!

DM:……というわけで反応セーヴ、難易度19です。

セルマール:はい。 19ね。 (コロコロ)成功。

ランツェットリースリット成功。

アルカライラ:む〜、1足りない。

グレネス:……え、と、19?

一同:(頷く)

グレネス:あ〜う〜、失敗です。

DM:(コロコロ)ダメージは45点。

アルカライラ:45点? 死ねる。

セルマール:22点。

ランツェット:22点。 ……から、指輪の抵抗を引いて……。

リースリット:(身かわしで避けているので気楽に)45点か。 ファイアーボールって何回撃てるの?

セルマール:ん? 無制限じゃなかったかな? (データチェックして)……3回か。

リースリット:3回でも痛いね。

DM:アルカライラ。 今回、グレネスにシールド・アザーかけてなくて良かったね。

アルカライラ:うん。 かけてたらやばかった。(苦笑)

DM:で、ホーンド・デヴィルはザカザカザカと移動して、

ランツェット:接敵すんの? 来んな!

DM:そして移動先でフリーアクションで“恐怖のオーラ”! 「クククク。 恐怖に震えよ!」 意志セーヴ難易度23ね。
  

水色の部分が窓


一同:に、23〜〜〜〜〜〜っ!?

セルマール:範囲は5フィートだっけ? ……アルカライラ、グレネス、ランツェットの3人が入るのか……。

ランツェット:(コロコロ)成功。 みんな頑張れ! 俺の隣にいるから恐怖判定に+4だぞ!

グレネス:(コロコロ)よしっ! 私は逃げるぞ!

セルマール:よし! じゃねぇぇぇぇぇぇぇっ!

アルカライラ:私は成功。 ……どうしましょう。 回復しなければ死ぬんですけど。

セルマール:リムーブ・フィアーが先でしょう。

アルカライラ:ん。 分かりました。

ランツェット:じゃあ、俺が癒しの手で回復しよう。

リースリット:俺もワンドで回復しよう。

DM:ではホーンド・デヴィルの行動は終了。 次は?

リースリット:俺だな。 ん〜、左手のショートソードを落としてキュア・ライト・ウーンズのワンドを抜く。 んで、グレネスに。 ……9点回復。

アルカライラ:終わり? じゃあ、私ね。 グレネスにリムーヴ・フィアー

グレネス:あ、ありが

アルカライラ:と思ったけど。

グレネス:ぶっ!(一同笑)

DM:いや、そのまま発動するんなら、殴られるんだけど。(一同笑)

アルカライラ:そうなのよ。 だから、5フィート・ステップするか……。

DM:ホーンド・デヴィルは大型な上にスパイクト・チェイン持ってるから、攻撃範囲20フィートなんですが……。

セルマール:防御的発動でしょ。

アルカライラ:そうそうそれそれ!(笑)


  忘れてたんかい!(笑)


アルカライラ:じゃあ、防御的発動で<精神集中>を。 (コロコロ)……成功。 リムーヴ・フィアー発動です。

グレネス:ありがとー。

DM:アルカライラの行動はそれで終わり? (アルカライラ頷く)じゃあ、次は……。

セルマール:私だね。 え〜と、呪文を使いたいんだけど、ここだと機会攻撃を受けるのか……。

DMアルカライラいや、アルカライラ (私) が遮蔽になるから機会攻撃食らわないよ。

セルマール:ああ、そうか。 OK! ならばヘイストの巻物を出して発動。

一同:ありがとー。

DM:了解。

セルマール:で、行動終了。

ランツェット:次は俺か。 アルカライラに癒しの手。 45点回復〜。

アルカライラ:は〜い。 ありがとう。

DM:あ〜、機会攻撃してぇ。

ランツェット:癒しの手は機会攻撃を喰らわないから強いんだよな。

DM:……回復量もね。(渋面)

アルカライラ:HP全快!

ランツェット:行動は終了。

DM:了解。 次は人間のフルプレートを着込んだ人ね。 全ラウンド・アクションで窓から中に入る。(一同笑)

グレネス:そうだ! まだ外だったんだ!(笑)

DM:全ラウンド・アクションというか移動アクション2回かな。……無理かな?

セルマール:いや、いいよ。 移動アクション2回で中に入ったでいいよ。(笑)

アルカライラ:うん。 いいよ、いいよ。(笑)

DM:あ、悪いっすね。 すいません。(ペコペコ) DM思いの君たちに涙したよ。

グレネス:じゃあ、次行きますね。 私は≪強打≫半分の (基本攻撃ボーナスの半分を≪強打≫に回すの意) 全力攻撃を目の前の……ボ、ボーン?

セルマール:ホーンド。 ホーンド・デヴィルね。

グレネス:は〜い。 じゃあ、そのホーンド・デヴィルに。 (コロコロ)……当たらない。

DM:じゃあ、グレネスのガリアンソードはホーンド・デヴィルの胴を叩きつけたが、その鱗を貫くことができなかった。 「ん〜? 何だ、この攻撃はぁ?」

グレネス:「うぅ」(←恐怖効果の残り? 微妙に弱気)

セルマール:じゃあ、2発目の攻撃。

グレネス:うぅ、≪強打≫入れるんじゃなかった。(泣) (コロコロ×2)あ、当たらない。 4回目ぇ……。

ランツェット:あのさ、いつもと違う振り方はやめた方がいいと思うよ?

グレネス:え?

ランツェット:いつもはダメージダイスも一緒に振ってるじゃない? 今日は20面体だけを振ってるなぁ〜って。

グレネス:あ、そうか。 では、(コロコロ)……うっ! あ、当たりませぇん。 きょ、≪強打≫を入れなければ……。(泣)

一同:……。

DM:「くははっ絶望せよ! 愚かな人間よ」

ランツェット:この4回の攻撃が外れたのは痛いかもしれないなぁ。

グレネス:うぅ……ゴメンよぅ。

DM:痛いだろうねぇ……。 ところで、ミーポの行動はどうしたらいいだろうね。

セルマール:ウォール・オヴ・アイス! アイス・デヴィルを閉じ込めてくれ。

DM/ミーポ:(一同と相談後) では、 「わかった!」 と言ってウォール・オヴ・アイスを発動。 アイス・デヴィルの周りに氷のドームが構築された。

アルカライラ:テレポート・グレーターで脱出されるだろうけど。

DMセルマール手番を使わせることができるから、それでいいのよ。

DM:次はアイス・デヴィルの番ね。 当然のようにテレポート・グレーター。 (コロコロ)成功。 ……セルマールの隣に出現します。 そしてフリーアクションで恐怖のオーラ。 「恐怖におののけ!」

リースリット:またかよ。

DM:しかもアイス・デヴィルの恐怖のオーラは10フィートも届きます。

一同:げぇぇぇっ!?

ランツェット:セーヴに+4! +4だからね!

一同:(コロコロ)成功〜。

リースリット:さっきから俺だけ喰らわないなぁ。

セルマール:そっちの方がいいって。

DM:……え〜、ホーンド・デヴィルは成功。(一同爆笑)

アルカライラ:そいつも食らうのかよぉ。(笑)

DM/ミーポ:え〜、ミーポは失敗しました。 ガクガクブルブル震えています。

アルカライラ:分かりました! 私が治せばいいんでしょ!(膨れっ面)

ランツェット:良かったなぁ、次ミーポの手番じゃなくて……。

アルカライラ:あ〜、私だけ後手後手に回っている気がする……。

ランツェット:それは仕方ない。

セルマール:俺も同じだって。

DM:アイス・デヴィルが最後にフリーアクションで命令を下します。 共通語で「スカルよ! 街に待機させている者たちを動かすのだ!」

リースリット:援軍が来るのか?

ランツェット:いや、町を破壊するつもりだろう。

グレネス:うっ? それはっ!

DM:で、スカルと呼ばれた敵魔法使いAの行動だけど、アイス・デヴィルの命令に 「はっ」 と返事をして、テレポートして退場。

リースリット:経験点が消えた。

セルマール:いや、残られたら絶対勝てない。 消えてくれてありがたいよ。

グレネス:「コイツラ早く倒さないと!」

ランツェット:「だな。 全力を尽くそう」

DM:もう一方の魔法使い然とした男の行動。 ファイアーボールを発動。

アルカライラ:やべぇ……。

ランツェット:……頑張って耐えて。

DM:というわけで難易度16で反応セーヴどうぞ。

リースリット:(コロコロ)楽勝。

ランツェット:(コロコロ)16? あっぶね。 17だった。 なんとか成功。(笑)

セルマール:(コロコロ)成功。

アルカライラ:(コロコロ)あぶな? なんとか成功。 ヘイストがかかってなかったら喰らってた。(笑)

DM/ミーポ:(コロコロ)うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!? あぶねぇ! ピッタリだぁ!

グレネス:(コロコロ)!! ……。

アルカライラ:……? (グレネスのダイスを覗く)もうっ! グレネスぅ!!(笑)

ランツェット:(グレネスのダイスを覗く)……あはははは、……どうするぅ?(笑)

セルマール:ヘイストかかってもダメか。

アルカライラ:いや、ダイス目が……。

ランツェット:1じゃあダメだ。

セルマール:いちぃ〜〜? てことは、アイテムが破壊されるかもしれないのか……。

グレネス:……えへへ。


  攻撃呪文やブレスを喰らった際に、セーヴに1で失敗すると装備品にダメージが行く可能性がある。
  装備中にアイテムをランダムで決定して、ダメージを適用するのだ。


DM:(ランダムに決定したのを待って)で、どのアイテムにダメージが行くことになったの? 

グレネス:(コロコロ)……鎧にダメージが来た。

リースリット:鎧が壊れたらまずいんじゃないのか。

アルカライラ:でも、武器が壊れるよりはいいよ。

DM:では……まずダメージが[火]ダメージなので二分の一になって、22点のダメージ。 で、チェイン・シャツの硬度が10。 強化ボーナスが3だから計16の硬度になる。

グレネス:……壊れ……ない?

DM:ですな。 鎧のHPを6点減少させただけだね。

グレネス:やった!(喜)

リースリット:壊れかけの鎧ってどうなるの?

DM:壊れかけだからって別にペナルティはない。 直すには修理に出すって宣言してくれればいいし、または呪文を使ってくれれば直るよ。

アルカライラ:あ、じゃあ、それは私が後でかけるよ。

DM:[酸]ダメージだと硬度を無視するからかなりの確率で破壊されるけど、[火]ダメージだと半分になるからね。 ここで怖かったのは普通にダメージがいくクロークになることだね。

リースリット:布は燃えるだろうなぁ。 (笑)

ランツェット:なんにしろ良かった。 よしっ! 次のラウンドに行こう!


  ■2ラウンド/ホーンド・デヴィル→リ→ア→セ→ラ→クレリック?→グ→ミーポ→アイス・デヴィル→ソーサラーB

DM:2ラウンド目。 では……自分は喰らわないで全員攻撃できるんならファイアーボールを撃つでしょう。

アルカライラ:……どうぞぉ。

DM:というわけで、5フィート・ステップで下がって皆の中心にファイアーボール! 反応セーヴは難易度19ね。 で、ダメージは(ざららら〜)……。

セルマール:(DMの振ったダイス数を見て)……いくつ振ってるの?

DM:え?

セルマール:ファイアーボールは最大10D6だけど。

DM:え゛??


  あちゃー。
  やってしまった。
  最大で10D6なのに、15個も振ってしまった。

  当然、1ラウンド目のファイアーボールも15Dなので、プレイヤーからHP返せコールが(←当たり前)。

  今回のダメージを5D6にすることで、許してもらう。
  うん、以後気をつけよう。



DM:みんなゴメンね。 難易度は19でダメージは23。

グレネス:は〜い。 (コロコロ)うっ!?

セルマール:また失敗したのか。

グレネス:うぅ〜〜。

DM:(コロコロ)ミーポも失敗。 カラータイマーが鳴り始めた。

アルカライラ:わかりましたぁ。 回復しますぅ。

リースリット:俺の行動だが……さっき落としたショートソードは無事なのか?

DM:そうだった! (コロコロ)う〜ん、[火]ダメージはいきにくいなぁ。 ショートソードに少しダメージは入っているみたいだけど、修理が効くよ。

リースリット:あぶねぇ。 ……DM、今手に持ってるショートソードを後ろに投げたいんだけど、アクション使うか?

DM:狙いをつけずに後ろ手にほおる感じ? ん〜、場所が完全にランダムで良いなら、即行アクションで良いよ。

リースリット:それでいいや。 まずキュア・ライト・ウーンズのワンドでミーポを回復。 次にショートソードを投げて、空いた手にマジック・ミサイル(術者レベル9)を準備して終了。

アルカライラ:次。 私は任意発動でウォール・オヴ・ストーンキュア・ライト・ウーンズ・マスにして発動。 皆さん31点回復!

一同:おお〜、ありがと〜。

セルマール:機会攻撃なかったな。

DM:! あっ! 忘れてた。 ……くそぅ、次からは忘れないようにしよう。

セルマール:私で良いね? なら≪即時呪文威力最大化≫を使ったアーク・オヴ・ライトニングを防御的発動でホーンド・デヴィルとアイス・デヴィルに。 (コロコロ)<精神集中>は成功して、ダメージは60点!

DM:コイツラに[電気]の抵抗はなしか。 難易度20だっけ? (コロコロ×2)反応セーヴは21と22で成功。 ダメージは半分の30点に。

リースリット:コイツラって再生あったっけ?

セルマール:ある。 だからさっきのダメージも実際は非致傷ダメージになってる。

リースリット:うへぇ。

ランツェット:俺だ。 どっちからダメージ与えれば良い?

セルマール:どっちからでも。 さっきのグレネスの攻撃が当たっていればホーンドからだったけど。 今はどちらも同じ。

ランツェット:固さ (AC) 的にはアイス・デヴィルから行きたいが、そうも言ってられないか。 5フィート・ステップしてホーンド・デヴィルに接敵。 即行アクションで錬金カプセル:銀を使用して全力攻撃! 悪を討つ一撃も発動! (コロコロ)一撃目はAC35まで命中! 28点ダメージ!

DM:了解……銀および善ね。 「ランツェットの一撃はホーンド・デヴィルの鱗をやすやすと切り裂いた。 自らの体に自信を持っていたホーンド・デヴィルはその傷みに狼狽する。 『この私の美しい体を傷つけるとは!? 貴様! 殺してくれるっ』」 ランツェットの攻撃はダメージ減少を抜いたね。

ランツェット:2撃目! 悪を討つ一撃! (コロコロ)今回もAC35まで命中。 ……クリティカルするんだよね? (にのまえ頷く)なら可能域だ! (コロコロ)よっし!クリティカル!

一同:うぉぉぉぉぉぉおっ!!

ランツェット:ダメージは50点!!!

DM:大規模ダメージかよ。 (コロコロ)あぶねぇ! 2出た。 ……耐久力判定は成功。 死ななかった。

ランツェット:初めて50点出た。(喜) よし! 3撃目行くぞ。 (コロコロ)む、当たらない。 4撃目! ヘイストのおかげで攻撃ボーナスは最大だから当たるはず! 悪を討つ一撃を絡めて……(コロコロ)出目11は……35か。 ぴったり命中。 ダメージは26点です。

DM:このラウンドだけで134点かよ。 いってぇ。

ランツェット:俺の行動は終わった。 ある意味パラディン的なものも終わった。(一同笑)

DM:次は……クレリック?の番か。 アルカライラに突撃。

ランツェット:じゃあ、機会攻撃。 (コロコロ)……当たらない。

DM:ではアルカライラに接敵。 ヘヴィー・メイスが振り下ろされる。 (コロコロ) AC30まで命中。

アルカライラ:……29までまかんない?(一同爆笑)

DM:まかりません。 (笑) ダメージは8点。 そこで魔力を開放。 意思セーヴどうぞ。

アルカライラ:え? え? どういうこと?

DM:誰かさんが持ってるのと同じ物 (スペル・ストアリング能力) を使うんだよ!

アルカライラ:ああ、なるほど。 (コロコロ) 意思セーヴ33。

ランツェット:これ成功じゃね?

DM:……え〜、ホールド・パーソンが消えました……。

アルカライラ:あぶねぇなぁ! おい!(笑)


  ホールド・パーソンから (アイス・デヴィルの) とどめの一撃を狙っていたのに……。
  もろくも失敗してしまった。





グレネス:次は私! 5フィート・ステップしてぇ、全力攻撃。 (コロコロ×4) ……当たりませんでした。

一同:え!?


  グレネスは今回はかなりの不調のようで攻撃、セーヴ共に低い目しか出ない。
  ここでの大ダメージを期待していた一行はかなりピンチに。



一同:……。

DM:ではミーポの行動。 ……グレネスの後ろに5フィート・ステップしてランツェットにベアズ・エンデュランス

ランツェット:耐久力+4で……レベルごとにHPが2だから22点増えるのか。 了解。 ミーポありがと。 盾としては1点でも多いのはありがたい。

DM:次はアイス・デヴィル。 コーン・オヴ・コールド

アルカライラ:では機会攻撃します!

DM:! 防御的発動言うの忘れてた!

アルカライラ:まぁ、当たんないけどね。 (コロコロ)ほら、やっぱり当たらない。

DM:では全員入りますので、難易度20の反応セーヴをどうぞ。

セルマール:(コロコロ)28。 成功。

アルカライラ:(コロコロ)26。 こっちも成功

ランツェット:(コロコロ)25。 ん、成功。

リースリット:(コロコロ)まぁ、俺には簡単だな。

DM:誰かミーポ振ってくれ〜。 反応セーヴは+5ね。

セルマール:私が振ろう。 ……+5しかないのか。 (コロコロ)……14。 ダメだった。

グレネス:(コロコロ)うわっ! こっちも足りませんです。 ごめんなさい。

DM:ファイターはしょうがないよ。 マジで。 そういうゲーム設計だし。

リースリット:HPで耐えるようなものだからな。

DM:そうそう。 で、ダメージは[冷気]の49点。

ランツェット:半減は24点か。

DM:ミーポはHPが−7になって昏倒した。

セルマール:さっき回復してもらってなかったっけ?

DM:全快になっていませんので。

セルマール:むぅ。

グレネス:私も残り15点です。


  範囲攻撃魔法を何発も喰らう一行。
  そろそろHPが覚束なくなってきた。



ランツェット:次はソーサラーだっけ? コイツもファイアーボール撃ってくるだろう。

アルカライラ:ディレイ・デスは先がけOKだっけ?

DM:持続時間はラウンド単位だから平気だけど、今使うなら割り込みアクション使うよ? 割り込みアクションは自分の手番にならないと回復しないからね。

ランツェット:となると、ここでミーポにかけても次にグレネスが落ちる可能性が高いのか。 どっちか……。 ダメだ。 ここでグレネスが倒れたら勝てない。 ミーポにはこのままでいてもらうしかない。

セルマール:ん、そうだな。

DM:では 「ミーポは膝から崩れ落ちて倒れた。 倒れた体から血が広がっていく」

グレネス:……。

DM:次にソーサラーの行動。 明かり目掛けてファイアーボールです。

一同:うん。

セルマールランツェットまぁ、そうなるよな。

DM:……お、クレリック? は入らないぞ! 難易度16の反応セーヴです。

一同:(コロコロ)成功!

ランツェット:あ、1振った。

DM:1ってことはアイテムにもダメージか。 でもクローク以外は壊れないだろうね。

ランツェット:クローク燃えたら一気に弱くなる!

DM:まずはダメージ。 [火]の31点。

グレネス:31点? 半減しても15点。 ゴメン! HP0になった。 ……倒れるの?

DM:次の行動でね。 現在は満身創痍状態で立っていられる。

セルマール:ミーポは死んだね。 ……どうにも出来ないね。

アルカライラ:……仕方ない。

DM:では、あらためて。 「爆風をまともに受けたミーポは、ピクリとも動かなくなった」

グレネス:ミ〜ポォ!

アルカライラ:ミーポ、せっかく11レベルになったのに、また10レベル復活か。

セルマールランツェット……まぁ、仕方ない。

リースリット:ファイアーボール連打って痛いね。

セルマール:痛いさっ! だから爆撃機 (ファイアーボール撃てる人) が複数居るとやばいのよ。 ……いつもはこっちが爆撃してるけどね。(苦笑)


  ランツェットのセーヴ失敗によるアイテム破壊は盾が幾ばくかのダメージを受けただけで済んだ。


  ■3ラウンド/ホーンド・デヴィル→リ→ア→セ→ラ→クレリック?→グ→アイス・デヴィル→ソーサラーB

アルカライラ:3ラウンド目!

DM:ホーンド・デヴィルの行動。 5フィート・ステップしてグレネスに全力攻撃。 まずはスパイクト・チェイン。 (コロコロ×3)1回目は、ハズレ。 2回目は……1かよ! ちぇっ、3回目だけ命中。 ダメージは24点。

アルカライラ:ダメージを受けた時点でディレイ・デス! これで死なない。

グレネス:ありがとうぅ〜。

DM:死ななかったなら難易度27の頑健セーヴして。 失敗したら朦朧化するよ。

グレネス:も、朦朧化ぁ〜? 27かぁ……。 (コロコロ)……はぁぁ。(溜息)

DM:失敗か。 なら2ラウンド朦朧ね。 まぁ、現状満身創痍状態で、すでに朦朧としているようなものだけど。 ディレイ・デスがかかっているから、HPがマイナスになっても倒れてはいない。

グレネス:HPがマイナス24ってこと?

DM:そう。

グレネス:うわぁ……。 ボロボロだぁ。

DM:続いてグレネスに、ホーンド・デヴィルの尾と噛みつきね。 (コロコロ)……ハズレ。 おかしい。 グレネスのACは下がっているのに。

アルカライラ:DM、1好きね。

DM:好きじゃないやい! くそぅ、ファンブルから何かを学んで経験点を得たいよ。

ランツェット:俺にも経験点くれ。(←よく1を振る人)

DM:さ、次は誰かな?(華麗にスルー)

リースリット:俺だな。 ……回復か攻撃するか。 魔法使いなら俺の攻撃も効くだろうし。

DM:おっ、それはアリだね。

アルカライラ:無理。 回復にして。 私一人の回復だけじゃ間に合わない。

リースリット:ん〜。 じゃあ、5フィート・ステップしてキュア・ライト・ウーンズのワンドでグレネスを回復。 9点ね。

グレネス:ありがとう。

アルカライラ:次は私か。 ……あ〜、ダメだ。 ジリ貧だ。 勝利が見出せない。 どうすれば……。

ランツェット:とはいえ地道にやっていくしかない。 回復頼む。

アルカライラ:……ん。 キュア・ライト・ウーンズ・マスを防御的発動。 (コロコロ)<精神集中>は成功してみんなのHPを31点回復。

グレネス:ありがとう。 普通に動けるようになった!

アルカライラ:キュア・ライト・ウーンズ・マスはこれでラスト。 もう使えない。 ジリひ〜ん。

ランツェット:了解。

セルマール:私の行動。 ホーンド・デヴィルに≪即時呪文威力強化≫を使用したオーブ・オヴ・フォースを防御的発動! (コロコロ×2)<精神集中>は成功して、接触AC18まで命中。 呪文抵抗は不可なのでよろしく。

DM:呪文抵抗は効かないのか。 OK、命中しました。

セルマール:よしっ! ダメージは49点!

DM:了解。 さっきのダメージとあわせて183点。

セルマール:確か再生は5だったはずだから……178点のダメージか。 「ランツェット、畳み掛けてくれ!」

ランツェット:「ああ!」 全力攻撃でホーンド・デヴィルに攻撃! 一撃目、もちろん悪を討つ一撃! (コロコロ)AC39まで当たってダメージは28点! どうだ!?

DM:了解。 まだ残っている。

ランツェット:(コロコロ) くっ! 2撃目と3撃目ははずれ。 4撃目は……。 (コロコロ)よしっ、35! 命中した!

DM:くぁっ! それで死亡します。 残りHPは1なので。

ランツェット:ぃよしっ!

一同:やった!

DM:ランツェットの剣を受け、血飛沫を上げながら崩れ落ちるホーンド・デヴィル。 その口から漏れるうめき声はまるで地獄の怨嗟のよう。 「まさか、この私が定命の者などに敗れるとは……」 最後にそうつぶやいて、その瞳は光を失い、体は塵となっていく。

ランツェット:息を吐いて言うよ。 「俺達を舐めすぎだ」

一同:おお〜。

ランツェット:ところで、悪を討つ一撃がなくなった。

アルカライラ:まぁ、その分の仕事はしてもらったから。

グレネス:ありがと〜。

DM:クレリック?の行動。 動揺した声で、 「ば、馬鹿な! ホーンド・デヴィル様が」 とつぶやいた後、 「貴様〜〜〜」 と激昂して、ランツェットに任意発動したインフリクト・クリティカル・ウーンズを防御的発動で。 (コロコロ)<精神集中>は成功して、接触攻撃は22。

ランツェット:セーヴは意思だよね? (コロコロ)35。

DM:え? 35? 難易度を言おうとしていたら……。(一同笑) とりあえずダメージは25。 半減して12点ね。

ランツェット:おっ、HPが二桁になった。

リースリット:二桁?

ランツェット:ベアズ・エンデュランスでHP上がったから三桁行ってたのよ。(笑)

リースリット:それにしてもすげぇ。

アルカライラ:次はグレネス。

グレネス:ふらふら〜。

アルカライラ:ああ、そうかっ! 朦朧化状態だった。

DM:……忘れてた。 とどめの一撃入れればよかった。


  朦朧状態は無防備状態ではないのでとどめの一撃を入れることは出来ない。


グレネス:うぉ〜? 恐ろしい事言うなぁ……。

DM:勢いでランツェットに行っちまったぜ。 次はアイス・デヴィルの攻撃。 アルカライラに全力攻撃。 スピアの攻撃。 (コロコロ)AC24と26と19に命中!

リースリット:あたらない。

アルカライラ:あたらないねぇ。

DM:「な、なにぃ!」 アイス・デヴィルの顔は白くなった。

リースリット:元から白いだろ!(笑)

DM:噛みつきと尾っぽの攻撃! (コロコロ×2)あ、あたらねぇ――――――――?! アルカライラ硬い!

アルカライラ:伊達に29もないよ。

DM:むぅぅ。 最後に焦りながらソーサラーに向って 「確認を急げ!」 って言う。

一同:確認?

DM:次にソーサラーの行動。 呪文発動して君たちを見てる。

アルカライラセルマールじゅ、<呪文学>!

DM:難易度は15ね。 成功? ならディテクト・マジックだってことがわかった。 おそらくアーティファクトの確認じゃないかな?

アルカライラ:袋の中に入れとくとわからないよね?

DM:……視線が通らないところにあったらわからないね。 行動やりなおしても良い?(一同爆笑)

一同:(即座に)だめ!

DM:しくしくしくしく。 (泣)


  本来、ソーサラーはディテクト・マジックでの確認の為に出てきてました。
  ファイアーボールが楽しくてすっかり任務を忘れていました。
  すいません、アフォなDMです。



  ■4ラウンド/リ→ア→セ→ラ→クレリック?→グ→アイス・デヴィル→ソーサラーB




アルカライラ:4ラウンド目!

リースリット:ワンドでグレネスを回復。 終わり。

アルカライラ:私は……フリーダム・オヴ・ムーヴメントを防御的発動。 任意発動でキュア・クリティカル・ウーンズをグレネスに。 43点回復。 終了。

グレネス:ありがとう。 ……動けないけれど。

アルカライラ:ま、まぁね。 仕方ないよ。

セルマール:私は全ラウンド・アクションで呪文のダウンロード。 で、終了。

ランツェット:次は俺だ。 全力攻撃をクレリック?に。 (コロコロ) AC29まで命中で19点ダメージ。 2撃目もAC29まで命中で20点ダメージ。

DM:19点に20点? ……血を吐いて倒れたよ。 「ぐはぁぁっ!」

ランツェット:まだ攻撃回数は残ってる。 5フィート・ステップして、アイス・デヴィルに残りの攻撃を! (コロコロ)3撃目は外れて、4撃目はAC35まで命中! ダメージは19点。

リースリット:微妙な。

DM:微妙言うな!(笑) ダメージは了解。 次は……グレネスだね?

グレネス:うん。 でも、このラウンドまで朦朧中だから。

DM:ならアイス・デヴィルの行動。 セルマールに全力攻撃。 (コロコロ)AC37まで命中。

セルマール:当たる当たる。 そんなに高くなくても当たるよ。

DM:ふふふ、追加効果で減速もあるぞ!? ダメージは……。 (コロコロ)あぎゃっ?

ランツェット:ダメージが減速した!(一同笑)

DM:うぅ…たったの12点。 難易度23の頑健セーヴどうぞ。

セルマール:成功。

DM:(コロコロ×3)2回目が命中して18点。 3発目は当たらず、噛みつきは命中して10点。

グレネス:耐えたぁ〜。

DM:いや、最後の尾の攻撃がある。

一同:えぇ〜〜!?

セルマール:これを喰らったら落ちるな。

DM:(コロコロ)尾は命中して、3D6+3のダメージ……。 (コロコロ)うぐぅ!?

一同:(ダイス目を見て爆笑)

DM:す、凄いメイクドラマだ……。 ここに来て1ソロかよ。 ダメージ6点です。

セルマール:はいよぉ。(笑)

アルカライラ:残りHPは?

セルマール:3。

一同:うぉ〜〜〜〜!?

ランツェット:攻撃のダメージが平均値だったら気絶に行ってたのか。

DM:アイス・デヴィルの攻撃は全体的にダメージ低かったからね。 全部が平均値出てたら死んでたと思うよ。

セルマール:だろうね。

リースリット:あぶねぇなぁ。

DM:……攻撃して良い?

ランツェット:誰が?

DM:ソーサラー。

一同:ガン見してろ!(一同笑)

DM:……ガン見。 これで2ラウンド目かぁ。 うぅ、報告まで、もう1ラウンドやらなきゃならないのか。 終了。

アルカライラ:コイツ、鼻息荒くガン見しているだけなんでしょ?

DM:鼻息荒くねぇ!(一同笑)


  どこの覗き魔ですか。


  ■5ラウンド/リ→ア→セ→ラ→クレリック?(瀕死中)→グ→アイス・デヴィル→ソーサラーB

DM:5ラウンド目だ。 リースリットから。

リースリット:グレネスにキュア・ライト・ウーンズのワンド使う? じゃあ、使って9点回復。

グレネス:ん。 ありがと。

アルカライラ:セルマールにキュア・シリアス・ウーンズを防御的発動で。 (コロコロ)……失敗。 幸運の領域を使うか?

DM:防御的発動に失敗すると呪文が失われるよ?

アルカライラ:げっ? 幸運の領域を使う! 使うよ! (コロコロ)……はい、平気です。 ここでミーポから借りてるメタマジック・ロッド・オヴ・レッサー・マキシマイズや特技もろもろを使って48点回復!

セルマール:おおっ! ありがとう。 何とか窮地は脱したか。

アルカライラ:で、最後に5フィート・ステップして終わり。

セルマール:なら、次は俺。 情報を得るために誰か捕まえなきゃならん。 ホールド・パーソンをソーサラーに。 難易度は18。

DM:(コロコロ)成功。 ソーサラーは自らに絡みつきかけた魔法の戒めを振りほどいた。

セルマール:……むぅ。 「……リースリット、次の行動は敵のクレリックを血止めしてくれ」

リースリット:血止め……。 「ああ、了解」

ランツェット:なら、俺はアイス・デヴィルに全力攻撃。 ……悪を討つ一撃ないから当たらないような。 (コロコロ×4)ダメ。 1回も命中しない。

グレネス:私の番で良いの? なら、朦朧が解けたので行動します。 ……武器持ってたっけ?

DM:(確認)朦朧状態になると手に持ってたものは落とすね。

グレネス:しくしくしくしく。 武器を拾うよ。(一同笑)

DM:リースリットが遮蔽になるからグレネスに機会攻撃は行えない。 次はアイス・デヴィルの行動jか。 いくらなんでもここからは勝てないなぁ。 仕方ない、撤退するか。 ……防御的発動でテレポート・グレーター。 (コロコロ)ん、成功。 では、「貴様らの行動を見る限り、やはり剣を所持しているようだな。 それがわかっただけでも良しとしよう。 この場は貴様たちに勝ちを譲ろう。 だが、忘れるな。 貴様らは我らに歯向かったのだ。 今後、貴様らの周囲に平穏はないと知れ! ひけぇ〜、ひけひけぇ〜!」 と言って、その場から消えた。

グレネス:まってぇ! 殴らせてぇ〜。(一同笑)

DM:わはは。 続いてソーサラーも精神集中を放棄してテレポートを発動させて消えるよ。

アルカライラ:ああぁ〜。 勝った。

グレネス:……何もしてない。

リースリット:俺もだ。

セルマール:まぁ、正直勝ちとは言いがたいけど、捕虜を得られたんだ。 情報を手に入れよう。

DM:では、ここで一旦切ろう。
 
◆シーン3 戦い終わって◆


DM:アイス・デヴィルらは撤退し、玄関ホールでの戦闘は終了した。 だが屋敷の中からは今だ戦闘音が響いている。

アルカライラ:応援に行く行かないの前に、コイツ (気絶したクレリック?) をどうにかしないと。

リースリット:ふん縛る〜♪

DM:では、<縄使い>を振ってくれ。

リースリット:(コロコロ)19。

アルカライラ:<治療>して止血します。 応急手当てだっけ? 難易度15ね。 (コロコロ)成功。

DM:では傷口から流れていた血が止まったよ。

グレネス:縛るついでに猿轡でもしておこう。 魔法使われたくないし。

リースリット:装備も剥いだ方がよくないか? どんなヤツ?

DM:アダマンティン製のフルプレート。

一同:わぁ〜お!

リースリット:縛る前に剥いだってことで良い?

DM:ああ、いいよ。 じゃあ、<治療>した。 剥いだ。 <縄使い>で縛った。 猿轡した。

グレネス:了解。(笑)

DM:今ので4ラウンドかかりました。 戦闘音はまだ響いているよ。

グレネス:私は 「応援に行きたいんだけど」 ……でも全員でここを離れるわけにも行かないよね。

セルマール:「では、私は残りましょう。 リースリット。 一緒に残ってください」

リースリット:「ああ、わかった」

アルカライラ:回復したいんだけど。 いい?

DM:どうぞ。 他のみんなは<視認>振ってくれ。 難易度は10。

一同:成功。

DM:では、街から火の手が上がり始めているのが見えるね。 とはいってもまだ大きくはない。 戦闘始まって5ラウンドしか経ってないし。 まぁ、放置していたら大きくなるだろうけど。

ランツェット:…とりあえず、目先の脅威からだ。 応援に行こう。

DM:了解。 君たちが屋敷内を、戦闘音がする方に走っていくと、セレストが≪薙ぎ払い≫+≪薙ぎ払い強化≫でレムレーを殲滅したところが見える。 着ている鎧が普通のチェインシャツだから、ダメージは幾つか食らっているけど、涼しい顔をしているよ。 「あら? そっちはもう終わったの?」

一同:母ちゃんつえぇ〜。

グレネス:「少し逃がしちゃったけど。 ……お母様こそ無事で何よりです」

DM/セレスト:「あら、こんな程度じゃまだまだ負けないわよ」

グレネス:すご〜い。 さすがお母さん。

アルカライラ:ボーン・デヴィルはお母さんが倒したのかな?

DM:どうだろうね? セレストは話し半ばで、 「ところで応援に来た人たちは?」 って聞いてくるよ。 まだ戦闘音が響いているね。

アルカライラ:一緒かと思ってた!

グレネス:そっち行きます! 「じゃあ、また後で」

DM/セレスト:「はいはい。 気をつけてね」

ランツェット:一緒に行くよ。 「敵の主力はインプやレムレーだろうから大丈夫だとは思うが」

アルカライラ:「だろうけどね」

DM:では、ジョウゼンたちのところに着いた。 レムレーやインヴィジビリティを駆使したインプと戦闘が続いている。 それぞれの実力ではジョウゼンたちと勝負にならないけど、数を武器に挟撃や応援なんかを駆使して戦っているので時間がかかっているね。 ジョウゼンたちは結構傷ついている。

グレネスランツェット助けに入ります!

DM:了解。 君たちが協力するなら、何の問題もなく敵を殲滅できる。

グレネス:よし。 じゃあ、次は街に行こう! 今までにどれくらい時間経ってる?

DM:ホーンド・デヴィルたちとの戦闘が終わってから5分くらいかな。

ランツェット:とりあえず、現状の全員の無事を確認する。

DM:命に別状がある者はいないね。 ただ、ジョウゼンたちはもう呪文なんかの戦力がないってさ。

ランツェット:仕方ない。 なら、この屋敷を守ってもらおう。

グレネス:うん。 じゃあ、街に行く前にみんなで合流しよう。

セルマール:DM、みんなが応援に出てから戻ってくるまでにどのくらいの時間があります?

DM:10分くらいかな?

セルマール:10分か……。 巻物を買いたいんだけど、この時間やってるところない?

DM:グレイホークなら探せばやってるところもあるだろうけど、探すなら情報収集と同じ時間かかるよ?

セルマール:むぅ……どこかないかな?

DM:……あ、アーケイン・オーダーの大学ならこの時間でも売ってるね。

セルマール:あ、そう? ならテレポートで移動して、 (買う呪文を考えて) ……やっぱりこれか。 チャーム・モンスターの巻物を買います。 一応を考えて5本ぐらい買っておくか。

DM:ん、了解。 なら、みんな合流で良い? (一同頷く)では合流した。 セルマールとリースリットのところに、グレネスたちと共にセレストやジョウゼンたちも集まった。 セレストがミーポを見て、みんなに 「お疲れ様。 苦しい戦いをよく生き残ったわね」

グレネス:「……」

アルカライラ:「……未熟なばかりに犠牲を出してしまいましたが……」

セルマール:「……戦術を間違えたのは私も同じです」

ランツェット:「……今はそれを言う時じゃない。 ミーポは後でレイズ・デッドしてもらうとして、早く街に行かないと」

DM/セレスト:「そうね。 彼は私が部屋に連れて行くわ。 あなたたちは街を」

グレネス:「お願いしますぅ〜」

アルカライラ:(ジョウゼンに) 「捕虜と屋敷を頼みます」

DM/ジョウゼン:「わかった。 全力で守ろう」 ジョウゼンはインヴィジビリティ・パージを使ってあたりの警戒を始めたね。

セルマール:「では行こう!」 テレポートで街に行きます。

DM:テレポートで街に行くと火の手が上がっていたり、見せしめで何人かが殺されてたり、やつらが暴れた形跡がそこかしこにあります。 住人は混乱しているのか、泣き叫ぶ声が聞こえたりします。 ですが、ホーンド・デヴィルがやられたのが伝わっているのか、デヴィルの姿は見えません。 どうやら撤退したみたいです。

セルマール:……仕方ない。 火を消したり、被害者を助けたり、出来ることをするよ。

DM:住人は混乱して逃げ惑うばかりで、消火活動も覚束ないようです。 君達がそのようなことをしていると、ようやく我に返ったタウンガードが数人、手伝い始めます。 君達は数時間、救助活動に時間をとられました。 (リースリットにダイスを振ってもらって) 被害ですが、死人は4人、怪我人はその10倍ほど出てますね。

リースリット:「……まぁ、死人が少なくて何より」

セルマール:「死人が少ないとはいえ、街に被害が出た時点で、住人の士気は落ちるからな。 ましてやデヴィルが襲ってきたとなったらどうなることか。 当分の間、住人の行動にも注意しないとダメだろう。 デヴィルに契約を持ちかけられる住人もいるかもしれないし」

グレネス:「うん。 それはお母さんに言っておこう」

DM:作業はあらかた終わったけど、君達はどうする? 屋敷に戻るかい? グレネスは残って陣頭指揮を取るって手もあるけど。

グレネス:いや、ここは任せて私も戻るよ。

セルマール:戻る前に……いや、これから先は伯爵家がやることか。

ランツェット:そうだろうね。 俺達は救助までしか出来ないよ。 復興その他はグラルフさんに任せるしか出来ない。

アルカライラ:でもグラルフはやらないんだろうな。 ……なんにしろ私達は屋敷に戻るよ。

DM:グラルフだって平時はああだけど、やるときはやるよ! なんにしろ屋敷に戻った。

 
◆シーン4 チャームで友達!◆


DM:屋敷に戻った君達はジョウゼン達と合流したよ。 「お帰りなさい。 街の様子はどうでしたか?」

グレネス:「あまり死人は出てないんだけど、火事やら何やらで荒れてた」

セルマール:「妙な緊張感がありましたが、おそらくは大丈夫でしょう」

DM/ジョウゼン:「そうですか……、これ以上何もなければ良いのですが」

セルマール:「その通りです。 その為にもその (捕まえた) 男から情報を手に入れて、コチラから攻めなければ」 と言うわけで尋問タイム始めたいんだけど、まだ眠っている?

DM:……うん。 容態安定化状態だけど、まだ気絶しているね。 ジョウゼン達は警戒のために歩哨に行ったほうが良いかって聞いてくるけど?

セルマール:「……それでしたら、ジョウゼンはこの場での尋問の証人になってください。 こいつらにどの程度の規模があるか、ペイロアの神官であるあなたに直接聞いていただいた方がよいと思います」

DM/ジョウゼン:「わかりました。 それでしたらここに残りましょう」 レグダーとリダが警戒の為に部屋を出て行くね。 この馬には君達と、ジョウゼン、マイアリーが残っている。

アルカライラ:まずはプレイヤー

DM:……セーヴないもんな。 じゃあ、下がったよ。


  捕虜のある程度回復させ、目覚めさせる一行。
  そして巻物からチャーム・モンスターを発動する。


アルカライラ:プレイヤーのペナルティを忘れないでね♪

DM:(コロコロ)22、成功。 「ククク、愚か者どもめ! 呪われてしまえ〜!」


  2本目、3本目、4本目、5本目ののチャーム・モンスターにも抵抗し、プレイヤーたちに呆れられてしまう。
  むぅ……ここは情報を渡す場面なのだが。



リースリット:(DMの出目見て)まずいよ、こんな時だけ出目高けぇよ。

セルマール:(DMの出目見て)高い目出してんなぁ。 巻物は全部なくなった。

DM:マイアリーが1つスロットに用意しているけど使ってもらうかい?

セルマール:「お願いします」

DM:(コロコロ)おっ? セーヴ失敗。

アルカライラ:ではNPCトークをお願いします。

DM:ぬな!? ……こここれはあれだ! 1回目のチャーム・モンスターをマイアリーがかけていたことにして、最後の巻物が成功したことにしよう!(一同笑)

ランツェット:DMの一人芝居見たかったのに。(笑)

DM:いやいやいやいや。 そんな寂しいことさせないでくれ。

セルマール:それでは尋問を始めよう。 「大丈夫か?」

DM/クレリック?:(え〜と、態度が“友好的”……おしゃべりや助言……か。 で、知識や記憶はそのまま……) 「うぅ、助けてくれ! 敵がいる」

セルマール:「安心しろ。 アイツは呪文で支配下においてある」

DM/クレリック?:「そ、そうか。 よかった」

セルマール:「今縄を解こう」

DM/クレリック?:「すまない。 お前がいなければやられていたところだ」(一同笑)

セルマール:「今回、私はお前達に先んじて潜入工作を行ってきたが、襲撃は聞いてないが?」

DM/クレリック?:「襲撃は急に下された命令だった。 俺達は剣の回収のためにホーンド・デヴィル様の支援を仰せつかったが、ピット・フィーンド様は剣の回収に時間をかけられないそうなので、強硬手段をとることになったんだ」

セルマール:「……つまり、私は切り捨てられたのか?」

DM/クレリック?:「そうではない! そうではないが、今回はあまりにも時間がなかったのだ。 クルーニスク様がそのようなことを行われるはずないではないか」

セルマール:「そうか……」

一同:クルーニスク?(カリカリ)

セルマール:……クルーニスクってどっかの吸血鬼に関係あるんじゃなかったか?

アルカライラ:……確か。 聞いたことあるよ。

リースリット:ってことは教団ボスは吸血鬼か?

DM/クレリック?:ふふん、どうだろうね。 「ところで剣の所在は確認したか?」

セルマール:「いや、こいつらも協力者が多くいてな。 あまり表立った行動が取れなかったんだ」

DM/クレリック?:「そうか。 確かに怪しまれないことが優先だ。 私も潜入工作のことを知らなかったので本気で攻撃してしまった」

セルマール:「それは仕方のないことだ」

DM/クレリック?:「すまんな。 まぁ、お互い無事で何よりだな」

セルマール:「ああ。 ところでこれからどうする?」

DM/クレリック?:「ホームに戻ろう。 テレポートは使えないか?」

アルカライラ:ホーム言うなっ!(←Dグレファン)

セルマール:「すまん。 呪文は使いきってしまった」

DM/クレリック?:「……そうか。 いや、俺が言うのもなんだが、あの戦闘ではな」

セルマール:「ああ。 私もあれだけファイアーボールを叩き込まれて生き残れるとは思わなかったよ(本心)」 (一同笑)

DM/クレリック?:「うむ。 情け容赦なかったからな。 話は戻るが、テレポートが使えないとなるとどこかで休むしかないが、こいつらにかけた呪文は何日くらいもつんだ?」

セルマール:「安心してくれ、数日は持つ」

DM/クレリック?:「そうか。 それは安心だ」 グレネスにチャームがかかっていると思っているので、 「おい、そこのお前。 飲み物を持ってきてくれ。 そうだな、美味いワインが飲みたい」(一同笑)

グレネス:む、むかつく!(一同笑)

セルマール:目配せして、 「うん。 持って来い」(笑)

グレネス:くぅぅ、仕方ないから 「わかりました」 って恭しく返事して出てくよ!(一同笑)


  その後は上司に対する文句を言い合ったり、クレリック?を信じ込ませる嘘をついたりして時間をすごす。
  クレリック?も敵であるはずの者が、友人 (と思い込まされている) であるセルマールにかしずいているのが楽しいのか陽気になっていく。

  そして酒も回り、ある程度打ち解けたところで、質問形式で尋問を始める一行。


アルカライラ:そろそろ本題に入ろうか。 「貴方様は戦士としても優れた才をお持ちですのね。 それほど優れた実力者である貴方様ならば教団での地位もさぞかし高いことでしょう」

DM/クレリック?:「それほどでもないさ。 まぁ、確かに第4階位をいただいてはいるが(誇らしげ)」

アルカライラ:「それは凄いですね。 今回の件が報告されれば第3階位への昇進も間違いありませんね」

DM/クレリック?:「ふっ 確かにその話しはいただいている」

アルカライラ:「第3階位といえば、そろそろ本部詰めとなるのでは?」

DM/クレリック?:「うむ。 そうなればと願っている。 本部勤めならば上手くすればクルーニスク様の目に留まる機会もあろう事もあろうからな」

アルカライラ:「うらやましい限りです。 本部と言えば拠点を移したとか? 明日向う場所はそちらなのですか?」

DM/クレリック?:(友人の支配下の者から本部の位置のことが出るのは不自然だな) 「……お前は、ファラングンの神官ではないのか? 階位は?」

アルカライラ:「まだいただいていません。 明日、入信の儀を行うことになっています」

セルマール:「私が改宗させたのです」

DM:いくらなんでもなので、二人とも<はったり>振って。 <真意看破>するから。

セルマール:まずいかな。 (コロコロ)15。

アルカライラ:(コロコロ)17。

DM/クレリック?:(コロコロ)「そうか、流石だな。 敵である者を入信させるとは」 どうやらバレなかったようです。 「私は本部が移動したと言う話は知らないが」

アルカライラ:「ああ、では私の聞き違いなのでしょう。 私は旅を続ける人生でしたので帰る場所と言うものに憧れを抱いているのです。 明日はその本部に行けるとあって大変に楽しみです」

DM/クレリック?:「そうか。 お前もセルマールについてよく修行すれば、本部に来ることも出来よう。 がんばるのだな」(一同笑)

アルカライラ:「はい」

DM/クレリック?:「ところで……セルマールの弟子と言うからには、親友の私の弟子でもあると言うことだな?」(一同爆笑)

アルカライラ:「は、はい」(笑)

DM/クレリック?:「では肩を揉んでもらおう」(一同笑)

リースリット:話が違う方にいってるじゃないか!(笑)


  今まで完全な敵を篭絡して情報を得るということがなかった当サークルでは、チャーム系の呪文を使用しての情報収集は初めてであった。
  その為かDMもプレイヤーも的外れな言動を繰り返し、いたずらに時間を浪費していく。

  試行錯誤の末、教団の情報は<交渉>で聞き出すことに



アルカライラ:「大きいと言えばやはりグレイホークですか?」

DM/クレリック?:「うむ。 その通りだ」

アルカライラ:「あのような巨大都市では敵対勢力も多いでしょう」

DM/クレリック?:「そこはそれ、利害関係もあれば協力者もいる。 やはり木の葉を隠すには森の中と言うことだ」

アルカライラ:……ゴメン! これ以上無理! パス!

セルマール:むぅぅ。 どうするか。

DM:これ以上はなんなので、教団の情報は<交渉>でわかることにするかい?

一同:そうしよう!

DM:了解。 では、質問は20個までね。 同じ質問は無理。 <交渉>に成功したら聞き出せるということで。

一同:りょうか〜い。


  一行が相談して決めた質問とその答えは以下の通り。

質問と答え
問い 判定 答え
本部の詳細な場所について 成功  グレイホークの地下で、とあるローグギルドを装っている。 
 所在地や行き方は詳しく教えてもらった(とする)。
クルーニスクの脅威度 成功  15……のはず。
クルーニスクの種族は? 成功  ティーフリング。
ヴァンパイアでは? 成功  違う。
魂を封じた短剣の所在 成功  ピット・フィーンド様が所持している。
短剣に封じられた魂の開放の仕方 成功  定められたキーワードによる。
キーワードは誰が知っている? 成功  ピット・フィーンド様だけだろう。
ヘルズ・オヴ・パニッシュメントの完全な破壊法 成功  破壊方法があるらしいが、私にはわからない。
ヘルズ・オヴ・パニッシュメントの開放された時の能力は? 成功  上級アーティファクト。
 大型の+5デーモン・ベイン、アクシオマティック・グレートソード。
 地獄においてのみではあるが、使用者の術者レベルD6ダメージのファイアーボールを無制限で発動することが出来る。
 発動したファイアーボールの呪文抵抗に対する術者レベル判定に+5。
 使用者に追加HP100を与える。
 秩序にして悪、デヴィル以外で触れた者に負のレベル2レベルを与える。 
10 ホーンド・デヴィルが一行に持ってきた取引条件とは? 成功  1.今回の件をデヴィル側は忘れ、一切の報復を行わない。
 2.この件がすめば速やかに地獄へ帰還する。

 以上2点は断られる為の条件で、真の取引条件は……。

 3.現在進行中のとある契約を取りやめ、契約者の魂から手を引く。
11 そのとある契約、契約者とは? 成功  ラッカスに対する、サフィーラを復活させると言う契約。
12 魂を全部集めたか? 成功  集めた。
13 ホーンド・デヴィルの言っていた神との契約は本当か? 成功  アスモデウスが秩序の諸神と交わした契約書が実在するらしい。(魔物の書U:九層地獄の支配者参照)
14 デヴィル教団の構成員総数は? 成功  知っている限りで数百人。
 本部勤めは数十人だろう。
15 幹部や構成は? 成功  第2階位が3人。
 一人が組織運営をつかさどる為、戦闘能力は低い、一人はクレリックを束ね、もう一人はソーサラーやウィザードを束ねる。
 第3〜第5階位は数人から、数十人。
 第3〜第5階位の本部詰めは少ない。


アルカライラ:質問は……もうないかな?

グレネス:う……ん。

リースリット:余ったけどなぁ、思いつかん。

DM:なら終わらせるかい?

アルカライラ:終わらせて良いよね? (一同頷く)じゃあ、 「そろそろ休みませんと魔力が回復せずに明日の本部への移動にも支障が出ます。 部屋を用意いたしますのでそちらでお休みください」 って言うよ。

DM:「ん、そうか。 確かにそうだな。 では、部屋を用意してもらおう」 寝るよー。

リースリット:「寝たらふんじばって良いのか?」

セルマール:「それなら、テレポート先をペイロア神殿にしておいて、着いた瞬間に拘束してもらうっていうのはどうだろう?」

ランツェット:「ああ、それは良いな」

DM/ジョウゼン:「それでしたら、私が先にペイロア神殿に帰り、捕らえる準備をしておきましょう」

セルマール:「……確かに。 そうしてもらえればありがたい」 詳しい時間なんかを相談して決めるよ。

DM/ジョウゼン:OK。 ならジョウゼンは 「それでは一足先に帰っております。 皆さん、油断なさらぬようお気をつけて。 では」 と言ってジョウゼン達はテレポートしたよ。

セルマール:あ、行く時間は翌日の12時ごろってことで。

DM:ん、了解。

セルマール:さて、呪文をどうするか。 アルカライラはレイズ・デッドを取っておかないとダメだしなぁ。

アルカライラ:え? なんで?

セルマール:普通のペイロア神殿ではミーポは復活させてくれないだろう。

アルカライラ:ああっ、そうだった!

グレネス:アイテムの鑑定もあるだろうし。

アルカライラ:できれば術者は休んで、その間にヘルム・オヴ・テレポートでいろいろと仕入れてきて欲しいんだけど。

ランツェット:まず、アイテムがどういうのがあるか調べないか?

セルマール:……あんまり時間がないけど……するか。


  まずはアイテムの鑑定を行う一行。
  アダマンティン製+2フルプレート、ワンド・オヴ・キュア・シリアス・ウーンズ、ワンド・オヴ・キュア・クリティカル・ウーンズ、+1スペア・ストアリング・ヘヴィ・メイス……などであった。
  そして教団の割符も発見する。


リースリット:ま、こんなもんか。

ランツェット:結構良いもんあったな。 フルプレートはもらって良いか?

グレネス:どうぞー。

リースリット:俺はワンドで回復役だな。


  アイテムの分配を済ませた後、補給品を購入し、新たに呪文を覚える。
  ちなみに実時間で1時間ほど相談していた。
  こういう時、DMは暇である。



セルマール:じゃあ、休んだってことで呪文を覚え直すよ。

アルカライラ:なら、早速ミーポにレイズ・デッドを使うよ。

DM:了解。 では「アルカライラが1分の祈りを行い、ミーポに触れて魔力を開放する。 すると傷ついた肉体が少し癒され、生気が戻る。 アルカライラが集中を解くと同時に、ミーポのまぶたがうっすらと開いた」

グレネス:「ミ゛〜〜〜ポォ〜〜〜〜! ダイジョブ〜〜?」(半泣)

DM/ミーポ:目を見開いてあたりを見渡した後、 「ああ……ゴメン。 またみんなに迷惑かけたんだね」

アルカライラ:「いや、私こそゴメン。 すごいがんばったんだけど……」

グレネス:「私も守れなくてゴメンよぉ……」

リースリット:「あれは死んで当然だ」

ランツェット:「ミーポ、気にするな! 次がんばれ!」

DM/ミーポ:「うぅ……ごめんよぅ。 次はがんばるよぅ(泣)」

アルカライラ:ミーポにキュア・ライト・ウーンズのワンドを振って回復するよ。 「無理はしないでね」

DM/ミーポ:「ん。 ありがとう。 俺、もっとがんばるよ」

セルマール:でも実際問題、レベルが下がった状態で、あいつらの本拠地に攻め込むって厳しいよなぁ。 また死にそうだ。

グレネス:うっ! 確かに。

ランツェット:とはいえ、ここで攻め込まないわけには行かないからな。

セルマール:……ペイロア神殿で待たすか? イヤ、それは出来んな。

アルカライラ:呪文が少なくなるのは痛いからねぇ。

セルマール:……仕方ない。 「ミーポ、君はインヴィジビリティ・グレーターの巻物を買いなさい。 それで後ろにいれば死ににくいはずだ」

アルカライラ:レジスト・エナジー[火]もかけよう」

ランツェット:「俺のリングを持たせよう」

リースリット:ローグの身かわし取らせよう。(笑)

一同:それはどうだろう。(笑)

セルマール:なんにしろ、テレポートできるように用意を整えよう。

グレネス:そうだね。


  その後、 (ものすごい喧々諤々を経て) 準備を整えた一行は、翌日の12時ごろ、クレリック?をつれてテレポートを行うことに。


DM:そろそろ時間てことで良い?

一同:どうぞ〜。

アルカライラ:あ、クレリック?に装備返しておかなきゃね。 ところでこいつに名前ってないの?

DM:あるよ。 聞かれなかったからさ。 こいつはジョンソンってことでよろしく。

リースリット:いまさらだけどな〜。

ランツェット:あと少しの付き合いだしな。(笑)

DM/ジョンソン:(なら最初に聞いてくれ!) じゃあ、ジョンソンがフルプレートを着て起き出してくるよ。 「ふぅ〜、やはりこの重さは良い」

セルマール:「起きましたか。 そろそろ行きましょう」

DM/ジョンソン:「ああ。 ふふ、これで俺も第3階位か。 そういえばセルマール、お前の階位はいくつなんだ?」

セルマール:「私も第4階位ですよ。 今回の件で昇進できれば同じく本部勤めとなるでしょうが」

DM/ジョンソン:「そうか、それは楽しみだな。 教団をこれから引っぱっていくのは俺たちだ。 なぁ?」

セルマール:「お互いがんばりましょう」

DM/ジョンソン:「コイツラはこのまま連れて行っても良いのか? 危ないんじゃないのか?」

セルマール:「なに、本部に行けば取り押さえるのも簡単でしょう」

DM/ジョンソン:「ふむ、それもそうか。 ん? セルマール、あんなゴミ (ミーポ) を復活させたのか」

グレネス:なにぃ!

アルカライラ:ここはスルーしないといけないんだけど。 くそぅ。

ランツェット:ミーポ、今は耐えてくれ。 コイツは後でお仕置きだ!

セルマール:「ああ、何かに使えると思ってな」

DM/ジョンソン:「……まぁ、あんなゴミでも使いようはあるか。 最悪魔法実験に使えば良い」

リースリット:すごい言われようだ。

セルマール:「そんなことより準備が整ったなら行こうと思うが」

DM/ジョンソン:「ああ、そうだな。 行ってくれ」

セルマール:ではテレポートします。

DM:了解。 セルマールが呪文を発動すると、君たちは一瞬立ち眩みがしたような感覚を味わう。 そしてまわりの景色は一変する。 ペイロア神殿の聖堂で、あたりを取り囲むのは30人ほどのペイロアのクレリックやパラディンたちだ。 それを認識したジョンソンは狼狽している。 「こ、これは……?」

グレネス:ふふふ、凄く狼狽しているだろうね。(笑)

アルカライラ:だろうねぇ〜。(笑)

ランツェット:幸せな夢から突き落とされたんだからなぁ。

リースリット:ざまぁ〜。

セルマール:ふふふふふ。(笑)


  いろいろ溜まっていたようで、邪悪です。


DM/ジョンソン:では、ジョンソンはセルマールをかばいながら 「セルマール危ない。 (グレネスたちに)お前たち、セルマールを守るんだ! くそぅ、本部が占拠されたのか……い、いや、本部ではないぞ? どういうことだ? セルマール!?」

グレネス:殴って良い?

ランツェット:殴る気満々♪ セルマールとジョンソンの間に入るよ。

グレネス:にこーりと笑いながら剣を振り上げるよ。 そしてガーンと振り下ろす!

セルマール:「ジョンソン……君は良い友人だった」(一同爆笑)

DM/ジョンソン:「なに?」

アルカライラ:あ、赤いヤツ!(笑)

セルマール:「だが、本当の友人にはなれなかった……」

DM/ジョンソン:謀ったな! セルマール!!」(一同大爆笑)

グレネス:暴れないうちに頭叩くよ! ミーポの分まで叩きまくるよ!

リースリット:叩きまくるのはマズイんじゃないか?

アルカライラグレネスミーポを馬鹿にしたんだからこれくらいは当然!

DM:え〜……この状況でなにができる訳ではないので、すぐに無力化されるよ。 呪文使えないように猿轡されるし、拘束服を着せられて牢に入れられる。 ジョウゼンに根回しされていたのですんなりいった。 それで少し報酬を要求されたよ。

リースリット:がめつい……。

ランツェット:+1鋼鉄製ヘヴィシールドがあったよね? それで良いんじゃない?

セルマール:だな。 それを差し出そう。 あと、一晩休ませてもらいたいのと、教団本部を襲撃するのに人手が欲しいので冒険者を雇う手回しを頼むよ。

DM:OK。 人手のほうは、前回のそのための費用が800GPほど残っているのでそれで人を集めてくれるそうだ。 ただ、報酬は出さないとまずいだろうけど。 翌日準備を整えたら攻め込むってことで良いのかな? 

セルマール:報酬は敵の装備とか本拠地の資産を均等割りってことでいいよね?

アルカライラ:良いんじゃない?

ランツェット:うん、それで行こう。 いくらになるかわからないけど。

リースリット:また赤字かもな〜。

DM:ではその条件で冒険者に当たりを付けてくれるよ。 敵がローグギルドを表向きにしている以上、人集めしている間に敵に情報が渡ると思ってくれ。

セルマール:……それがあった。

ランツェット:少人数じゃ無理なんだし仕方ないよ。 翌日の電撃戦で何とかするしかないよ。

アルカライラ:だね。

ランツェット:あ、ジョンソンが着てたアダマンティン製フルプレートをしつらえ直しに出したとしてどのくらいかかある?

DM:通常500GPだけど急ぎでやってもらいたいと言うなら、800GP出せば8時間でやってくれるよ。

ランツェット:じゃあ、それでやってもらうよ。 紋章は必ず消してもらいたい。

DM:了解。 ペイロア神殿の者がよく出入りする鎧鍛冶を紹介してもらったってことで。 鎧は綺麗になり、邪悪な紋章も消えたよ。

ランツェット:「無理を言ってスマンな」 じゃあ装備しても良い?

DM:どうぞ。 特にやることなければ突入の時間で良い?

グレネス:やることないです。

DM:じゃあ、翌日の突入時間になった。 集まった冒険者は6レベル以上の8パーティ、合計して36人。 中にはジョウゼンたちもいる。 その他タウンガードやペイロアのクレリックなどがいて総勢はかなりの人数になっている。 あの後、ジョンソンから聞きだした情報でグレイホークの後援者や他の入り口が判明。 それらに対しても一斉に突入するのでバラバラに行動することになる。

ランツェット:本部へは俺たちだけ?

DM:君たちとジョウゼンたち、高レベルの冒険者2パーティで計4パーティ。 そしてクレリックが10人ほどつくね。 クレリックは主に回復部隊だ。

セルマール:了解。 結構大所帯だな。

リースリット:この状態でダンジョン攻略するのか? 人数多くね?

ランツェット:今日はダンジョンに突入してちょっとやって終わりかな?

DM:いや、ここは彼らの 「ここは俺たちに任せて進むんだ!(×3+クレリックたち)」 のおかげで、いきなりボス戦に突入となります。

一同:ぶはっ!(笑)

ランツェット:確かに全軍で進んでいたら敵が逃げちゃうよなぁ。 個人的にはダンジョンやりたいけど。

アルカライラ:まぁ、時間が時間だしねぇ……。(会場の借りている時間は残り1時間)

DM:というわけで、効果時間がレベル/時間やレベル/10分の呪文は使っていても良いよ。

セルマール:了解。

アルカライラ:レジスト・エナジープロテクション・エナジーは使うとして……やっぱり[火]かな。

DM:では、決戦で良いかな?

一同:は〜い!
 
◆シーン5 いきなり決戦◆

DM:では君達は突入後、アスモデウス教団員と激戦を繰り広げる。 君達と共に突入した冒険者達は 「ここは俺たちに任せて先に進むんだ!」 と言って少しずつ脱落して行きます。 そして最後の扉にたどり着いたのは君達“栄光の夜明け”だけだったよ。

グレネス:扉を開けて中に入るよ!

DM:了解。 中にはクルーニスクと思われる、角と尻尾のあるクレリック然の男と他に6人の男たちがいる。 すでに戦闘準備を整えていて、君達の登場を待ち構えていたようだ。

アルカライラ:ちゃっちゃとやっちゃおう!


  ……D&Dはアレだ。
  十分な時間がないとキャラロールが切り捨てられてしまう(ウチだけか?)。
  本当は前口上ややり取りが欲しかったところ。
  無難にダンジョン手前で切リ上げて、次回に続く……とすればよかった……。



ランツェット:イニシアチブだ! みんながんばって〜。(ある意味自暴自棄)

アルカライラ:いつも低いから気合入れてないな!?(笑)


  ■1ラウンド/リ→ア→クルーニスク→グ→クレリックA&B→セ→ソーサラーA&B→ローグ→ファイター→ラ→ミーポ

グレネス:1ラウンド目行きますよー。 リースリットから。

リースリット:なら、マジック・ミサイルのワンド抜いて<魔法装置使用>。 (コロコロ)発動してソーサラーに20点ダメージ!

DM:痛ぇなぁ。 移動はなしで良いのね? じゃ次〜。

アルカライラ:私です。 移動してプレイヤー。 全員が入ります。 敵はペナルティ忘れないでね。 終了。

DM:はいはい。 ではクルーニスクの番。 “隣接されたら防御発動で呪文を発動して、接触攻撃”で待機ね。

グレネス:セルマール。 私すぐ近くにいないとダメ? ファイターに突撃したいんだけど。

セルマール:突撃先がファイターなら範囲に入るから平気だと思う。

グレネス:なら≪強打≫に5点入れて突撃。 (コロコロ)あたらないかなぁ……AC25まで。

DM:ん? 25なら当たるよ。

グレネス:良かったぁ。 (コロコロ)ダメージは33点。 ≪回避≫は目の前のファイターに指定。

DM:了解。 次はクレリックAの行動だね。 んだば、殴りに行こう。 グレネスをファイターと挟んで挟撃。 (コロコロ)絶対命中! クリティカルいくかなぁ。

グレネス:ひぃぃぃ〜〜〜。

DM:(コロコロ)いきませんでした。 絶対命中なだけだった。 ダメージは5点です。

グレネス:あ〜、良かったぁ。 怖かったぁ。

DM:続いてクレリックBの行動。 移動して自分にブルズ・ストレングスを発動して終了。

セルマール:私の番。 むぅ、最初はヘイストと思っていたけれど、ファイアーボールが撃ちたくなって来た。

アルカライラ:ん、良い感じで密集したからねぇ。 いいんじゃない? この布陣じゃあ、撃ちたくなるでしょう。

ランツェット:火力だと思うよ。

リースリット:撃っちゃって良いんじゃないか?

グレネス:私さえ抜いてくれれば。

セルマール:ん〜、グレネスを巻き込まないようにするとボスが入らないのか。

グレネス:うぇぇぇぇぇぇ!? 私も範囲に入れちゃうの?

セルマール:いやいや、やっぱりグレネスは入れられないよ。 と言うわけでファイアーボールをボス以外に。 ≪呪文即時威力強化≫つきで。 反応セーヴは18で、ダメージは46点。

DM:(コロコロ×4)うぉぉぉぉ!? ソーサラー二人が失敗して消し炭になったぁぁぁぁぁ!(一同笑)

セルマール:ソーサラーってHPいくつ?

DM:12レベルで40点ともう一人は10レベルで31点。 12レベルはリースリットのマジック・ミサイルで20点喰らってるから、両方とも−10も超えて即死。 ちなみにHP高い方が館を襲いに来たスカルね。 ファイターも失敗はしたけれどまだ生きている。 ローグは身かわし成功してノーダメージ、クレリックBも重傷を負っているね。

アルカライラ:火力で正解だったね。

セルマール:どっちが先にファイアーボールを撃つかの勝負になってきたな。

DM:ローグの行動か……目の前でこんなの見せられたらなぁ。 2倍移動で後ろに下がって壁の隠し扉を開けて飛び込む!

一同:逃げたぁぁぁぁぁぁぁ。


  1ラウンド目なのだが、簡単に2人も死んでしまっては逃げもするだろう。
  敵ソーサラーがイニシアチブを取っていれば形勢は逆だったかもしれないが(レジスト・エナジーなどがかかっているのでやっぱり無理か)。



ランツェット:ここならボスに突撃いけるのか。 ……よし行こう。 「後ろは任せた!」 悪を討つ突撃でボスまで。

DM:ならクレリックBの機会攻撃と、ボスの待機アクションを誘発する。

ランツェット:おう、来いや! ACは31だ。

DM:機会攻撃は(コロコロ)……外れ。 ボスの防御的発動は成功して接触攻撃。

ランツェット:接触攻撃なら間違いなく当たるだろう。 1が出なきゃ当たるんじゃないか?

DM:ですな。 (コロコロ×2)お、クリティカル。

一同:なにー!?

DM:呪文はハームね。 と言うわけでランツェットには300点のダメージをプレゼント!

ランツェット:死ぬわ!

リースリット:一撃かよ!

アルカライラ:ディ、ディレイ・デス

DM:いや、必要ない。 なぜならこの呪文でHPを1以下にすることはできないからだ。

ランツェット:ん? てことはHP1か。

DM:そうそう。

アルカライラ:そうなのかぁ。 あ〜、びっくりしたぁ。

DM:あ、セーヴする? 成功すると半分になるよ?

ランツェット:半分じゃ意味ねぇ〜。(笑)

DM:では、こっちの待機アクションは終わり。 ランツェットの突撃をどうぞ。

ランツェット:そうだった。 インパクトがあって忘れてしまった。 (コロコロ)うっそぉ!? 1が出た。

リースリット:HPが1で出目も1かい。


  雑記帳のコメントにて、はやせ けい様より指摘がありましたが、ハームの最大ダメージは150点です。
  クリティカルだから……と安易に倍にしておりますが、これはルールのミスで、最大値は超えないようです。
  はやせ けい様ありがとうございます。



DM:では、次はミーポか。 何をするかな。

ランツェット:あ、ファイアーボールを撃つと俺死ねるよー。 ……なんか楽しくなってきた。(ハームのインパクトが強かったらしい)

DM/ミーポ:んなことするか! ミーポは自分のスロットからマジック・ミサイルをクルーニスクに発動。 ダメージは16点。

ランツェット:これで1ラウンド目終了。


  ■2ラウンド/リ→ア→グ→クレリックB→セ→ローグ→ファイター→ラ→クルーニスク→ミーポ

グレネス:2ラウンド目〜。

リースリット:どうするかなぁ。

セルマール:マジック・ミサイルのワンドでクレリックBか、ボスを狙って武器を抜きながら移動して攻撃かな。 挟撃したいならファイターに行ったほうが良いね。 クレリックBから機会攻撃喰らうけど。

リースリット:ん〜。 じゃあ、ショートソードを抜きながら移動してファイターに接敵。 機会攻撃どうぞ。

DM:(コロコロ)出目低いなぁ。 AC18まで。

リースリット:それは外れ。 即行アクションで、錬金術カプセル:電気を割って攻撃。 (コロコロ)AC26まで命中。 当たった? (DM頷く)なら挟撃も入れて19点+4点の[電気]ダメージ。 ……久々の急所攻撃だ。

DM:じゃあ、電撃で痺れてアフロになって倒れた。

リースリット:アフロかよ!(笑)

DM:なんにしろファイターも死亡した。 次は……アルカライラか。

アルカライラ:ん。 5フィート・ステップして、任意発動でリサイテイションキュア・クリティカル・ウーンズに。 ≪信仰の後見人≫でランツェットに。 38点回復!

ランツェット:了解。 「すまない。 ありがとう」 HP39になった。

アルカライラ:最後に移動アクションで巻物を取り出して終わり。

グレネス:ボスに突撃しちゃって良いよね? ≪強打≫5点突っ込んでおくか。 (コロコロ)あっ! クリティカル可能域。 ACは33まで命中だけど。

DM:……当たる。(ぼそ)

グレネス:はい、当たりね〜。 (コロコロ)お? クリティカル……(コロコロ)確定! ダメージは58点!

ランツェット:大規模ダメージ判定か。

DM:(コロコロ)うん、大規模ダメージでは死ななかった。 い、痛ぇ。 次はクレリックBの行動ね? じゃあ、インフリクト・クリティカル・ウーンズを発動してランツェットに攻撃しに行く。

アルカライラ:じゃあ、機会攻撃して良いよ。 防御発動とかチャージしてから移動とか言ってないから。

DM:お、俺はチャージしてからって言ったつもりなんだけどなぁ?(目が泳いでいる)

セルマール:言ってないってさぁ〜。(一同笑) さ、機会攻撃どうぞ。

ランツェット:おう。 (コロコロ)っと、ダメだ当たらない。

DM:では(コロコロ)接触攻撃が命中して、インフリクト・クリティカル・ウーンズの効果を受ける。 意思セーヴしてくれ。

リースリット:大丈夫なのか?

ランツェット:これを失敗するとやばいかも。 (コロコロ)21。 成功。

DM:ダメージが半減されて16点ダメージ。 ああ、戦術失敗してる。 ボスのハームの直後に攻撃できるようにしておけば……。


  本当はハームマジック・ミサイルの予定でしたが、速攻でソーサラーが倒されたのでできなかった。


ランツェット:今日は俺が被害担当か。

セルマール:私は……クルーニスクにオーブ・オヴ・フォースで接触攻撃。 AC26まで命中。

DM:接触攻撃でしょ? そんなに接触ACないよ。 避けられる訳ないじゃん。

ランツェット:まぁ、無理だわなぁ。

セルマール:じゃ、命中。 ダメージは43点。 あと7点水増ししたいなぁ。

DM:無理です。 大規模ダメージ狙わないでください。(笑) 次はローグで扉を閉める。 「アバヨ!(柳沢慎吾風)」

アルカライラ:じゃ、真打どうぞ。 ヒールかな?

DM:ヒール取ってないよ。 と言うわけでクルーニスクの行動は任意発動でインフリクト・クリティカル・ウーンズを防御的発動。 <精神集中>は成功して呪文発動。 で、接触攻撃は……。

グレネス:やっぱりランツェット? だ、大丈夫?

ランツェット:自慢じゃないが俺の接触ACは低いぞ?

DM:みんなそうだよ! (コロコロ)う? 出目が9? イヤ、大丈夫当たった。 ダメージは27点。

ランツェット:じゃあ、半減して13点か。 残りHPは10! まだ生きている。

グレネス:よかったぁ♪

DM:せめてマイナスにまで追いやれていれば……。

ランツェット:じゃあ、俺の攻撃。 振りかぶって悪を討つ一撃!

アルカライラ:ゴーゴー♪

ランツェット:AC32まで命中。 ダメージは36点。

DM:じゃあ、それで死亡。 オーバーキル20点だよ!(一同笑)


  やはりグレネスのクリティカルが痛かった。
  ハームインフリクト・クリティカル・ウーンズをイニシアチブを整えて行わなかったのが敗因か。
  そうすれば一人は道連れにできたのに。



リースリット:じゃあ、俺のマジック・ミサイルでも死んでいたのか!

DM:死ぬ死ぬ。 HP6点しかなかったからね。

アルカライラ:次はミーポ!

ランツェット:≪即時威力最大化≫+≪即時威力強化≫のファイアーボールとか撃つなよな! 俺死ねるからな!(一同爆笑)

DM/ミーポ:そんなことはしない。 ≪即時威力最大化≫+≪即時威力強化≫のマジック・ミサイルをクレリックBに。 ダメージは35点。 そしてクレリックBは倒れる。

一同:終わったー。

リースリット:早い。 人数がいたのにデヴィル戦より早く終わっているぞ。

DM:デヴィルには呪文抵抗があってファイアーボールが効かないのが一番の問題だろう。

セルマール:確かに。

アルカライラ:回復しておく。

DM:では、しばらくするとNPCズが追いついてきて君たちを回復してくれる。 この後は残敵相当とか逃げたローグの追跡、捕まえた者たちの尋問や施設の調査や聖別が行われる。 正直君たちは残敵掃討以外は蚊帳の外に置かれるだろう。

ランツェット:ある意味仕方ないな。

セルマール:調査には私も参加したいが。

DM:ん、了解。 調査関係は次回ね。 で、後日君たちを含め参加した冒険者に報酬として1万GP支払われた。

リースリット:結構でかいな。 調査には俺も参加した方が良いのか?

ランツェット:かもしれないな

アルカライラ:今回足が出てて足りないけど。

DM:と言うわけで今回は終了。 調査にはセルマールが参加するけど結果が出るまで数日かかります。 次回は数日後から始まります。 お疲れ様でした。

一同:は〜い。 お疲れ様でした〜

◆経験点◆
克服した敵/障害など 脅威度および数 経験点(ECL10) 経験点(ECL11) 経験点(ECL12)
クレリック 脅威度10×3 9000 6600 5400
ファイター 脅威度10 3000 2200 1800
ソーサラー 脅威度10×2 6000 4400 3600
クルーニスク 脅威度15 18000 13200 10800
ホーンド・デヴィル 脅威度16 24000 19800 14400

合計 ――― (60000÷6) (46200÷6) (36000÷6)

アルカライラ 経験点 61415(+7700)→69115(11LV→12LV)
グレネス 経験点 62215(+7700)→69915(11LV→12LV)
セルマール 経験点 62210(+7700)→69910(11LV→12LV)
ランツェット 経験点 55366(+6000)→61366
リースリット 経験点 62215(+7700)→69915(11LV→12LV)
ミーポ 経験点 50000(+10000)→60000(10LV→11LV)

◆収入◆
収入 市場価格
 硬貨
PP
GP 60000GP
SP
CP
 宝石および美術品
ダイアモンド 5000GP
 非魔法の武具
 魔法の武具
+1スペア・ストアリング・ヘヴィ・メイス 8312GP
+2アダマンティン製フルプレート 20650GP
 非魔法の装備品
 魔法の装備品
クローク・オヴ・レジスタンス(+1) 1000GP
 非魔法のアイテム
 魔法のアイテム
ヒューワーズ・ハンディ・ハヴァサック 2000GP
ワンド(キュア・シリアス・ウーンズ;25ch) 5625GP
ワンド(キュア・クリティカル・ウーンズ;25ch) 10500GP
 未鑑定品

◆にのまえの反省点◆
 ・全般的に時間の使い方が下手だった。

 ・ソーサラーの行動を間違えていた。(ファイアーボール連打の為ではなかったのに)

 ・尋問タイムがグダグダになってしまった。やはり<交渉>や<情報収集>を活用しなければ。

 ・呪文の取得のしなおし、アイテム購入などに時間をかけすぎた。

 ・敵ボスチームの戦術がおざなりだった。
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