D&D冒険シナリオシリーズプレイレポート
環状列石の謎編
第2話
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  2007.07.22
  今回は合計15回目のプレイ。
  以下は冒険シナリオシリーズ4『環状列石の謎』を、3.5Eへコンバートしてプレイしたレポートである。

  今回は決着をつけるため村に突入するところからスタート。
  プレイヤーの阿鼻叫喚が吹き荒れる。
警告!

この先はシナリオのネタバレが盛大に綴られています!
まだプレイしていない方、プレイする予定のある方は、DMに相談して、許可をもらってから読んだ方が良いでしょう。
◆冒険者の面々◆(五十音順)
*以下のイラストはあくまでにのまえの想像によるものでプレイヤーの許可を取っていません*
 信仰魔法でパーティを守る守護神
アルカライラ 【種族など】人間 女性 真なる中立 21歳
【クラス】8レベル/クレリック(ファラングン:幸運と守護)8
【能力値】
筋力:11/±0 敏捷:14/+2 耐久:12/+1
知力:14/+2 判断:16/+3 魅力:12/+1
【特技】イニシアチブ強化 治癒呪文増幅 早抜き 清浄なる治癒力
【主な装備】+1フレイミング・ウォーハンマー +1モーニングスター +1フルプレート ダークウッド製バックラー メタマジック・ロッド・オヴ・レッサー・エクステンド ヒューワーズ・ハンディ・ハヴァサック ワンド各種 巻物各種
 ワンドを手に駆け巡るクレリック。
 ついやり過ぎてしまうDMの所為で、幾度となくピンチに陥ってきたパーティをその腕で生き残らせてきた。
 しかし行き当たりばったりな回復はどうにかならないものだろうか…。

 パーティ収入のほとんどがキュア・ライト・ウーンズのワンドに消えていくのが悩みどころ。

 豪腕でパーティを守るアタッカー
グレネス 【種族など】人間 女性 真なる中立 17歳
【クラス】8レベル/ファイター8
【能力値】
筋力:17/+3 敏捷:16/+3 耐久:16/+3
知力:13/+1 判断:13/+1 魅力:8/−1
【特技】特殊武器習熟(ガリアンソード) 武器熟練(ガリアンソード) 武器開眼(ガリアンソード) 近接武器体得(斬) 強打 薙ぎ払い 回避 強行突破 背に目あり
【主な装備】+1キーン・ガリアンソード ロングボウ +1ブレストプレート クローク・オヴ・レジスタンス(+1) グラヴズ・オヴ・デクスタリティ(+2) ポーションベルト ポーション各種
 新たな武器、ガリアンソードを手に戦う女ファイター。
 脆弱なACという弱点はあるもののその攻撃力はパーティの手こずる相手を薙ぎ倒していく。
 最近は攻撃力に加え、特技の使いどころも身に付き、一端のアタッカーとして地位を固めつつある。

 突撃系の特技を好まないため、以降のダメージ量に不安を覚える。

 手数と軽業で敵陣を切り裂くアタッカー
ジャッカリン 【種族など】人間 女 秩序にして中立 30歳
【クラス】7レベル/スワッシュバックラー1 ファイター5 マスタースロウワー1
【能力値】
筋力:14/+2 敏捷:19/+4 耐久:12/+1
知力:14/+2 判断:10/±0 魅力:8/−1
【特技】攻防一体 武器の妙技 武器熟練(ダガー) 武器開眼(ダガー) 二刀流 二刀流強化 近距離射撃 精密射撃 早抜き
【主な装備】+1キーン・ダガー 高品質ダガー 錬金術銀製ダガー ダーツ +2チェインシャツ +1バックラー
 軽業を用いて駆け回り、手にしたダガーで遠近両面で戦う。
 一撃での瞬間最大ダメージこそ劣るものの、その攻撃回数でダメージを叩き出す。

 一撃のダメージが高くないため、クリーチャーのダメージ減少が悩みどころ…。

 知識と秘術魔法で運命を切り開く軍師
セルマール 【種族など】ハイエルフ 男性 中立にして善 137歳
【クラス】8レベル/ウィザード7 メイジ・オブ・アーケイン・オーダー1
【能力値】
筋力:13/+1 敏捷:18/+4 耐久:14/+2
知力:18/+4 判断:12/+1 魅力:10/±0
【特技】巻物作成 技能熟練(精神集中) 呪文発動時間短縮 即時呪文威力最大化 呪文共同化
【主な装備】ヴェスト・オヴ・レジスタンス(+1) パール・オヴ・パワー(2レベル) バッグ・オヴ・ホールディング(タイプT) ワンド各種 巻物各種
 パーティの知恵袋たるウィザード。
 キャラクターの性能ばかりでなく、的確な魔法の選択/使用タイミングでパーティを生き残らせてきた。
 戦術面においても的確な指示を与える軍師としてアルカライラと双璧をなす。

 収入が魔法の習得に消えていくため、装備を購入できないのが目下の悩みか。

 使い魔はフクロウのナイロ。

 高い防御力でパーティを守るディフェンダー
ランツェット 【種族など】アアシマール 男 秩序にして善 22歳
【クラス】7レベル(ECL8)/パラディン7
【能力値】
筋力:14/+2 敏捷:12/+1 耐久:16/+3
知力:9/−1  判断:14/+2 魅力:20/+5
【特技】迎え討ち 強烈な個性 武器熟練(ロングソード)
【主な装備】+1フロスト・ロングソード ライト・クロスボウ +2鋼鉄製ヘヴィ・シールド +2フルプレート バッグ・オヴ・ホールディング(タイプT) ヴェスト・オヴ・レジスタンス(+1) ワンド ポーション各種
 高いACとセーヴが売りのパラディン。
 癒しの手による回復力と併せた高い生存性から、不倒の前線を構築する。
 さらにはPHBUによって導入された『悪を討つ突撃』により、ダメージディーラーとしての活躍も期待できる。
 唯一の弱点は接触ACであろうか…。

 今回は仕事の為、終盤から参加。

 眼と耳でパーティを守る探索者
リースリット 【種族など】人間 男性 中立にして善 25歳
【クラス】8レベル/ローグ5 レンジャー3
【能力値】
筋力:13/+1 敏捷:16/+3 耐久:14/+2
知力:14/+2 判断:14/+2 魅力:10/±0
【特技】近距離射撃 精密射撃 武器の妙技 武器熟練:ショートソード 追跡 持久力
【主な装備】+1ショートソード 錬金術銀製ショートソード 高品質コンポジット・ロングボウ(マイティ+1) +1チェインシャツ ゴーグル・オブ・マイニュート・シーイング ヴェスト・オヴ・エスケープ ブーツ・オヴ・エルブンカインド バッグ・オヴ・ホールディング(タイプT) ワンド ポーション各種
 一行の危険回避担当のローグ/レンジャー。
 十分に成長した技能により罠から不意打ちまで、パーティの危機を守る。
 また特技やクラス能力を駆使し前衛から後衛までと幅広く対応する。
 状況にあわせて戦う姿はまさに完璧超人。

 唯一(?)の弱点はアンデッドとACか…

◆INDEX◆
 シーン1 突入
 シーン2 居場所
 シーン3 進入
 シーン4 決戦
 シーン5 顛末
 シーン6 エピローグ
*プレイレポ中に使用された呪文は、レポ内で初使用時に呪文の簡単な説明ページへとリンクしてあります*
◆シーン1 突入◆

  開始すぐダイソンとの決着の為の作戦を相談する。


にのまえ「敵の弱点とか攻撃方法とかの情報を得るために、ディヴィネーション使う?」

アルカライラ「…うん。使う」

にのまえ「何%だっけ?78%?了解(コロコロ)……」


  90を上にして止まるダイス。


アルカライラ「………(ギロリと睨む)」

にのまえ「…えー失敗です」


  何の情報も得られず、おびき寄せたいが、おそらくそれは適わないだろう…突入しか手はないとの結論に。

  セスナー将軍の武具を受け取った一行は、ダイソンらを討つためにオシントン村へ向う。
  休みなく行動し疲労状態になりながらも、村へと到着する一行。


グレネス「…ところで奴らは一体何が目的なの?」

アルカライラ「わかんない」

グレネス「これから調べるのね」

セルマール「多分またくだらない理由だろぅ」

アルカライラ「なるほど。…どうしてコイツら(悪役たち)ってみみっちぃんだろう?自分の国を作るとかじゃなく、世界滅亡とか考えないのかな…?」


  自分の住む世界を壊してどうする…。
  悪にも向上心(功名心?)は必要なのだ!夢はでっかく悪の帝王!いっえ〜!



  イエリスたち一団にナイロに手紙を届けさせることにして、一行は足音を忍ばせ(といっても出目10だけど…)夜闇にまぎれて村へと進む。

  村近づいていくと、夜も更けているのに明かりが点いている家があることに気付く。


リースリット「村人気付いてるんじゃないか?」

アルカライラ「結構離れてるよ?」

セルマール「…夜襲もあるから見張ってるのか?」

アルカライラ「…だとしたらどうする?」

グレネス「一気に行くの?」

ジャッカリン「行って良いんじゃないの?」

一同「…」


  相談の結果、距離が離れているので、気付かれているとは考えにくいが、最悪を考えて一気に突入することに。
  セルマールはナイロを村へ飛ばし、先行偵察を行なわせる。


  この時は使い魔の能力を確認していたので、視覚の共有がないことは理解していたが、共感を用いて(危険とか、そんな程度)偵察を行わせた。


  村に侵入した一行。
  さすがに重装備の者が全力で移動する際の音で、村人が起き出してきた。


村人「一体どうしました?こんな夜更けに…」

一同「……(ガン無視)」


  一行は村人を無視し、村の中心近―ダイソンの家を目指す。
  そんな中、騒ぎを聞きつけたクックーが、一行の前に姿を現す。


クックー「(片手を挙げて)やぁ君たち。そんなに急いでどうしたんだい?追われているのかね?」

アルカライラ「答える気ない〜」

ジャッカリン「(他の皆に))話しかけても良いよね?『やぁクックーさん。あんたにも用があるんだけど、ダイソンにも用があるんだ。どこにいるんだい?』」

クックー「こんな時間だ。自宅じゃないかな?ところでトゥリはどうしたんだい?」

ジャッカリンう?誰?誰?(一同笑)」

アルカライラ「前回いたろ!あんたが誘ったNPC!(笑)」

ジャッカリン「あ、思い出した思い出した(笑)。『トゥリなら案内が終わったから、別れて先に帰ったよ』ととぼける。嘘っぽく話す(一同爆笑)」


  わざわざ『嘘っぽく』話すなら<真意看破>はいらないのかな?ん?

  …心優しいにのまえは<はったり>と<真意看破>の対抗判定をしてあげました(う〜んなんて優しい)。
  クックーに+10くらいのボーナスをつけて(笑)。



ジャッカリン「<はったり>…(コロコロ)13」

にのまえ「(コロコロ)クックーは<真意看破>28。『ふむ。君の言葉は信用できないね』と言う」

ジャッカリン「…別れたことは本当なんだけどなぁ」

リースリット「まぁ(クックーにとっての)仲間の鎧を、ジャッカリンが着てる時点でバレるよなぁ」

にのまえ「もちろんそれも<真意看破>の修正に入れてるよ」


  ここで一行は戦闘を行うことに決定。
  イニシアチブを振る。


 ■1ラウンド/イニシアチブ:リースリット→ナイロ→ジャッカリン→グレネス→セルマール→アルカライラ→ランツェット→クックー(以降のイニシアチブはPCのみ一文字目で表記)

リースリット「俺からか。弓を取り出してクックーを撃つ(コロコロ)AC25まで命中」

にのまえ「25?それは命中したね。『うっ』」

リースリット「ダメージは…(コロコロ)6点」

クックー「…どうやら君たちは真相にたどり着いたようだね(一同爆笑)」

リースリット「裏の方から村に戻って来てれば、バレバレだろう!(笑)」

セルマール「次はナイロか…偵察を続けます」

ジャッカリン「次は私。移動して…近づく〜。そして話しかける『ちょっと聞きたいことがあるんだけど、あんたたちの目的ってやつがわからなくてね』」

クックー「簡単なことだ。人には欲望がある。彼はそれを実現しようとしている。私はそれを手助けいているだけさ」

ジャッカリン「その目的って何なんだい?」

クックー「彼に聞いてみれば良いんじゃないかな?」

グレネスセルマール「移動+移動〜」

アルカライラシールド・オヴ・フェイスを自分に。そして移動」

グレネス(ランツェット)「2倍移動移動」

にのまえ「…クックーの番か…よし、擬似呪文能力を防御的発動(コロコロ)成功。クックーは君達の目の前から消えるよ」

アルカライラ「逃げやがったぁ!それってテレポートってこと!?」


  一行は消えたクックーはダイソンと合流したはずだと、ダイソンの家に急ぐことに。

  ダイソンの家へと到着した一行。
  すぐさま突入するが、そこはものけの空であった…。


  ここでプレイヤーのテンションが一気にダウン。
  ボスに逃げられるのは、やはりションボリするもので…。
  敵も死にたくないので、理由がない限り死ぬまでは戦わない。
  逃げれる手段があるなら逃げ、再戦にかける(有利な状況を作る)のが普通である。
  だが、そんな『普通』や『現実的』に拘ると、プレイヤーのゲームに対する気持ち(モチベーション)が低下してしまう。

  今回はダイソンとの決戦だけでは時間が余るため、シナリオをいじってあり、敵の撤退→再戦と予定してあるのだが、それでも盛り上がった気持ちをすかされるのは、プレイヤーとしてあまり気持ちの良いものではないだろう。

  とりあえずこれからの敵は、レベル的にテレポート系の呪文(能力)を使える敵が増えるので、
ディメンジョナル・アンカーは必ず用意しておいた方が良いみたいだ。

  ディメンジョナル・アンカーは必ず用意というのも『D&D』の常識なのだろうなぁ。



  首謀者であるダイソンを取り逃がし、落胆する一行。
  合流したエルフたちに、悪の種であった村の住人を討つのを任せ、一行は手がかりを探す為、家を捜索し、小動物を人間に形質変化させる呪文の在り処、呪文研究のメモ、この地の歴史、計画のメモなどを発見する。

  その後、教会堂から村中までを、夜が明けるまで懸命に<捜索>したにもかかわらず、ダイソンらの逃走先の手がかりをつかむことはできなかった。

  疲れきった一行は、仕方なく休息をとることに…。
◆シーン2 居場所◆

  夕方まで休息をとり、回復した一行のところにエルフたちが訪ねてくる。


イエリス「もう大丈夫か?私たちはこれから森に逃げたものを追跡しようと思っている」

セルマール「わかりました。休んでいる間の護衛ありがとうございます。お気をつけて!」

イエリス「…悪事がバレた以上、ダイソンらが戻ってくることはないだろう」

セルマール「…確かに。どこかでまた悪事を働くのでしょう…」

アルカライラ「!そのことについてディヴィネーションしよう!」

にのまえ「OK。じゃあ判定するよ?(コロコロ)…失敗」


  これで2回続けての失敗である…楽しいなぁ(笑)


アルカライラ「………(にのまえとダイスを親の仇のように睨み)あのダイス大っ嫌いなの!(一同笑)」

セルマール「仕方ない…スクライングの巻物使います。これ使ったらもっと赤字だ…」

にのまえ「誰に使いますか?」

セルマール「…ダイソンで」

にのまえ「…そのまま使っちゃうの?」

セルマール「……使いま…あっ『つながり』か…<捜索>します。ベッド探せば髪の毛見つかるだろうし、無くても服があるはず」


  ちょっと甘かったかな?本とはDMが口出ししちゃいけないんだろうけど。
  でも、うちのサークルは誰も≪熟練:魔法ルール≫を持ってないから、こうやってお互いアドバイスしあうのは良いと思うんだよね。



リースリット「俺も出目20で<捜索>するよ!」


 ダイソンと同じ色の髪を見つける。
 おそらくはこれであろうと、これを使いスクライングすることに。


セルマール「セーヴ難易度は14ね。…ダメかな」

にのまえ「でも髪の毛のおかげでセーヴ修正−10だからね。成功するかもよ?んでそれより先に術者レベル判定してくれる?」

セルマール「…呪文抵抗?まずいな(コロコロ)24…」


  いえノンディテクションです。
  まぁ同じようなものですが。



にのまえ「了解。意思セーヴするね(コロコロ)…失敗。そりゃあ−10されたら出ねぇわ。ところでランツェットも意思セーヴしてくれる?−10で難易度は17ね」

グレネス(ランツェット)「−10!?(コロコロ)…失敗」

にのまえ「了解。セルマール、君の脳裏にダイソンが見えるよ。ひどく驚いているようだね。どうやら彼はランツェットの髪の毛を使ってスクライングをしたようで、君の行動に驚いているね」

セルマール「お互いにスクライングしたのかよ(笑)DM!場所確定できます?」

にのまえ「<知識:地域>振って。難易度は25!」

セルマール「25!?高っか!…20出ないとダメなんですけど…(コロコロ)出た!25!

一同おぉぉぉ〜〜


  さすがここぞと言う時にパーティを救ってきた男。
  今回も行き先を見失いかけたパーティを導きます。


にのまえ「OK。ダイソンがいる場所はブリンディンフォードのようだね。市場の声が聞こえる」

一同「え!?」

にのまえ「(にた〜りと笑いながら)君たちはどこから来たって言ったのかなぁ〜?誰の使いできたって言ったのかなぁ〜〜?」

セルマール「あ〜なるほどねぇ」

にのまえ「彼はまだ悪事を諦めてはいないようです。時間がたってスクライングが効果を失うよ」


  何とか手にしたダイソンの居場所。
  一行はブリンディンフォードの人を守る為、ダイソンの倒す為にブリンディンフォードに急いで戻ることに。

  エルフたちは別れの際に巻物とコンポジット・ロングボウ(マイティ+2)をもらった。


  この際4LV扱いで1回宝物表を振ったのだが出目がしょぼかったので以上のような結果に…。
  それなのに…。



ジャッカリン代々伝わるアイテムのあまりのしょぼさに抗議する(一同爆笑)」

アルカライラセルマールあんたが振ったんでしょ!(笑)」

ジャッカリン「いやいや振ったのはプレイヤーで、キャラクターが文句言ってるから(笑)」

アルカライラ「キャラクターとしても、ただでくれる物に文句言うな〜(笑)。(エルフたちに対して)え〜本当に申し訳ありません。お惚けな人間の言葉に耳を貸さないでください(恥ずかしそうに)」

グレネス「聞かなかったことにして下さい…お願いだから…(恥ずかしそうに)」


  アルカライラとグレネスがあわててフォロー(?)する。

  エルフと別れ、森を抜ける一行。
  道中、マーティンにセンディングの呪文で状況を伝える。


アルカライラ「75文字か…つらいなぁ。漢字も一文字で良い?」

にのまえ「良いよ」

ジャッカリン「英語版でも75文字なのかな?」

にのまえ「違うと思うよ(根拠レス)」

アルカライラ「S=Fより良いじゃん。あっちは8文字だよ?『キタローが悪い』(んじゃない』と送ろうとしてた)だよ?(一同爆笑)」


  相談後メッセージは「タロス死亡。弟子ダイソンが陰謀。ブリンディンフォードに逃亡。注意されたし。そちらに急行中」

  それに対しマーティンから「タロス弟子おらず。一般人。ダイソン不明。危険了解。不審人物目撃。神殿に避難」とあった。

  返信があったことでマーティンが無事であることがわかり、安心する一行。
  だがブリンディンフォードに到着するまで二日三日かかる為、毎日メッセージを交換して生死を確かめることに。

  2日目にはマーティンから、「襲撃あり。当方無事。襲撃者逃亡せり。街中で君達の姿で破壊活動あり。指名手配かかる」と返信があった。


アルカライラ「うわ〜」

グレネス「地味〜に嫌な事してくるね(呆れ)」

アルカライラ「そういう可能性があるとは思ってた。だから一番怖かったのは、私たちの姿でマーティンが襲われること」

グレネス「あ〜なるほど〜」

リースリット「狡い事してくるやつだなぁ」

にのまえ「え?最初から狡いキャラを演じてたつもりだけど?」

セルマール「(悪事を振り返り)最初から狡い事しかやってないよ」

リースリット「そうか〜」


  一行はダイソンたちが街で自分たちをおびき寄せる為に、成りすまして騒ぎを起こしていると判断。
  自分たちの関係者たちの無事を祈りながら、ブリンディンフォードへと急ぐ。

  3日目の返信では、ついに恐れていたことが知らされる。
  なんとユフェメス男爵が襲われ、怪我をしたらしい。
  幸い命に別状は無いので、現在マーティンが一行のことを弁明しているとのことであった。

  一行は怒りも新たに、旅を急ぐ。
  そして4日目、ついにブリンディンフォードへと到着した。
◆シーン3 進入◆

  ブリンディンフォードへの入るのをどうやって行うかで相談する一行。
  このまま行けば指名手配がかかっているので、捕まってしまう可能性があるためである。

  一行は変装を行い、武器をバッグ・オヴ・ホールディングなどに隠して、旅人に紛れ街の門へと進む。
  幸い見張りに立っていたタウンガードの<視認>判定は失敗し、一行はそのまま街に入ること成功する。

  まずはマーティンに会いに行こうと街の中央の東門通りを歩いていると、ダイソンらが起こした騒ぎの惨状が目に入る。


リースリット「惨状って?」

にのまえ「焼け焦げた家とか。ファイアー・ボールによるものだね」

リースリット「超暴れてる!いい〜感じで暴れてるよ!」

にのまえ「しかも1軒だけじゃない。左右の家をに撃ちながら、街道を進んだ感じ」


  状況を確かめた後、リースリットが一行に提案した。


リースリット「ここらでバラけないか?」

アルカライラ「え?なんで?」

セルマール「ここでバラけたら各個撃破されるよ」

リースリット「でも固まってたら、ヤツら出てこないんじゃないか?あっちとしては俺たちをタウンガードに捕まらせても良いんだし。だから隠れて、あいつらが騒ぎを起こすのを待ってた方が良いんじゃないか?」

アルカライラ「バラけてる時にあいつらに会ったらどうするの?」

リースリット「逃げれば良いじゃん」

アルカライラ「逃げ切れなければどうするの!?全員固まってたら戦闘に突入できるんだよ?。相手はテレポート持ちなんだよ?」

リースリット「そう言ったら、固まって出て行ったら逃げちゃうんじゃないの?」

アルカライラ「防ぐ手段は持ってます!!」


  おとり作戦などの案も出されたが、(街中での)激しい相談の結果、バラけての行動は危険すぎるということで、全員で行動することに。


  ちなみにこのシーンは『実は街に入る前に行っていた』ということであった。
  きっと画面はセピア色だったはず(笑)。



  一行はダイソンらの行動に怒りを新たに、中央通りを進む。
  最終的には潜伏先を宿にすると、襲われたときに迷惑がかかる為、ジャスパーの家に向うが、しばらくはダイソンらを誘い出す為に街中(人通りの多いところ)をうろつくことに。


アルカライラ「ところで指名手配って誰?あっちの人数は3人でしょ?」

にのまえ「指名手配の張り紙はグレネスとセルマールだよ。人相が悪くなってるけど」

アルカライラ「主にその2人が暴れてることになってる?」

にのまえ「そうだよ。基本的にファイアー・ボール連打されるだけでも大被害ですから(一同笑)」

グレネス「くぅ〜特徴的な武器を持ってるから、私も指名手配されたぁ〜。ぶち殺す!


  中央通りを歩いていると、市井の喧騒の中、一行の耳にオシントン村で聞いた声が聞こえてきた。
  一行はそれがクックーだと気付く。


にのまえ「彼は何か歌っているようだね」

アルカライラ「きっと、落ちた英雄とでも歌ってるんだ」

◆シーン4 決戦◆

  一行はこのまま泳がすか、それともここで倒すかを相談する。


セルマール「どうする?泳がす?」

グレネス「ここで倒すの?倒して良いの?」

リースリット「ここで騒ぎ起こしちゃまずいでしょ」

アルカライラ「私も正直迷ってるけど…」

セルマール「さっきグレネスぶち殺すって言ってたでしょ?多分コイツ(クックー)が化けてたと思うよ」

グレネス「こいつかぁ〜(笑)ムカつく!ムカつく!行こう!」


  クックーが囮になって、一行をおびき寄せているのはわかったが、テレポート能力のあるクックーや、同じく瞬間移動呪文を持っているであろうダイソンらを相手に、後手に回っては不利と、街中ではあるが戦闘を行うことを決意する。

  クックーは歌に夢中になり、一行に気が付いてないのを好機に、人ごみに紛れ位置を調整し、戦いを仕掛ける。


 ■不意打ちラウンド/イニシアチブ:セ→ア→リ→グ→ラ→ジ

セルマール「俺からか…」


  と、その時ガララ…と、借りている会場の引き戸が開く音が…。


アルカライラ「ちょうど良い時に!」

ランツェットの中の人「お待たせ〜」

一同「仕事お疲れ様〜」


  状況を説明し、早速参加してもらうことに。


アルカライラ「仕切りなおしで…誰からだった?」

セルマール「俺から。俺は行動順を9まで下げる」

アルカライラ「次は私。ディスペル・マジック範囲型をクックーに。うりゃ(コロコロ)術者レベル判定は28」

にのまえ「じゃあ、正体がバレてデーモンの姿に…ヴロッグになった。」

一同ヴロッグぅ!?

ジャッカリン「コイツも恐慌になったりする?」

セルマール「(<知識:次元界>に成功して)恐怖はないけど朦朧化の咆哮があるね」

ジャッカリン「やだなぁ。また役に立たないよ」

リースリット「俺か…両手に武器を抜く。そして5フィート・ステップする」

グレネス「次は私ですね。ヴロッグに≪回避≫指定。≪強行突破≫で接敵します」

にのまえ「了解。じゃあ≪迎え討ち≫のおかげで、立ちすくみでも機会攻撃できるから…足払い攻撃ね」

グレネス「あぁ…機会攻撃で足払いね…当たったなぁ(しょんぼり)」

にのまえ「(コロコロ)接触AC34まで命中」

グレネス「あぁ〜やっぱりぃ(コロコロ)うぅ、こけました(泣)」

ランツェット「次は俺の番か…どうしようかな…剣抜いていっても転がされちゃうし…じゃあバークスキンのポーションを取り出す」

セルマール「俺はナイロと合流して、ビストウ・カースを発動。そして次のラウンド接触させます」

ジャッカリン「≪早抜き≫を使って、レイピアとダガーを抜きます。そして<軽業>を使ってヴロッグに近づきます。<軽業>は(コロコロ)成功」


 ■1ラウンド/イニシアチブ:ヘンウェル→ダイソン→ア→リ→クックー→グ→ラ→ジ→一般人(市民)

にのまえ「まずはここで援軍がきます」

セルマール「ダイソンたちが来たか」

アルカライラテレポートしてくるの?」

にのまえ「いや、すぐそばの店のドアがガチャって開くよ」

グレネス「そんなトコに居たんだ。誰?」

リースリット「ダイソンが出てくるな。ファイアー・ボールがくるか…」


  範囲攻撃魔法って読みは良いんだけどね。
  もっと痛いのが来るんですよ。


リースリットファイアー・ボールだとヴロッグも巻き込んじゃうね」

セルマール「呪文抵抗があるから巻き込んでも良いと思ってるんじゃないか?」

リースリット「ダイソンの術者レベル高いから突破しちゃったり(笑)」

にのまえ「え〜と、ヘンウェルが移動相当アクションでドアを開けて外に移動で出る。ダイソンが移動して店の外に出てくる。そしてコーンオヴ・コールドを発動します」


  このコーン・オヴ・コールドにグレネス、ジャッカリン、ランツェット、リースリットが巻き込まれる。


巻き込まれた人たち「うおぉぉ〜、やべぇぇぇ(コロコロ)」

にのまえ「反応セーヴ難易度18」

リースリット「28!効かねぇ〜(エッヘン)」

グレネスランツェット「成功!」

ジャッカリン「……」

にのまえダメージは10D6ね(嬉)」

グレネス「うわぁ〜〜(慌)」

にのまえ「37点。セーヴ成功した人は18点ね。あ(コロコロ)ヴロッグの呪文抵抗は抜けなかったよ」

ランツェット「冷気だから俺の冷気に対する抵抗って効く?(にのまえうなずく)了解〜」

ジャッカリン「DM…セーヴで1振ったんで装備壊れる…」


  やったぜ!ひゃっほおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!
  こういうとアレだが一度、装備品を壊してみたかったんだ。
  判定の結果、壊れたのは+1バックラーであった。
  壊れる可能性のある装備の中では一番の安物であった。



アルカライラ「次は私ですね?」

にのまえ「あっとごめん。一般人も巻き込まれる。冷気にあてられて何人も倒れるよ」

アルカライラ「一般人はこのラウンドの最後で逃げ出すのね?(にのまえうなずく)了解。では…移動してランツェットにシールド・オヴ・フェイス

ランツェット「ありがとう。これでACが30超える」

グレネス「おお〜」

リースリット「じゃあ俺ね。今はまだクックーは立ちすくみだよね?じゃあ全力攻撃。(コロコロ×2)えっとAC30と28まで命中。30の方がクリティカル可能域…(コロコロ)ダメ。通常の命中になった」

にのまえ「了解。ダメージは?」

リースリット「え〜と、急所攻撃乗るんだよね?(コロコロ)13点と18点」

にのまえ「了解。じゃあ、ダメージは入ったようだけど、あなたの手はしびれた」

セルマール「ダメージ減少10もってればな…」

リースリット「急所攻撃乗らなきゃダメージ行かないじゃん」

にのまえ「次はこっちだ…。まずはヴロッグの胞子が飛びます。隣接してるジャッカリンとリースリットに1D8ダメージ(コロコロ)7点ね」

ジャッカリン「7!?マジっすか。痛いなぁ〜…って、HPが−2になって倒れた

一同ええ〜〜〜〜〜!?


 早くも前衛1枚撃沈…大丈夫なのか?


セルマール「…HPいくつ?」

ジャッカリン「MAX42」

セルマール「はぁ〜低いなぁ…ウィザード(自分)とほぼ一緒かよ…」

にのまえ「というわけで擬似呪文能力を防御的発動。テレポートします。そしてアルカライラの近くに出現

一同なに―――――っ!?

ランツェット「これは…きつい」

セルマール「まぁ…普通でしょうね。回復役や秘術系から潰すもんだし…」

グレネス「これは立ち上がっても平気…?じゃあ、次私なんで…立ち上がって、ガリアンソードを鞭剣状態に変えます。あと5フィート・ステップします」

ランツェット「次は誰だ?って俺だ。(アルカライラが壁になり機会攻撃を喰らわないので)ポーション飲む。移動相当アクションで武器を抜いて、5フィート・ステップ」

アルカライラ「やった。次はランツェットが盾になる」

セルマール「俺の番。ナイロを飛ばしてクックーに接触させます。機会攻撃ください」

にのまえ「(コロコロ)AC13まで命中」

セルマール「13じゃ当たらない。接触攻撃は(コロコロ)AC20まで命中」

にのまえ「さすがに接触ACはそんなにはない」

セルマール「術者レベル判定は…(コロコロ)まずいかなぁ…23」

にのまえ「抜けた!…意思セーヴか…(コロコロ)っとセーヴ成功。無効化」

セルマール「ちぃ!…仕方ない。んで、5フィート・ステップして、クックーにオーブ・オヴ・フォースを発動。接触攻撃で(コロコロ)AC23まで命中。術者レベル判定…(コロコロ)よし!抜けた

ランツェット「行け行け〜」

セルマール「ダメージは8D6だ。てい!ダメージ22点」

にのまえ「22?…りょうか〜い」

セルマール「やっとHPを1/4減らしたね」


  その後ジャッカリンは安定化判定を行うが失敗。
  さらにダメージを1点受けてしまう。
  そろそろあの世が見えてきた…。


にのまえ「最後に一般人が逃亡します」


 ■2ラウンド/イニシアチブ:ヘンウェル→ダイソン→ア→リ→クックーグ→ラ→セ→ジ→一般人(市民)

にのまえ「ヘンウェルは行動遅延。イニシアチブを1遅らせる。ダイソンはコーン・オヴ・コールドを発動」

ランツェット「これは…(ジャッカリンの死亡が)確定だな」

アルカライラ「…そうだね。グレネスの回復に回らないと…」


  コーン・オヴ・コールドの範囲内にはグレネス、ジャッカリン、リースリット、ランツェットが。
  グレネスとランツェットは反応セーブに成功しダメージ17点(ランツェットはさらに抵抗をダメージを減らす)、ジャッカリンは止めを刺され死亡、リースリットは身かわしでノーダメージであった。


にのまえ「行動遅延したヘンウェルは移動+移動で、リースリットをとめる為に隣接」

アルカライラ「次は私か…はぁ〜(溜め息)どうしよ〜…じゃあプレイヤー。あと5フィート・ステップ」

リースリット「俺で良い?じゃあ…接敵してきたヘンウェルに全力攻撃(コロコロ×2)…2回とも命中して、ダメージ7点と6点」

にのまえ「むむ…痛いのよ!…次はクックーだね。まずは胞子ダメージね。(コロコロ)リースリット2点ね」

リースリット「ちっ忘れてなかったか」

にのまえ「クックーは全力攻撃。『(アルカライラを指差して)お前がこのパーティの柱だな』というわけで、爪、爪、噛みつき、鉤爪、鉤爪行きます(コロコロ×5)」

アルカライラ爪2回しか当たんない!

一同おおおおおおおおおおお〜

ランツェット「の、残った〜。偉い!」

にのまえあたらん!あたらんぞおおおおおおおおおお!?

グレネス「すご〜い」

アルカライラ「うぅ…回復しなきゃ〜自分!」

ランツェット「正直言うと今覚悟しました」

アルカライラ「私も覚悟した!あ〜良かった」


  とはいえ爪は2D6+6となかなかのダメージなので、一気にHPが削れてしまうのであった。


グレネス「あ〜怖かった。…私の番?≪回避≫ダイソンに指定。≪強行突破≫して突撃。フル≪強打≫で…」

にのまえ「フフ…当たると思うなよ」

セルマール「当たります」

にのまえ「フッただの魔法使いだと思うなよ」

ランツェット「ただの魔法使いです」


  にのまえ自身の<はったり>が低いのか、プレイヤーの<真意看破>が高いのか。
  ハッタリがぜんぜん通用しませ〜ん。



グレネス「行きます!(コロコロ)出た!20!

ランツェットほら来た!クリティカル可能域!


  青ざめるにのまえを無視して、もう一度命中判定を行い…命中。
  クリティカルが確定する。


  そりゃあねぇ〜ソーサラーにフル≪強打≫でクリティカルじゃあねぇ…。


グレネス「ダメージはぁ(コロコロ)…58点(一同爆笑)」

にのまえ「ぶはっ!生きてられる訳ないだろ!(笑)」


  しばらく爆笑しまくって進行できなかった。

  グレネスのここぞという時のクリティカル発生は凄いものがある。
  今回もそれで10レベルソーサラーが一撃死…。
  いや、アンタスゲェよ。



アルカライラ「ダイソン対策(の呪文)全て無駄!(笑)」

ランツェット「次は俺だけど行動遅延。セルマールの後に行動」

セルマール「なら、ナイロが撤退して(タイルを指して)ここまで移動。自分はグリースをクックーの足元に」

にのまえ「了解。反応セーヴね。(コロコロ)成功」

ランツェット「……突撃できないんで、5フィート・ステップしてクックーに『悪を討つ一撃』。(コロコロ)AC32まで命中!ダメージは14点」

にのまえ「了解。じゃあ<平衡感覚>(コロコロ)成功。次は一般人ね。逃げま〜ス」


 ■3ラウンド/イニシアチブ:ジャスパー→ヘンウェル→ア→リ→クックーグ→セ→ラ→一般人(市民)

にのまえ「ここでイベントが発生するかな?(コロコロ)お、買い物に来ていたジャスパーが出てきたよ」

一同ジャスパ―――――――!(喜)」

ランツェット「装備は?」

リースリット「買い物中だからなし?(笑)」

ランツェット「いやいや物騒だからね。フル装備でしょ(笑)」

リースリット「フル装備で『祭りだ祭りだ〜!』って良いながら参加してくるのか?(笑)」


  リースリット、君の中のジャスパーって一体どんなヤツなんだ?


ジャッカリン(→ジャスパー)「これ使って良いの?じゃあ標準アクションで盾を起動して、移動しながら剣を抜く」

にのまえ「あいよ。じゃあヘンウェルから…まず防御発動で呪文発動(コロコロ)成功。チャージして移動(皆機会攻撃を忘れていた)。グレネスに接触攻撃ね(コロコロ)…接触AC17まで命中。意思セーヴどうぞ」

グレネス「…(コロコロ)…18?(ぽそ)

にのまえ「ちっ!じゃあ何も影響は受けなかった」

セルマールインフリクト系の呪文だな」

アルカライラ「私の番…じゃあクックーに対してディメンジョナル・アンカー。遠隔接触と術者レベル判定(コロコロ×2)は成功」

にのまえ「げっ逃げられなくなった」

アルカライラ「よっしゃぁ!固定しましたぁ!」

リースリット「よし俺の番。じゃあヘンウェルに突撃。(コロコロ)おっクリティカル!挟撃だから機会攻撃も乗って28点のダメージっ!」

にのまえ「あっ!…倒れた…」

リースリット「え?なに?」

にのまえ「倒れたよ!バーカバーカ!うわ〜ん(泣)」

一同「(爆笑)」

にのまえ「次にクックー。5フィート・ステップして全力攻撃(コロコロ)」

アルカライラ「あ、そこで良いわ…死んだ…やっぱりあそこで回復しなかったのがなぁ…」


  やはりHPを回復しなかったのが効いている様子。
  とはいえ逃走手段も封じなければならなかったので、どちらが良いというのは結果論か。



にのまえ「そして≪薙ぎ払い≫が発動してランツェットに攻撃!(コロコロ)AC26まで命中!」

ランツェット「当たらん!」

グレネス「私?じゃあ突撃します。(コロコロ)AC22まで命中。ダメージは16点」

にのまえ「了解」

セルマール「俺はグレネスにレイジ

ランツェット「次は俺ね。『よくもアルカライラを!』といって悪を討つ一撃!(コロコロ)命中してダメージは16点」

にのまえ「むむ…HPが半分になった」


  回復手段がなくなるも、グレネスの全力攻撃、ランツェットの悪を討つ一撃、リースリットの体勢崩し、そしてセルマールの呪文の支援により、次のラウンドになんとかクックーを倒し、戦闘を終了させる。
  ちなみにジャスパーは足払いを喰らって倒れてた(笑)

グレネス「あぁぁ〜〜終わったぁ〜(疲)」


  一行は(プレイヤー含めて)疲労困憊であった。
◆シーン5 顛末◆


グレネス「アルカライラのところに行きます」

ランツェット「ジャッカリンのところに行きます」

ジャスパー「ふぅ〜。(セルマールに)一体これは何だったんだ?」

セルマール「申し訳ない。事情を説明したいのだが、先に彼女らをペイロア神殿に運びたいんだ」

ジャスパー「わかった。おいっ」

NPCず「ヘイ!」


  ジャスパーの仲間(?)の1レベルHFO軍団の登場である。


にのまえ大八車というか…ワゴンを持ってきて2人を乗せるよ。そして『ブン!ブン!ブブブン!』とか言いながらペイロア神殿に向うよ(一同笑)」

セルマール「なんだコイツラは(笑)」

ランツェット「化石燃料が必要なんじゃないのか?(笑)」


  セルマールが二人に付き添いペイロア神殿へ。
  しばらくするとタウンガードが到着する。


タウンガード「これはどうしたんだ!一体何があった!?」

ランツェット「デーモンが出てここで暴れたのです」

タウンガード「何?…例の残党(前シナリオの敵)か?って…お前たちは街を騒がせている…(<視認>判定)…とは気付きませんね(一同爆笑)

アルカライラ(死亡中)何なんだよ(笑)」

にのまえ「だって<視認>失敗したんだもん!君たちのことが認識できないんだよ!(笑)」


  <変装>を見破るのは<視認>判定。
  それに失敗してしまった為に、タウンガードは一行が街の英雄&指名手配犯だということに気付かなかった。


タウンガード「…この街は呪われているのか…」


  グレネス、リースリット、ジャスパーは、その後到着したタウンガードに事情を話す。

  タウンガードは一行は街中で戦闘を起こしたので、取調べが必要だということで武装解除され、ユフェメス男爵のもとに連行されることに。


ジャスパー「お前らの潔白は俺が証明してやるぜ。任せときな」


  ユフェメス男爵の前に引き出された一行。
  そこにはマーティンの姿もあった。

  男爵は<視認>判定に成功し、一行の正体に気付く。


ユフェメス男爵「君たちか…。一体何があったのか、事情を聞かせてくれ」

ランツェット「マーティン師から聞いてるとは思いますが…マーティン師の友人を訪ねてオシントン村に向ったところから話は始まります…」


  ユフェメス男爵に全ての事情を説明する。
  死んでいたソーサラー(ダイソン)がティーフリング(邪悪な血を引いている種族)であったことや、デーモンが暴れていたこと、さらにはマーティンやジャスパーの言葉もあって、一行の疑いは晴れ、指名手配は解除されることに。


ユフェメス男爵「私がもっとしっかりしていれば、前回も今回も起こらなかったことだ。君たちに迷惑をかけてばかりで申し訳ない。私の治世が間違っていたのだろうな…」

ランツェット「それはこれから取り戻してください」

ユフェメス男爵「うむ、そうだな…ところで君たちには前回の件に続いて、領内の邪悪を打ち滅ぼしてもらった。その報酬を渡したいと思う」


  報酬とは男爵のコネを使い、アルカライラとジャッカリンの復活代を補助(53060GPを20000GPに)するということであった。
  またマーティンからは迷惑料をこめて5000GPと13LVのアイテム作成を主に行うウィザードへのコネを貰った。


ユフェメス男爵「先触れの早馬はこちらで出しておく。君たちはすぐに支度をして出発した方が良いだろう。移動の為の馬や馬車も手配しておこう」

グレネス「ありがとうございます」

セルマール「(神殿から戻ってきた)二人が無事復活しましたら、挨拶にお伺いします。ありがとうございます」


  こうして一行はトゥルー・リザレクションの使い手の居る大きな都市へ、馬車を走らせることに…。
◆シーン6 エピローグ◆

  大きな都市へと向う途中、一息入れる為にドライレイクの村へと立ち寄った一行。
  休息をとる一行に村人が声をかけてきた。


村人ドラゴンを退治してくだせぃ!


  話しでは、近くの隘路に竜が住み着いたらしく、村の家畜が襲われたり、街道を歩く旅人が襲われる事件が起こっているらしい。


グレネス「うわぁ」

リースリット「ドラゴンかよ!」

アルカライラ(死亡中)「…よくこんな状態のパーティに持ち込んでくるなぁ」

セルマール「DM〜ぶっちゃけ、これって次のシナリオの引き?」

にのまえ「そう」

ランツェット「じゃあ、現在我々はとある事情で先を急いでいる。それを果たしたら必ず戻ってこよう」

村人「ありがたい!よ、よろしくお願いします〜」

ランツェット「一日も早く戻ってこれるよう努力しよう。では!」


  村を後にする一行。

  その後大きな都市にて、無事に復活したアルカライラとジャッカリンであったが、ジャッカリンはパーティを離れることに…。

◆経験点◆
克服した敵/障害など 脅威度および数 経験点(ECL7) 経験点(ECL8) 経験点(ECL)
ダイソン 脅威度11 8400 7200
ヘンウェン 脅威度8 3150 2400
クックー 脅威度12 12600 9600

合計 ――― (24150÷6) (19200÷6)

アルカライラ 経験点 28406(+3200)→31606
グレネス 経験点 28706(+3200)→31906
ジャッカリン 経験点 24508(+4025)→28533(7LV→8LV)
セルマール 経験点 28701(+3200)→31901
ランツェット 経験点 26607(+3200)→29807(7LV→8LV)
リースリット 経験点 28706(+3200)→31906

◆収入◆
収入 市場価格
 硬貨
PP
GP 5040GP
SP
CP
 宝石および美術品
 非魔法の武具
コンポジット・ロングボウ(マイティ+2) 300GP
 魔法の武具
 非魔法の装備品
 魔法の装備品
クローク・オヴ・カリスマ(+2) 4000GP
リング・オヴ・ミスディレクション 7000GP
アンダイイング・スタッフ 27375GP
 非魔法のアイテム
 魔法のアイテム
ワンド(ノンディテクション:10ch) 2250GP
巻物(秘術/サモン・モンスターW
巻物(秘術/シー・インヴィジビリティ
ポーション(キュア・ライト・ウーンズ 50GP
 未鑑定品
 コネ
13LVウィザード アイテム作成を80%の代金で頼める

  儲けというか…それなりのアイテムではあったが復活代の為に一行は赤字であった…。

◆にのまえの反省点◆

  ・村への侵入をラウンド進行していたら時間がかかった。やっぱり一括処理がすればよかった。

  ・敵が逃げたり、戦闘で信仰術者や秘術術者を狙うのは『現実的』ではある…とは言うものの、その言葉に拘るあまり、マスタリングを失敗しプレイヤーのモチベーションを低下させてしまった。
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