D&D冒険シナリオシリーズプレイレポート
夢でささやく者編
第1話
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  2007.05.27
  今回は合計12回目のプレイ。
  以下は冒険シナリオシリーズ3『夢でささやく者』を、3.5Eへコンバートしてプレイしたレポートである。

  今回、新たなプレイヤーを迎え6人パーティとなった。
  さらにシナリオは5レベル〜7レベル用のシナリオ。

  すでに大半のものが7レベルとなっているパーティ&6人であるので楽勝なんだろうな…と思っていたら…。
警告!

この先はシナリオのネタバレが盛大に綴られています!
まだプレイしていない方、プレイする予定のある方は、DMに相談して、許可をもらってから読んだ方が良いでしょう。
◆冒険者の面々◆(五十音順)
*以下のイラストはあくまでにのまえの想像によるものでプレイヤーの許可を取っていません*
 信仰魔法でパーティを守る守護神
アルカライラ 【種族など】人間 女性 真なる中立 21歳
【クラス】6レベル/クレリック(ファラングン:幸運と守護)6
【能力値】
筋力:11/±0 敏捷:14/+2 耐久:11/±0
知力:14/+2 判断:16/+3 魅力:12/+1
【特技】イニシアチブ強化 治癒呪文増幅 早抜き 清浄なる治癒力
【主な装備】+1フレイミング・ウォーハンマー +1モーニングスター ブレストプレート ダークウッド製バックラー メタマジック・ロッド・オヴ・レッサー・エクステンド ヒューワーズ・ハンディ・ハヴァサック ワンド各種 巻物各種
 ワンドを手に駆け巡るクレリック。
 ついやり過ぎてしまうDMの所為で、幾度となくピンチに陥ってきたパーティをその腕で生き残らせてきた。
 しかし行き当たりばったりな回復はどうにかならないものだろうか…。

 パーティ収入のほとんどがキュア・ライト・ウーンズのワンドに消えていくのが悩みどころ。

 豪腕でパーティを守るアタッカー
グレネス 【種族など】人間 女性 真なる中立 17歳
【クラス】6レベル/ファイター6
【能力値】
筋力:16/+3 敏捷:14/+2 耐久:16/+3
知力:13/+1 判断:13/+1 魅力:8/−1
【特技】特殊武器習熟(ガリアンソード) 武器熟練(ガリアンソード) 武器開眼(ガリアンソード) 強打 薙ぎ払い 回避 強行突破 背に目あり
【主な装備】+1キーン・ガリアンソード ロングボウ +1ブレストプレート クローク・オヴ・レジスタンス(+1) ポーションベルト ポーション各種
 新たな武器、ガリアンソードを手に戦う女ファイター。
 脆弱なACという弱点はあるもののその攻撃力はパーティの手こずる相手を薙ぎ倒していく。
 最近は攻撃力に加え、特技の使いどころも身に付き、一端のアタッカーとして地位を固めつつある。

 突撃系の特技を好まないため、以降のダメージ量に不安を覚える。

 手数と軽業で敵陣を切り裂くアタッカー
ジャッカリン 【種族など】人間 女 秩序にして中立 30歳
【クラス】6レベル/スワッシュバックラー1 ファイター4 マスタースロウワー1
【能力値】
筋力:14/+2 敏捷:19/+4 耐久:12/+1
知力:14/+2 判断:10/±0 魅力:8/−1
【特技】攻防一体 武器の妙技 武器熟練(ダガー) 武器開眼(ダガー) 二刀流 二刀流強化 近距離射撃 精密射撃 早抜き
【主な装備】+1キーン・ダガー 高品質ダガー 錬金術銀製ダガー ダーツ チェインシャツ
 軽業を用いて駆け回り、手にしたダガーで遠近両面で戦う新規参入の前衛。
 一撃での瞬間最大ダメージこそ劣るものの、その攻撃回数でダメージを叩き出す。

 一撃のダメージが高くないため、クリーチャーのダメージ減少が悩みどころ……。

 知識と秘術魔法で運命を切り開く軍師
セルマール 【種族など】ハイエルフ 男性 中立にして善 137歳
【クラス】6レベル/ウィザード5 メイジ・オブ・アーケイン・オーダー1
【能力値】
筋力:13/+1 敏捷:17/+3 耐久:14/+2
知力:18/+4 判断:12/+1 魅力:10/±0
【特技】巻物作成 技能熟練(精神集中) 呪文発動時間短縮 即時呪文威力最大化 呪文共同化
【主な装備】ヴェスト・オヴ・レジスタンス(+1) パール・オヴ・パワー(2レベル) バッグ・オヴ・ホールディング(タイプT) ワンド各種 巻物各種
 パーティの知恵袋たるウィザード。
 キャラクターの性能ばかりでなく、的確な魔法の選択/使用タイミングでパーティを生き残らせてきた。
 戦術面においても的確な指示を与える軍師としてアルカライラと双璧をなす。

 収入が魔法の習得に消えていくため、装備を購入できないのが目下の悩みか。

 高い防御力でパーティを守るディフェンダー
ランツェット 【種族など】アアシマール 男 秩序にして善 22歳
【クラス】6レベル(ECL7)/パラディン6
【能力値】
筋力:14/+2 敏捷:12/+1 耐久:16/+3
知力:9/−1  判断:14/+2 魅力:20/+5
【特技】迎え討ち 強烈な個性 武器熟練(ロングソード)
【主な装備】+1ロングソード +1モーニングスター ライト・クロスボウ +1フルプレート +1鋼鉄製ヘヴィ・シールド バッグ・オヴ・ホールディング(タイプT) ヴェスト・オヴ・レジスタンス(+1)  ワンド ポーション各種
 高いACとセーヴが売りのパラディン。
 癒しの手による回復力と併せた高い生存性から、不倒の前線を構築する。
 さらにはPHBUによって導入された『悪を討つ突撃』により、ダメージディーラーとしての活躍も期待できる。
 唯一の弱点は接触ACであろうか…。

 眼と耳でパーティを守る探索者
リースリット 【種族など】人間 男性 中立にして善 25歳
【クラス】6レベル/ローグ5 レンジャー1
【能力値】
筋力:13/+1 敏捷:16/+3 耐久:14/+2
知力:14/+2 判断:14/+2 魅力:10/±0
【特技】近距離射撃 精密射撃 武器の妙技 武器熟練(ショートソード) 追跡
【主な装備】+1ショートソード 錬金術銀製ショートソード 高品質コンポジット・ロングボウ(マイティ+1) +1チェインシャツ ゴーグル・オブ・マイニュート・シーイング ヴェスト・オヴ・エスケープ バッグ・オヴ・ホールディング(タイプT) ワンド ポーション各種
 一行の危険回避担当のローグ/レンジャー。
 十分に成長した技能により罠から不意打ちまで、パーティの危機を守る。
 また特技やクラス能力を駆使し前衛から後衛までと幅広く対応する。
 状況にあわせて戦う姿はまさに完璧超人。

 唯一(?)の弱点はアンデッドとACか…

◆INDEX◆
 シーン1 ブリンディンフォードの暗雲
 シーン2 情報収集
 シーン3 霧の中…
 シーン4 風雲告げる街
 シーン5 隣り合わせの死
*プレイレポ中に使用された呪文は、レポ内で初使用時に呪文の簡単な説明ページへとリンクしてあります*
◆ニューフェイス◆

  この日新たにプレイヤーが一名合流し、6人パーティとなった。


???「〜というわけで名前はジャッカリンです〜。どうぞよろしく」

一同「はい、よろしく〜」


  一同顔見知りであるだけに、かなり適当である。
  なんにしろ新たな戦力として、殴りスロウアー(現状)のジャッカリンが参戦した。

  この後、パーティとしての動きを確かめるためにテスト戦闘を2回行い(うち一回は自滅)、ジャッカリンが微調整を行った後に、本編を開始した。

  なおプレイ時間短縮という名のDMの職権乱用で、ジャッカリンは旅の途中で意気投合し、一行に合流したということに。
◆シーン1 ブリンディンフォードの暗雲◆

  一行はブリンディンフォードへと向かう道中…

  ・ブリンディンフォードは年に1回大きな定期市/祭りを行う。
   この祭りはとあるさすらいのハーフリング部族がブリンディンフォードを毎年訪れていたのが発祥で、今では毎年この時期に行われている。

  ・今や近隣のハーフリングはもちろん住民なども訪れ盛大な祭りとなっている。

  ・ブリンディンフォードは人口約5000人ほどの大きな街で、ユフェメス男爵2世によって統治されている。


  との情報を手に入れていた。

今回の舞台

  一行がブリンディンフォードに到着したのは定期市が始まって2日目であった。

  東門へと付いた一行はその長蛇の最後尾に並び、しばらくしてタウン・ガードに武器や呪文構成要素ポーチ、さらに術者の指を封印されてから門をくぐった。


  ここで言う封印とは武器や矢筒には革のカバー&紐、呪文構成要素ポーチは紐でくくられ、片手の中指と薬指も指輪と紐で結んだ状態の事を指す。


  街のメインストリートの両端にはカラフルなカートや出し物が並び、定期市を楽しむ人々で溢れかえっていた。


  そんな中、まずは宿を探そうとうろつくが<交渉>判定に失敗。
  空き部屋を見つける(作ってもらう)ことはできなかった。


  さらに探そうとする一行の前方で、人々の叫びがあがる。
  周りに人がいる為にろくに動けない一行。

  しばらくすると騒ぎは人々を伝播し、我先にと逃げ出す人の波になった。

  その波に飲まれ流されるアルカライラ、グレネス、セルマール。
  道の端に寄り何とかやり過ごすジャッカリン、ランツェット、リースリット。

  パニックを起こした群衆を抜けた先には、カートを破壊し、辺りの人々を傷つけて暴れるワーラットの中間形態(知識判定は成功)4人とダイア・ラット5匹であった。

  すぐさま戦闘を開始する一行(マップの地点)。


 ■1ラウンド

グレネス「流されすぎてマップタイルから出ちゃったよ〜(一同笑)」

セルマール「俺も結構流されたよ」

リースリット「んじゃ<視認>!」

にのまえ「<視認>?何を<視認>するんだ?装備か?」

リースリット「じゃあそれで!」

にのまえ「装備はMMのとおりな」


  ここでMMのデータを基に相談を始める一行。
  結局術者の二人が封印を解かないから(=呪文使わないから)ワンドだけね〜っと宣言しただけだった…。


 イニシアチブ:アルカライラ→ダイア・ラット→ワーラット(偉い人)→セルマール→ワーラット(部下)→リースリット→ジャッカリン→ランツェット→グレネス(以降のイニシアチブはPCのみ一文字目で表記)

アルカライラ「移動しながらワンドを抜いて自分にシールド・オヴ・フェイス

にのまえ「ダイア・ラットの行動〜一般人をガブっ!落ちてる食べ物をパクっ!」

アルカライラ「まだ一般人居るの!?」

リースリット「ワゴン守ったりとか」

アルカライラ「あ、そうか。あと何人居るの?」

にのまえ「ダイスで決めよう。D20+5人で(コロコロ)」

アルカライラ「(出目を見て)…チョーいるじゃん」

にのまえ「敵の次に偉そうな人が部下を煽ってる」

アルカライラ「何それ(笑)」

セルマール「ワンド出しながら2倍移動」

にのまえ「部下の行動は、暴れながら5フィート移動」

リースリット「バッグ・オヴホールディングから錬金術銀製ショートソードを抜いて移動。終り」

ジャッカリン「≪早抜き≫で武器を抜きながら2倍移動」

セルマール「全力で移動すると敵の目の前(エサ)だよ?(笑)」

ジャッカリン「うぇ!?そんなに行っちゃう?(指差して)ここまでで(汗)」

ランツェット「フリーアクションで『封印解除を許可する!』って言って全ラウンド・アクションで武器に付けられた革の封印を解く。これで何かあった時は俺の責任になる。あと5フィート・ステップね」

グレネス「あたしかー!よし(ミニチュアを動かす)1.2.3.1.2…」

アルカライラ「ちょっ!」

グレネス「え?」

アルカライラ「もう一度やってごらん?(にっこり)」

グレネス「???…1・2・3・4・1…」

アルカライラ「さっき3マスで移動数えなおしてたから(笑)」


  グレネスは中型サイズ&中装装備なので4マス移動できるのだが、よく3マスで止まっています(笑)。


 ■2ラウンド目/イニシアチブ:ア→ダイア・ラット→ワーラット(偉い人)→セ→ワーラット(部下)→リ→ジ→ラ→グ

アルカライラ「グレネスにシールド・オヴ・フェイス。あと移動」

にのまえ「ネズミ〜ズ(ダイア・ラット達)はまた一般人を噛む。がぶちょ!」

リースリット「一般人で回避する奴いないのかよ」


  めんどくさいので攻撃ロールもしていません。
  エヘヘ。



にのまえ「次に偉そうな奴…(プレイヤーに対して)君達に対するように5フィート前に出てチューチュー言ってる」

グレネス「ウザイネズミだ」

リースリット「ネズミ語なんてあんのかよ〜」


  意思疎通ができるんだよ!鳴き声だよ!ついだよ!


セルマール「5フィート・ステップしてメイジ・アーマーのワンドを出して自分に発動」

にのまえ「(某千葉のでっかいネズミのような声色で)ザコーズ(部下達)が偉い人に声をかけて君たちのほうに移動してくるよ」

アルカライラミ●キーがいるよ!

リースリット「(ワーラットを指差して)ミ●キーマウスだもん!(一同笑)


  リースリット!気づいてくれてありがとう!


にのまえ「そして『隣接したら殴る』というアクションで待機」

リースリット「ん〜どうすっかなぁ」

アルカライラ「銀の武器だし殴りに行けば?」

セルマール「突撃とか」

リースリット「ん。じゃあ突撃」

にのまえ「待機アクションで隣接したときの攻撃!(コロコロ)AC15まで」

リースリット「当たらん。こっちは(コロコロ)20!命中?」

アルカライラ「(わくわくしながら)銀武器だからダメージ減少抜けるよね?」

リースリット「とはいえダメージ−1だからなぁ(コロコロ)4点」

にのまえ「死んだぁー」

一同「おぉ〜」

ジャッカリン「何しようかなぁ…とりあえず『まったく…こんなのタウン・ガードの仕事だよね』って言いながら、リースリットの隣に移動。≪攻防一体≫しながら待機。隣接したら殴ります」

ランツェット「このワーラット(部下の内一人)に悪を討つ突撃!」

にのまえ「よし!待機アクションが起動して攻撃!(コロコロ)…ムリ」

ランツェット「よぉーし、こっちは命中!」

セルマール「多分、ワーラット死ぬね」

一同「うん、死ぬね(笑)」

にのまえ「8点!8点!8点!8点しかねぇんだよ〜」

ランツェット25点!

にのまえ「…おおばぁきるぅ(一同笑)」

グレネス「…移動して終り」


  2人の部下が倒れた(片方はミンチになった)のを見たワーラット(偉い人)は、ダイア・ラットに一行と戦うように指示を出し、もう一方のワーラット(部下)と逃走を始める。
  移動速度の違いから一行は追撃を諦め、その場に残ったダイア・ラットを掃討することに。


  ダイア・ラットを全滅させ、一般人の介抱を始めた頃になってようやくタウンガードが到着した。
◆シーン2 情報収集◆

  到着した4人のタウンガードに状況を説明したのちに情報を聞きだす。


  ・ワーラットが騒ぎを起こしたのはいつごろから?→今日が初めて。

  ・ワーラット達は指名手配犯か?→そんな事はない。

  ・賞金は出る?→出ない。



  一行はお礼を言われ(武器の封印が解けているのはスルー、術者の二人は封印を解除してくれ)、宿を紹介してもらい解放された。

  ペイロア神殿へと運ばれていく一般人に付き添うアルカライラとランツェット。
  それ以外の4人は、タウンガードに紹介された宿屋へと移動する。

  一般人の内数人はすでに息絶えていたが、息ある者、さらに病気やライカンスロープの呪いを受けた者が、ちゃんと治療を受けたのを確認して(手伝って)からアルカライラとランツェットは皆が持つ宿へと帰ってきた。

  その頃宿へと付いたグレネス、ジャッカリン、セルマール、リースリットは荷物を置き屋台などで食事を取った後に<情報収集>を行っていく。

  一行と合流したアルカライラ、ランツェットも<情報収集>に参加し、以下の情報を手に入れた。


  ・非番のタウンガードから―部隊長のメルディック・フォレーンが定期市が始まる前日(PCの到着2日前)に行方不明になっている。

  ・あまり目つきの良くない若者から―最近サウススプール(貧民街)では多くの残忍な殺人(死体は見つかっていないが現場に残されている大量の血を見るに疑いの余地はない)が起こっている。

  ・バーのホステスから―ウェスト・ヒルには狂気に犯された笑い声を上げる幽霊がいるらしい(何人もの住民や訪問者が奇妙な笑い声を聞いたという)。

  ・無口なバーテンダーから―鐘楼にはそこらじゅうにラットがいる。



  これらの情報を吟味、相談する一行。
  “ウェスト・ヒルの幽霊”に興味を惹かれたアルカライラ、グレネス、セルマール、リースリットは噂を調べる為、日が沈んでも今だ騒がしい街中へと出て行った。


  うええぇ?!ラット繋がりで鐘楼行くんじゃないのぉ???…しかも二人置いて…ま、まぁいいや…(汗)。


  ウェスト・ヒルへと付いたアルカライラ、グレネス、セルマール、リースリットは当てもなく街をうろつくことに。
  すると目の前の空間が歪み、超大型の半透明で内臓が見えるワーム(知識判定によりウィストと判明)が2匹立て続けに出現した。


  登場シーンの説明を聞いてクスクス笑う一行…そんなにおかしいかい?


  強大な影を見た一般人が逃げ惑い、さらに数人がワームの胴の下に出現したスライムのプールに足を取られ倒れた。


セルマール「また一般人いるのか!?」

アルカライラ「やめてーーーー」

リースリット「また商店街か!?」

セルマール「一般人がいるということでファイアー・ボールが使えなくなりました」


  それを見た一行は武器を抜き戦闘態勢を整える(マップの地点)。


ランツェット「俺達その場に駆けつけれる?」

にのまえ「さすがに遠いので無理。まだ騒ぎも伝播してないし…10分ぐらいかかるかな」

ランツェット「そっか…どうすっべ」


  ここで現実逃避(?)のサモン・ランツェットの呪文(当然存在しません)で盛り上がり緊張感が一気に吹き飛ぶ。
  が、正気に戻ってみれば、戦力が激減している戦闘組は大ピンチなのであった。


 ■1ラウンド目/イニシアチブ:ア→リ→セ→グ→ウィスト→?

アルカライラ「移動して終り」

リースリット「今なら立ちすくみで急所攻撃のるよね?弓抜いて攻撃(コロコロ)当たった。ダメージは…24点」

にのまえ「甘いな!(いってぇ)」


  そして蚊帳の外でぐずり始める二人(ランツェット「俺達何とか合流できないのかな?」ジャッカリン「そういうのは私よりプレイ期間が長いランツェットが判ってくれないと(笑)」)。


セルマール「俺はダウンロード(メイジ・オヴ・アーケイン・オーダーの呪文プール利用の事)」

ジャッカリン「次はグレネス」

グレネス「(ミニチュア動かして数えてる)……」

にのまえ「立ちすくみ状態だと機会攻撃できないよー」

アルカライラ「…だから何?!」

セルマール「だから突撃できるよってこと」

グレネス「おっ!じゃあ≪回避≫を指定して…≪強打≫フル!突撃!行きやす!(コロコロ)…だめだぁ〜

にのまえ「ほーほほほほ!目の前に来てくれてありがとう〜。とはいえ知能があんま無いからダメージ受けてない今はランダムで…(コロコロ)…一般人パクっ×2」

リースリット「何でこんなのばっか出てくるんだよ?しかも大通りに!さっきから!(笑)」


 それを調べてほしいんだYO!


アルカライラ「よし!じゃあ次のラウンド!」

ランツェット「…俺達が出てこれるのは10分後だからな(笑)」

ジャッカリンひゃ、100ラウンドだね(笑)」

ランツェット「100ラウンドあったら終わってる…」


  長い戦闘で参加できないプレイヤーがダレるのを防ぐ為に、ここで【判断力】判定をしてもらう事に。


ランツェット「(コロコロ)…16」

ジャッカリン「(コロコロ)…12」

にのまえ「OK。なら時間を巻き戻して……ランツェット、アルカライラ達が君の視界から消えたときに胸騒ぎがしたよ」

ランツェット「胸騒ぎ?」

セルマール「(にのまえの意図に気づいて)あいつら騒ぎ起こしそうだな〜って」

ランツェット「(ジャッカリンに)我々も行こう!チョー強引だけど、我々も行こう!」

ジャッカリン「そうだな!いやな予感がする(笑)」


  というわけで、3ラウンド目の頭に登場し戦闘に参加できる事に。
  …強引だけど(笑)


 ■2ラウンド/イニシアチブ:ア→リ→セ→グ→ウィスト→?

アルカライラ「移動してプレイヤー!」

リースリット「攻撃。(コロコロ)命中してダメージは9点」

セルマールファイアー・ボール発動!≪即時呪文威力最大化≫〜ダメージは36点。あとは移動相当アクションでワンド抜いて終り!」

グレネス「≪回避≫指定して≪強打≫全力攻撃!(コロコロ)命中〜ダメージは20点ね。もう一回行くよー(コロコロ)…残念、当たんない」

にのまえ「…ウィストAは目の前で殴ってきたグレネスに全力攻撃。ウィストB2マス移動して攻撃。…対象はランダムで…(コロコロ)…リースリットに」

リースリット「まぁ、しょうがない。前に出てるんだしね」

にのまえ「うりゃ〜(コロコロ×8)…」

リースリット「(ダイス目を見て)…1回しか当たんないじゃん(笑)」

にのまえ「…えぇ〜〜〜〜〜そんな馬鹿な〜(コロコロ)ダメージ2!だめだぁ…orz」

ランツェット「ここで俺達の登場?」

にのまえ「いや!つかみ強化があった!」

ランツェット「ぶ」

にのまえ「つかみ(組み付き)判定…(コロコロ)23!」

グレネス「23!」

にのまえ「行動側の勝ちだから…グレネスを捕まえた」

グレネス「う…どうなるの?」

にのまえ「まだつかまれるだけ〜」

セルマール「ところでこの最後のヤツは?」

にのまえ「あっ忘れてた。逃げますー。消してください」

リースリット「あ、逃げた」


 ■3ラウンド/イニシアチブ:ジ→ラ→ア→リ→セ→グ→ウィスト

ジャッカリン「俺から?『まったく!なんて街だ!』とかぶつくさ言いながら…」

アルカライラ「まったく同意!」

ジャッカリンまだ全部の武器に封印がかかってるからそれを外す(一同爆笑)」

アルカライラ「何でだよ!さっき外しとけよー」

ランツェット「…話にならんな(笑)。2倍移動しながら武器を抜く」

にのまえ「あ、そこ機会攻撃だから(にっこり)」

ランツェット「えぇぇ〜…ホントだ」

にのまえ「いっけぇぇぇ〜(コロコロ)ダメ。あたんねぇ」

アルカライラ「待って、待って、どうすりゃいいんだぁ…。よし、…ウェイヴ・オヴ・グリーフを…ここに…?」


  効果範囲の決定で悩むアルカライラ。
  どうやってもグレネス、セルマール、ランツェットの誰かが巻き込まれてしまう。
  組み付かれているグレネスは仕方ないと諦められ、一方はセーヴ値の高いランツェットを巻き込むことにした。



にのまえ「セーヴは15?ウィストB(グレネスに組み付いてない方)が失敗。悲しい気持ちになる」

アルカライラ「意味ないーーーー(泣)」

グレネス「セーヴいくつ?15?(コロコロ)失敗。シクシクシク(泣)」

アルカライラ「意味ないーーーー(泣)」

ランツェット「俺は成功ね」

リースリット「素直に目の前のウィストBに攻撃(コロコロ)…命中、ダメージ10!」

にのまえ「あら?死んじった。倒れながら体が透き通って消えていく」

セルマールオーブ・オヴ・ファイアー・レッサー…(コロコロ)15だから当たり〜。さすがに≪即時威力最大化≫はもうないので〜♪」


  組み付き中であった為、グレネスに当たる可能性があった。
  それを指摘すると…。


セルマール「あ、そうだった。よしグレネスを焼いてやろう。偶数が出たらグレネスね〜(コロコロ)ほら偶数!

グレネス「シクシクシクシク(泣)」

セルマール「17点」

グレネス「シクシク。さらにシクシク(泣)」

ランツェット「次は泣いてるグレネス。どうする?」

グレネス「振り外すとかできる?」

アルカライラ「【筋力】判定も(ウェイヴ・オヴ・グリーフの効果で)−3(一同笑)」

グレネスシクシクシクシク

セルマール「<脱出術>も−3」

グレネス「【筋力】判定で脱出してやる〜(コロコロ)17」

にのまえ「23。無理だね」

グレネス「むかつく〜〜〜〜。ぷらんぷら〜ん。ぷらんぷら〜〜〜んorz」

にのまえ「じゃあ、飲み込もうとして…(コロコロ)失敗。地面に落ちるよ」

グレネス「え?やったぁ〜」

にのまえ「15フィート上から落ちるから(コロコロ)5点ダメージね」


 ■4ラウンド/イニシアチブ:ジ→ラ→ア→リ→セ→グ→ウィスト

ジャッカリン「≪攻防一体≫でAC上げて、<軽業>しながら2倍移動でウィストに隣接。(コロコロ)判定は成功あ、移動中にもう一方のダガーも抜いておくね」

ランツェット「次は俺、ウィストに悪を討つ一撃で攻撃!」

にのまえ「こいつは常に真なる中立です」

ランツェット「え〜……ダメージは5点(悲)」

リースリット「こんな(外見の)奴が中立なの?」

にのまえ「言ってみれば異界の動物だから」

リースリット「なるほど」

アルカライラ「次〜は私。移動して終了」

リースリット「弓で攻撃(コロコロ)…当たんない」

セルマールスコーチング・レイ!(コロコロ)…可能域(コロコロ)クリティカル!」

グレネス「やったぁ〜(喜)」

にのまえ「これは死んだなぁ…」

ランツェット「死んだな」

アルカライラ「よかったぁ〜」

セルマール「26点」

にのまえ「…死んだ。こいつも消えていくよ」


  自らの回復も後回しに一般人を介抱し、回復させる。
  HP−10になっていなかった人々は意識を取り戻し、涙ながらに感謝を述べる。


  一行がウィストを倒すと、遠巻きに見ていた人々が拍手をして一行を祝福する。
  そんな中リースリットは野次馬が話す微かな声を耳にした。


野次馬A「またもアレイン師かと思えば、今日はいないね」

野次馬Bウェスト・ヒルで起こる騒ぎの中心にはいつも居るのにね」


  リースリットが野次馬に詳しく聞くと、アレイン師とはこの近くにあるハイローニアス神殿の戦士(パラディン)でウェスト・ヒルの有名人であり、いつも騒動の中心に居るという。
  その騒動とは町の規律と秩序を守る為に、いろいろと事件に首を突っ込んでいることであるらしい。

  クリーチャーの出現の仕方や消え方からサモン・モンスターの呪文であろうと判断したアルカライラとセルマールは、人ごみの中怪しい人物を探すが、発見することはできなかった。


  しばらくするとタウンガードが到着し、事情聴取や現場整理を始める。
  事情聴取に協力した後、逆にタウンガードに質問をする一行。


  ・サモン・モンスターができる術者は居るのか?→5レベルのウィザードや6レベルのソーサラーがいるが使える術の内容はわからない。

  ・幽霊はどういうこと?→気味悪い笑い声が聞こえる(しかも姿は見えない)からそういう噂が出てる。

  ・こんな騒ぎはいつもなのか?→いつもはもちろん、定期市の最中でもこんなことはない。

  ・アレイン師って?→ハイローニアスのパラディンで事件解決に協力してくれるが、よく騒動を起こす。



  昼間の件も知っているらしく、一行に対し報酬は上に掛け合うからこれらの騒動について調べてほしいとタウンガードに言われ、そのまま調査をすることに。

  セルマールとリースリットはタウンガードにウィザードを紹介してもらい、訪ねていく事に。
  一方アルカライラ、グレネス、ジャッカリン、ランツェットはハイローニアス神殿へと向う。
◆シーン3 霧の中…◆

  少し時間を巻き戻し…一行が戦闘の事後処理をしている最中…ハイローニアス神殿では大変なことが起こっていた。

  ハイローニアス神殿には霧が立ちこめ、中から女性の叫びが聞こえたのだ。
  そしてその後、呪文の声と金属鎧が地面に当たる音が響き、しばらく後に金属鎧を着込んだ女性を二人がかりで運ぶ男たちが霧から出てきた。

  その男達は後から来た男と合流し夜の闇へと消えていった…。


  シナリオ上、ウィスト出現が陽動で、その間にハイローニアス神殿襲撃があった為、すぐに向わなかったのでイベントを終わらせたが、これにより以降のイベント進行がピンチに…。
  ウィスト召喚者は自動的に見つかるor笑い声を上げて撤退するなど、存在をアピールし、追いかけてもらった方が良いだろう。



  老ウィザードに面会したジャッカリンとセルマール。
  いきなりの訪問を詫びつつも事情を説明し、サモン・モンスターとウェスト・ヒルの幽霊の情報を聞く。


  ・サモン・モンスターでそのようなモンスターを呼べるのか?→わからん。

  ・サモン・モンスターの使い手は?→数人が知っている。だがそんなことをやるような者は居ないし、定期市で流れて来た者が居るかもしれん。

  ・幽霊は居るのか?→調べたがそのような者は居ない。不気味な笑い声から都市伝説が生まれたのではと推測。



  いくつかの情報と老ウィザードの協力の約束を手に、セルマールとリースリットは辞去した。


  ハイローニアス神殿へと向ったアルカライラ、グレネス、ジャッカリン、ランツェット達はハイローニアス神殿を遠巻きにする人々を見つける。

  話を聞いてみるとハイローニアス神殿辺りから叫びが聞こえたらしく、確認の為に訪ねたところ、神殿が荒され中に誰もいなかったという。

  現在はタウンガードが状況検分をしているところであった。

  ランツェットが同じハイローニアス信仰ということで、タウンガードに事情を説明し、一緒に家宅捜索を行うことに。

  神殿内は戦闘が行われたように荒されていた。
  一行の<捜索>により日誌を発見、早速読んでみると事件の捜査状況や街での布教活動などが記入されていた。

  そんな中目を引いたのが数日前の書き込み―それはとある事件の覚書だった。


  幸日月、第2の星曜日

  タウン・ガードが詰め所へと持ち込んだ死体は全身に小さいかまれた様な傷があり、全身の血が抜かれていたという奇妙な死体だった。

  彼は“現実のひだ”という本屋で死んだらしい。

  “現実のひだ”に赴き店主に話を聞くと、彼(死者)は階段から落ちたと言っていた。
  本屋に居た客達は不幸な事故以上のことを言わなかった。

  店主の言葉は信用できない。
  何かがある―



  というものだった。

  その他には怪しいものが何も見つからなかったアルカライラ、グレネス、ジャッカリン、ランツェットは外に出るとウィザードのところから戻ってきたセルマール、リースリットと合流。

  情報を交換した後、どこが怪しいか相談。
  一行は呪文の残りが少ないことから休憩を取ることに―。


  あ、あっれええええええええええええええええええ???かえっちゃうのぉぉぉぉぉぉぉぉ????
  …イベントがかなり端折られ後編へと突入することに。

◆シーン4 風雲告げる街◆

  翌朝一行が準備を終えようとする時、街にラッパを鳴らしながら兵士の姿があった。
  その兵士はこれより男爵邸において、男爵が街の人々に話をするということを伝えていた。

  興味を持った一行は一般の人々の波に紛れ男爵邸まで移動した。


  男爵の直接の言葉を聴くのは珍しいのか、街の者も不安そうにざわついていた。

  空も不安を煽るように、これからの運命を暗示するように暗く厚い雲が垂れこめていた。


  しばらくするとラッパの音が響き渡り、人々のざわつきも落ち着いていった。
  そして男爵に違いない人物がバルコニーに現れ手を挙げた。


にのまえ「<視認>やって〜」

一同「(コロコロ)」

リースリット「29!」

にのまえ「やるなぁ。男爵の後ろに顔までローブで隠した人物が物陰に隠れているのを見つけるよ」

アルカライラ「望遠鏡はないのか?」

リースリット「買わなかった」


  人物の詳しい人相はわからなかった。
  だがその人物は怪しい雰囲気をまとっている事が理解できた。

  そして―静まり返った群衆を前に男爵は驚くことを告げた。


 「ブリンディンフォードの善良なる人々よ、我々の町にはまさに混沌が降りかかっている最中なのであり、私は今日沈痛な気持ちでこの演説に臨んでいる。この定期市が始まって以来、無法と無秩序がこの街を支配し、そして我が街のガード達の努力をもってしてもこの狂気を終わらせるにはいたっていない」

 「我々の町を守っていたガード達の内数人は殺害されてしまった。ハイローニアス神殿においても襲撃され、徳のある戦士アレイン師とその弟子さえも!夜に歩くことはもはや安全ではない。従って、私はここに新たなる、ブリンディンフォードに秩序を回復させるための法の施行を宣言せざるを得ない。私、つまりユフェメス2世は今日ここに新たな法を布告するということを宣言する」


  続いて定期市の終了、門の封鎖、武器の所持の禁止、ペイロア神殿の閉鎖と指導者の指名手配、市民軍の徴兵、従わないものには死を持って処罰することを宣言した。

  男爵が最後の言葉を口にした時、塔の上に大型で骸骨のような外見の尻尾を持った悪魔:ボーン・デヴィル(知識判定成功)が現れた。

  それを見た群衆はうろたえ、ざわつき始める。
  男爵は邸の中に姿を消し、タウンガードが解散を告げる。

  しばらくすると、すぐさま解散しなかった市民がタウンガードに斬りつけられた。
  それを見た群衆は恐怖のため、蜘蛛の子を散らしたように解散する。

  飛び出しそうになるランツェットをとめるアルカライラ。

  そして混乱する広場の向こうから市民軍と思しき集団(20人程)が出てきた。
  市民軍の進行方向から、ペイロア神殿へ向っているとあたりをつけた一行は、協力を要請する為、また市民軍から守る為にペイロア神殿へと先回りをすることに。


にのまえ「というわけで1回だけランダム遭遇をやりましょ〜」

セルマール「D10?…%Dね(コロコロ)86」

にのまえ「…暗殺者」

アルカライラ「てことは完全な敵ってこと?」

にのまえ「テレテレッテッテッテッテテ〜♪(なつかしのストUのアレ) ニュー・チャレンジャー!」

リースリット「チャレンジャーかよ」


  ペイロア神殿へと急ぐ一行の前に空から降りてきたオーガメイジ(知識判定成功)と一人の男が立ちふさがった。
  一行に対し敵意をあらわにするが、ジャッカリンはダメもとで話しかけてみる。


ジャッカリン「あたしらは昨夜タウンガードに事件を調べるように言われたんだ。ほら、ここに証明書もあるよ」

オーガメイジ「新しい法によりそれは無効になった。お前達が武器を捨てておとなしく家に帰るならば、今は大目に見てやろう」

リースリット「答えてくれたよ!(笑)」


  話の途中でイニシアチブを振る一行。
  戦闘体制を整える一行に対しオーガメイジも体勢を整え、戦闘へと突入した(マップの地点)。


 ■1ラウンド目/イニシアチブ:セ→オーガメイジ→グ→ア→リ→暗殺者→ラ→ジ

アルカライラ「出し惜しみ、出し惜しみ」

セルマール「出し惜しむのかぁ?」

リースリット「とっとと倒しちまおう」

セルマール「…っと、呪文の空きが多いから、俺も出し惜しまないとダメだ…。オーガメイジに対してスコーチング・レイ(コロコロ)命中、16点ダメージ」

にのまえ「次はオーガメイジね。コーン・オヴ・コールドを発動します」

セルマール「おいおいおいおい!5レベル魔法かい!」


  ここで難易度18の意思セーヴをする一行。
  アルカライラ、セルマール、リースリットがセーヴに成功する。


にのまえ「9D6ね。25点、半減12点。そしてフリーアクションで飛行を始める。真上に20フィートに上がった」

グレネス「≪回避≫をオーガメイジに指定して、暗殺者に突撃(コロコロ)…8じゃ当たんないよね?(苦笑)」

一同「さすがに無理だろう〜〜〜(苦笑)」

アルカライラシールド・オヴ・フェイスをジャッカリンに」

リースリット「今、暗殺者って立ちすくみだよね?弓で攻撃。(コロコロ)24、当たる?ダメージが(コロコロ)…急所攻撃乗っても微妙、12点」

グレネス「次は暗殺者ー」

にのまえ「う〜い。暗殺者はグレネスに攻撃(コロコロ)18」

グレネス「…突撃でAC下がってるから命中」

にのまえ「(コロコロ)6点ダメージ。難易度18の頑健セーヴ」

グレネス「(コロコロ)…だめ」


  毒を受け【敏捷度】に1点の能力値ダメージを受けてしまう。
  連戦が予想されるこの状況でこれは痛かった。


ランツェット「ジャッカリンに癒しの手、25点回復。移動相当アクションで武器をしまう」

ジャッカリン「暗殺者に隣接して、攻撃(コロコロ)……

セルマール「さっきから黒いダイス、いい目出ないって言ってたじゃん。変えたら?」


 ■2ラウンド/イニシアチブ:セ→オーガメイジ→グ→ア→リ→暗殺者→ラ→ジ

セルマールオーブ・オヴ・ファイアー・レッサー、オーガメイジに。(コロコロ)13、命中してたらダメージ19点」

にのまえ「へ〜い、命中してるよ。痛いな。オーガメイジはアルカライラに突撃。(コロコロ)命中してダメージは19点ね」

グレネス「5フィート・ステップで移動して、暗殺者に攻撃。(コロコロ)…また2だよ(泣)」

アルカライラ「私は5フィート・ステップしてキュア・シリアス・ウーンズ。防御的発動で(コロコロ)……くっ幸運の領域で振りなおし!」

セルマール「失敗したらしい(笑)」

アルカライラ「(コロコロ)………」

セルマール失敗したらしい

にのまえ「そう…じゃあ、オーガメイジの機会攻撃。(コロコロ)命中して18点ダメージ」

アルカライラ「…昏倒」

セルマール「倒れたか…」

リースリット「なら、俺は移動しながらワンドを抜いて、アルカライラを回復!9点ね」

アルカライラ「ありがと、これで目が覚めた」

にのまえ「次に暗殺者。グレネスを攻撃。(コロコロ)命中して3点ダメージ。また毒のセーヴして」

グレネス「頑健セーヴね(コロコロ)…失敗」

にのまえ「やっぱり難易度18はきついか。【敏捷度】に6点ダメージね」

グレネス「敏捷ボーナスが−2になった…。これじゃあ、この後戦えない……」

にのまえ「んで、その後、暗殺者が5フィート・ステップする」

ランツェット「次は俺ね?オーガメイジ今突撃中だよね?なら悪を討つ一撃!(コロコロ)命中したら15点」

にのまえ「命中してますよ〜(いてて」

ジャッカリン「5フィート・ステップで前に出て暗殺者に全力攻撃!(コロコロ×3)一撃目は20、2撃目が19、最後に16。2回命中して8点と6点のダメージ」


 ■3ラウンド/イニシアチブ:セ→オーガメイジ→グ→ア→リ→暗殺者→ラ→ジ

セルマールレイ・オヴ・エンフィーブルメントをオーガメイジに。(コロコロ)命中して【筋力】に6点ダメージ」

にのまえ「防御的発動でインヴィジビリティ。そしてフリーアクションで飛行状態になって、移動アクションで逃っげる〜。再生しても10点しかHPなかったの」

セルマール「やっぱり俺の呪文じゃ削りきれなかったか…」

にのまえ「暗殺者は『え?逃げちゃうの?』みたいな顔をしてる(一同笑)」


  残された暗殺者は哀れタコ殴りの刑を受け天に召された。


  …捕まえて尋問すればいいのに。


  そして戦闘終了後にグレネスの【敏捷度】は1まで低下することに。
◆シーン5 隣り合わせの死◆

  戦闘後、能力値も含めて回復を行う中、時間が刻々と過ぎていき一行に焦りが出る。


セルマール「結構時間かかったな。急がないと」

アルカライラ「そうね」

セルマール「っと、先に行きます」

ランツェット「わかった。よろしく頼む!」


  先行して神殿に行く為にセルマールはフライをダウンロードして自らに発動。
  空へと舞い上がったセルマールの目に、神殿から煙が上がっているのが見える。

  市民軍が到着する前からすでに破壊が始まっているらしい。

  急ぎペイロア神殿へと向かうセルマール。
  近づくとすでにホールは抜け落ち、窓ガラスやステンド・グラスは割れ、一部は火と煙を吐き出していた。

  中を確かめるためにホールの抜けた天井から中を覗くと、ホールの中心から直径20フィートほどの邪悪な気配の業火が立ち上っていた。

  ゆるゆると降りる途中でボーン・デヴィルと対面したセルマール。

  その頃、他の仲間はペイロア神殿から遥か離れていた…。


にのまえ「じゃあボーン・デヴィルが『何者だ』って声かけてくる」

セルマール「何語?」

にのまえ「地獄語」

セルマール知らないよ

にのまえ「……」


  と、いい具合にグダグダになりつつもボーン・デヴィルはセルマールを捕まえる為に行動を開始。

  イニシアチブはボーン・デヴィルが取り、セルマール大ピンチ!
  とはいえボーン・デヴィルは飛行できないのでまずは自分にフライを発動し、宙に浮かぶ。

  それに対しセルマールは標準アクションでウェブを発動、ボーン・デヴィルを壁と床に貼り付けた後、移動アクションで逃走を開始。
  もちろん1対1で戦うなんて自殺行為なのだから上手い手であった。

  2ラウンドになってボーン・デヴィルの行動。
  擬似呪文能力のテレポート・グレーターを発動し、ホールの穴の上に出現、セルマールを追いかけ始める。

  その後、相対距離40フィートで2ラウンド程追いかけっこを繰り広げます。


にのまえ「という訳で(地上組に)<視認>判定して」

一同「(コロコロ)」

リースリット「…32」

にのまえ「じゃあ、リースリット空中で追っかけられてるセルマールを見つけたよ」

リースリット「みんなに伝える」

グレネス「見えたってことでいいの?」

にのまえ「どうぞ」

アルカライラ「じゃあ、行動できる?イニシアチブ振ろう!」

にのまえ「途中参加だから次のラウンドの一番最初に、イニシアチブ修正順に動けるよ」


  ということで戦闘シーンにみんなが登場しての進行となる。
  …距離にしたら200フィート、高さだけでも60フィート離れてるけど…。


 ■4ラウンド(マップの地点)/イニシアチブ:地上組→ボーン・デヴィル→セ

アルカライラ「呪文唱えていいですか?ヘルピング・ハンド(対象の指定をしていく)」

にのまえ「…1000フィート以内だから1分だね」

アルカライラ「一分???」

ランツェット「1分て書いてありますけど(汗)」

アルカライラ「あぁぁぁあぁ意味なし…」

にのまえ「声かけろよ!(笑)」

グレネス「私いい?鏡出すね」

リースリット太陽けぇぇぇぇぇん

セルマール「太陽拳?太陽出てないよ?」

グレネス「え???」

アルカライラ「男爵の演説の時にそういう描写があったじゃん」


  セルマールのピンチに焦っているのか、見当違いの行動をする二人。


にのまえ「まぁ、でもセルマールは<視認>してみて」

セルマール「(コロコロ)10」

にのまえ「10じゃなぁ…って行動順おかしくない?」

ランツェット「(イニシアチブ表を見て)そうだねぇ。とりあえず戻して、次はジャッカリン」

ジャッカリン「リースリットが行動してから動く」

リースリット「俺もセルマールの後に行動する」

にのまえ「ボーン・デヴィルは移動、終わり」

セルマール「じゃあ移動〜」


  結局二人は行動せずに、次のラウンドに。


 ■5ラウンド/イニシアチブ:ア→ジ→リ→グ→ラ→ボーン・デヴィルA→ボーン・デヴィルB(招来)→セ

にのまえ「今はほぼ皆の真上だね」

アルカライラ「移動する。終わり」

ジャッカリン「投擲の準備して待機」

リースリット「ボーン・デヴィルに弓で攻撃(コロコロ)命中したら10点」

にのまえ「ダメージ減少に阻まれダメージを与えることはできなかった。ボーン・デヴィルは君を認識したよ」

グレネス「フリーアクションで鏡を捨てて剣を構えて、大声でセルマールを呼ぶ」

にのまえ「(難易度を計算して)<聞き耳>の難易度7だね」

セルマール「(コロコロ)成功」

にのまえ「うい、じゃあみんなを認識したよ」

ランツェット「あ、そういえばデイライトがあった」


  アアシマールの擬似呪文能力のことをすっかり忘れていたランツェット。
  みんなから軽い突込みを入れられたが、まぁ結果オーライということで。


ランツェット「鏡を捨てて武器を構えて終わり」

にのまえ「じゃあこっちね。仲間を招来をします。(コロコロ)…35…え〜もう一体ボーン・デヴィルが出現した」


 おかしい…レムレー軍団が来るはずだったのに…。


リースリット「同じの?」

にのまえ「そう。んで落ちてった」

一同「(笑)」

アルカライラ「落ちてったってことはダメージは?」

にのまえ「招来されたヤツは途中でテレポートして君達の後ろに出てくるよ。あと、最初のボーン・デヴィルが降りてくる」

ランツェット「挟み撃ちなったってことね(汗)」


  ここでルールを超!ブッチしていたにのまえ。
  プレイヤー諸氏、申し訳ない。



にのまえ「というわけでセルマールどうぞ」

ジャッカリン「じゃあ待機アクション起動で投擲攻撃(コロコロ)ハズレ」

セルマール「40フィート降りて来て終了」


 ■6ラウンド目/イニシアチブ:ア→リ→グ→ラ→ボーン・デヴィルA→ボーン・デヴィルB→ジ→セ

アルカライラ「グレネスにシールド・オヴ・フェイスかける」

リースリット「どうしようもねぇ…弓…ムリムリ、ダメージ減少抜けねぇ。防御専念」

グレネス「≪回避≫をボーン・デヴィルAに使用して普通に攻撃します。全力攻撃で。(コロコロ)…1撃目命中して11点。2撃目は当たらない」

ランツェット「ボーン・デヴィルBに全力攻撃。(コロコロ)…両方ともダメ」

にのまえ「ボーン・デヴィルAは移動してリースリットに攻撃(コロコロ)命中して4点ダメージ」

リースリット「…それだけか(安堵)」

にのまえ「じゃあボーン・デヴィルAがグレネスに全力攻撃…こいつ4回攻撃だ!こえぇ」

グレネス「怖いのはこっちだい」

にのまえ「(コロコロ×4)2回命中して8点」

グレネス「あいよ〜」

にのまえ「…あ、そうだ。恐怖のオーラあった」

アルカライラ「ランツェットから離れたら恐怖セーヴがあったんだ。ランツェットから10フィート離れたら大変なことになるからね」

ランツェット「とはいえ意思セーヴに修正付くだけだけど…」

にのまえ「じゃあ、ボーン・デヴィルに隣接してる人意思セーヴして。難易度は17ね」

一同「(コロコロ)」

グレネス「…あははははははっ大失敗


  パーティ最大攻撃力がいきなり無力化。
  次のラウンドからは全速力で脱走決定である。

  …パーティ崩壊?


リースリット「逃げようぜ」

セルマール「恐怖は何ラウンド?」

にのまえ「術者レベル7相当」

セルマール「7ラウンドか…」

グレネス「わかった…7ラウンドね…悲しいなぁ。誰か私のこと直してくんないかなぁ」

アルカライラリムーヴ・フィアーないからなぁ…あ、こういうのこそリサージャンスの出番だよね?」

にのまえ「そうだね」

アルカライラ「よし」

ランツェット「5フィート・ステップで近づいて防御専念」

ジャッカリン「じゃあ、私の行動ね。5フィート・ステップでボーン・デヴィルA隣接して攻撃」


 せっかく隣接していなくて意思セーヴをしていなかったのにわざわざ近づいてしまうから…。


にのまえ「あいよ、まずは恐怖のオーラの意思セーヴして」

ジャッカリン「(コロコロ)…ぶはっ失敗。防御専念+≪攻防一体≫で(笑)」


  哀れ犠牲者が増えただけであった。
  この時全滅の序曲が皆に聞こえていたはずである。


セルマール「(長考)…」

にのまえ「どうする?」

セルマール「う〜ん…やるしかないか!移動で降りていって、ディスペル・マジック範囲型!」

アルカライラ「皆に呪文がかかってるんだけど」

セルマール「恐怖のオーラって超常能力だから魔法として扱うはず。だから効果を打ち消せるよ」


  超常能力はディスペル・マジックでは解呪されない。
  もちろん、それによってもたらされた恐怖状態も解呪出来ないとするべきであった。


にのまえ「そうだね。じゃあまずはボーン・デヴィルABの呪文抵抗から振ってくれる?」


  気合を入れるセルマール。
  そして祈るような目で見つめる一同。


セルマール「(コロコロ)!21!」

にのまえ「呪文抵抗を突破した」

一同「よし!」

セルマール「ここで術者レベル判定だよね?…!(コロコロ)15!」

にのまえ「一行の後ろにいたボーン・デヴィルBは消えた(ニヤリ)」

一同ぅおぉぉぉぉおおおぉぉぉぉぉ


  全滅を覚悟していた一行に喝采が上がる!

  さらにその後、ボーン・デヴィルAにかかっていたフライ、グレネスとジャッカリンにかかっていたフィアー効果までを解呪!
  傾いていた戦況を一気にひっくり返した。


セルマール「ブイッ!」

アルカライラ「お疲れ様です!」

セルマール「あ〜キビシィ」


  この後、一行は残る力すべてを注ぎ込んでボーン・デヴィルAをタコ殴り!見事撃破する。


一同おわったあぁぁぁぁあぁぁぁぁあ


  しかし、一行のリソースはほぼ枯渇状態となり、その場にへたり込む。
  プレイヤー諸氏にも虚脱感が漂う。

  といった所で今回は終了。
  会場の終了時間が迫っており大急ぎで片づけを始める。

  次回はこの直後から直接のつながりなので一行の戦力はかなり低減している。
  彼らは一体どうするのか…。

  乞うご期待!

◆経験点◆
克服した敵/障害など 脅威度および数 経験点(ECL6) 経験点(ECL7) 経験点
ダイア・ラット 脅威度1/3×5 500 435
ワー・ラット 脅威度2×2 900 788
ウィスト 脅威度5×2 2400 2100
ボーン・デヴィル 脅威度9 5400 4200

合計 ――― (9200÷6) (7523÷6)

アルカライラ 経験点 20005(+1533)→21538(6レベル→7LV)
グレネス 経験点 20305(+1533)→21838(6レベル→7LV)
ジャッカリン 経験点 15000(+1533)→16533
セルマール 経験点 20300(+1533)→21833(6レベル→7LV)
ランツェット 経験点 19635(+1253)→20888
リースリット 経験点 20305(+1533)→21838(6レベル→7LV)
  *アルカライラは前回終了後ワンドを作成しているため(特技は再訓練してある)経験点が減少している。

  アルカライラ、グレネス、セルマール、リースリットはレベルアップ。

◆収入◆
収入 市場価格
 硬貨
PP
GP
SP
CP
 宝石および美術品
 非魔法の武具
 魔法の武具
 非魔法の装備品
 魔法の装備品
 非魔法のアイテム
 魔法のアイテム
 未鑑定品
???レイピア ???
???ブーツ ???

  鑑定する暇もないため謎のアイテムがいくつか…。
  今回イベントをかっ飛ばしている為、戦闘も少なく、そのため戦利品も少なくなっている。

  こりゃ赤字かなぁ…。

◆にのまえの反省点◆
  今回の反省点はかなりある。

  ・5フィート・ステップ中には武器が抜けないそうな…。

  ・待機+防御的戦闘はできない(待機したアクション機動時に防御的戦闘は可能)。

  ・再訓練ルールをよく読んでいなかった為に…。

  ・飛行性能の処理および移動の仕方がかなり間違えていた。

  ・グレネスとランツェットが捨てた鏡を割ってしまった(金属を磨いたものなので割れるはずないのに)。

  ・ボーン・デヴィルの招来はサモンと同じはずなので、援軍が来るのは次のボーン・デヴィルのイニシアチブの直前のはず。すぐに出現させてしまった。

  ・しかも出現位置を間違えてしまった。

  ・さらにそれが擬似呪文能力であったのだから精神集中を行わなければならなかった。

  ・恐怖のオーラはフィアー呪文相当なので意思セーヴに成功しても怯え状態になるのを忘れていた。

  ・ボーン・デヴィルの毒は【筋力】ダメージだった。

  ・ディスペル・マジック(範囲型)はエリア内の各対象にかかった一番高い術者レベルの呪文を打ち消す(失敗したら次に術者レベルが高い呪文)のに、プレイ中は逆のことを言っていた。


  終了時間が迫って(しかもPCがピンチで)焦っていたとはいえ…ルールのミスが多すぎる…凹むぜ。
  皆ごめんね。
  次こそはがんばるよ!次回は決着編になるのかな?お楽しみに!
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