D&D冒険シナリオシリーズプレイレポート
死者のゆりかご編
第1話
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  2007.02.25
  今回は合計10回目のプレイ。
  そして初のD&D3.5でのシナリオ作成である。

  D&Dらしいシナリオとはどういうものなのか?それを知りたくて始めた冒険シナリオシリーズ。
  2本のシナリオを終わらせた(経験した)ので、多少はそれらしいシナリオができるのではないか?
  さらにプレイヤーから再構築したいとの要望で今回のシナリオとなった。

  ふむふむ、PHBUによれば能力値の再構築が可能なのは「死者のゆりかご」という場所か……13〜15レベル対応???
  むぅこれでは全滅してしまう。

  情報とか設定考えたり、シナリオ組むのもかなり難しそうだな…よし!いっそのことPHBUの内容を基本に作ってしまおう!(マテ)

  というわけでマイルドバージョンの「死者のゆりかご」へ一行は旅立つことになりました。

  なお今回は宝物をまったく用意していない。
  戦闘に勝利した後の宝物チェックにすべてかかっているのであった…。
警告!

この先はシナリオのネタバレが盛大に綴られています!
まだプレイしていない方、プレイする予定のある方は、DMに相談して、許可をもらってから読んだ方が良いでしょう。
◆冒険者の面々◆(五十音順)
*以下のイラストはあくまでにのまえの想像によるものでプレイヤーの許可を取っていません*
 信仰魔法でパーティを守る守護神
アルカライラ 【種族など】人間 女性 真なる中立 21歳
【クラス】5レベル/クレリック(ファラングン:幸運と守護)5
【能力値】
筋力:11/±0 敏捷:14/+2 耐久:11/±0
知力:16/+3 判断:16/+3 魅力:9/-1
【特技】イニシアチブ強化 治癒呪文増幅 早抜き
【主な装備】+1フレイミング・ウォーハンマー +1モーニングスター ブレストプレート ダークウッド製バックラー ヒューワーズ・ハンディ・ハヴァサック ワンド各種 巻物各種
 ワンドを手に駆け巡るクレリック。
 ついやり過ぎてしまうDMの所為で、幾度となくピンチに陥ってきたパーティをその腕で生き残らせてきた。
 しかし行き当たりばったりな回復はどうにかならないものだろうか…。

 パーティ収入のほとんどがキュア・ライト・ウーンズのワンドに消えていくのが悩みどころ。

 豪腕でパーティを守るアタッカー
グレネス 【種族など】人間 女性 真なる中立 17歳
【クラス】5レベル/ファイター5
【能力値】
筋力:16/+3 敏捷:14/+2 耐久:16/+3
知力:11/±0 判断:12/+1 魅力:11/±0
【特技】強打 回避 武器熟練(グレートソード) 強行突破 薙ぎ払い 武器開眼(グレートソード)
【主な装備】+1グレートソード ロングボウ +1ブレストプレート ポーションベルト ポーション各種
 グレートソードを手に戦うファイター。
 脆弱なACという弱点はあるもののその攻撃力はパーティの手こずる相手を薙ぎ倒していく。
 最近は攻撃力に加え、特技の使いどころも身に付き、一端のアタッカーとして地位を固めつつある。

 突撃系の特技を好まないため、以降のダメージ量に不安を覚える。

 知識と秘術魔法で運命を切り開く軍師
セルマール 【種族など】ハイエルフ 男性 中立にして善 137歳
【クラス】5レベル/ウィザード5
【能力値】
筋力:13/+1 敏捷:17/+3 耐久:12/+1
知力:18/+4 判断:12/+1 魅力:12/+1
【特技】巻物作成 技能熟練(精神集中) 呪文発動時間短縮
【主な装備】高品質コンポジット・ロングボウ(マイティ+1) ワンド各種 巻物各種
 パーティの知恵袋たるウィザード。
 キャラクターの性能ばかりでなく、的確な魔法の選択/使用タイミングでパーティを生き残らせてきた。
 戦術面においても的確な指示を与える軍師としてアルカライラと双璧をなす。

 収入が魔法の習得に消えていくため、装備を購入できないのが目下の悩みか。

 高い防御力でパーティを守るディフェンダー
ランツェット 【種族など】ハーフエルフ 男性 秩序にして善 22歳
【クラス】5レベル/パラディン5
【能力値】
筋力:14/+2 敏捷:13/+1 耐久:15/+2
知力:9/−1  判断:13/+1 魅力:18/+4
【特技】迎え討ち 強烈な個性
【主な装備】+1ロングソード ライト・クロスボウ +1フルプレート 木製ヘヴィ・シールド バッグ・オブ・ホールディング(タイプT) ワンド ポーション各種
 高いACとセーヴが売りのパラディン。
 癒しの手による回復力と併せた高い生存性から、不倒の前線を構築する。
 さらにはPHBUによって導入された『悪を討つ突撃』により、ダメージディーラーとしての活躍も期待できる。
 唯一の弱点は接触ACであろうか…。

 眼と耳でパーティを守る探索者
リースリット 【種族など】人間 男性 中立にして善 25歳
【クラス】5レベル/ローグ5
【能力値】
筋力:11/±0 敏捷:16/+3 耐久:14/+2
知力:14/+2 判断:14/+2 魅力:12/+1
【特技】近距離射撃 精密射撃 武器の妙技
【主な装備】+1レイピア 高品質ライト・クロスボウ +1チェインシャツ ゴーグル・オブ・マイニュート・シーイング バッグ・オヴ・ホールディング(タイプT) ポーション各種
 一行の危険回避担当のローグ。
 十分に成長した技能により罠から不意打ちまで、パーティの危機を守る。
 また特技やクラス能力を駆使し前衛から後衛までと幅広く対応する。
 状況にあわせて戦う姿はまさに完璧超人。

 唯一の弱点はアンデッドとACか…。

◆INDEX◆
 シーン1 旅立ち
 シーン2 オーク王国…?
 シーン3 歩いていこう
 シーン4 険しき道
 シーン5 更なる難関
 シーン6 死者のゆりかごへ
*プレイレポ中に使用された呪文は、レポ内で初使用時に呪文の簡単な説明ページへとリンクしてあります*
◆オープニング◆

  セッション導入の時間短縮の為(そしてマスタリングの楽の為)、シナリオ前にプレイヤー達へとメールを送った。
  それはほとんど(一部変更あり)こんな内容だった…。

  『ブレイジングデルへと帰還した君達はとある宿へと入った。
  そこは一行がブレイジングデルへと訪れる度に利用している宿だった。

  今では顔なじみになった店主が、君達が注文した品を出しながら声をかけてくる。
  「おかえり。見たところ大成功って雰囲気じゃないが、命あっての物種。無事に帰ってこれたんだ。これで良しって事にしときなよ」

  最後に敵に逃げられたということで収穫が減ったとはいえ、それなりの収穫を得ていた君達は店主の言葉に頷き、心機一転!今後を話し合おうとした。

  君達の表情から雰囲気が変わったのを汲み取った店主は
  「よしっ!こうなったら冒険の打ち上げをしなきゃな!ゲン担ぎも含めてさ。冒険者ってなぁ、そういうもんだろ?(ニヤリ)」

  君達には店主の意図がすぐにわかった。
  どうやら宴会をして店にお金を落としていって貰いたいようだ。

  店主に乗せられ、ささやかながら打ち上げを行った。

  その時のバードの歌が君達の興味を引いた。

  内容を要約すると…「とあるパラディンがヴァンパイアと化し、その呪いを解くために旅に出て、とある聖地で人間へと転生した」というものであった。

  興味を持った君達は情報を集めてみることにした』
◆シーン1 旅立ち◆


にのまえ「…というわけで始めます。頼むから『私は興味を持ちません』というのはヤメテネ(はぁと)」

セルマール「興味を持たないってことはないんだけどさ。『呪い』ならリムーブ・カースで解けばいいんでないのかなって思ったり〜」


  …呪いっていってるけどホントは違うのよー!
  特に原因決めてないけど。



ランツェット「まぁ事情があったんだよ。お金がないとかさぁ」


  ありがとう。
  なんかしょぼくなるけど、そういう風に解釈してくれ〜m(_ _)m



  というわけで、情報収集を行う一行。
  <知識:宗教><知識:神秘学><知識:地域>で判定する頭脳人+α(ランツェット「<知識:宗教>?振れる振れる〜」リースリット「<知識:地域>?振るか…」)

  そして手に入れた情報は…


  <知識:宗教>
  ・特殊な力を宿した場所では、それに挑むだけの度胸がある者であれば、奇妙で脅威に満ちた方法で自分自身を変化させることができる。噂によればそういった場所のいくつかでは、人々が神々の計画を無視し、自らの種族すら変えてしまうことができるという。

 <知識:神秘学>
  ・特殊な力を宿した場所では、それに挑むだけの度胸がある者であれば、奇妙で脅威に満ちた方法で自分自身を変化させることができる。そういった場所のいくつかでは、種族、弱点、能力、あるいは個人の経歴などといった自分を構成する要素のうち気に入らないものを、ほぼどんなものでも変化させることができる。

  ・『死者のゆりかご』は魔法に関するバランスがくずれて不安定になっている場所だ。強い力を持つ者であれば、この不安定性を利用して自分自身を変化させることができる。

  ・『死者のゆりかご』は生と死の境目を破ることを可能とする奇妙な死霊術と変成術のエネルギーで満たされている。このような力はアンデッドを惹き付ける公算が高い。来訪者やその他の奇妙な存在もこの力に惹かれるかもしれない。

  ・『死者のゆりかご』は遥か北の地『地平を見渡す場所』にあると伝わる。

  <知識:地域>
  ・10年ほど前、1人の落ちたパラディンが救済を得られるという伝説の地を探し求めた。伝えられるところによれば、彼はその地から救済されるだけでなく完全に生まれ変わって戻ってきたらしい。


セルマール「北の地…か…」

ランツェット「生まれ変わる…完全に生まれ変わって1レベル!」

リースリット「なくはないな」


  んな訳あるかぁ!


セルマール「バードに実際にあったことを歌にしてるか聞いてみるよ?」

にのまえ「バードは『そうだ』とこたえるよ。あと、お金を払うと[バードの知識]を振ってくれるよ」

アルカライラ「(冷たい声で)…いくら?」

にのまえ1D4×100GPらしいよ」

セルマール「たかっ!たかぁ!」

ランツェット「ねぇよそんな金!(パーティ資金の管理人)いいよ、自分で調べるから」

セルマール「[バードの知識]ってね、バードしか振れないんだよ(一同笑)」

リースリット「すげぇ〜、職業を武器にしてる(笑)」

ランツェット「もっと安くしてくれるバード探そう」

セルマール「…とりあえず振ってみよう(ころころ)…2。…200かぁ」

アルカライラ「いいよ面白そうだから私が払う」


  そしてバードが語った知識は…


  ・ペイロア神殿にパラディンが収めた『地平を見渡す場所』への地図が保管されている。

  ・パラディンは一人で戻ってきた。

  ・パラディンは人間となり戻ってきた。

  ・パラディンは贖罪を行わずに、のんべぇになり5年前に死んでしまった。

  ・パラディンの墓はこの町の共同墓地にある。



  といったことであった。
  一行はパラディンの行動を不審に思いながらもペイロア神殿へと赴き、<交渉>にて地図を写させてもらった。

  <生存>を振って地図を調べると、三週間ほど森と山岳地を進み、さらに厳しい渓谷地を渡り、また一週間ほど山岳地を進んだ先に、『地平を見渡す場所』があるという。
  片道にすると4週間以上となる。

  一行は食料と水について話し合い、そして<地域:知識>で旅路の間のクリーチャーを調べる。
  ガウスやスケルトン、熊やウィンターウルフ、竜やヒドラなどの生息の可能性があると聞き多少及び腰になるが、勢いで行くことに決定!

  そして相談中の一行を訪ねてくる一人の男が…


にのまえ「『俺を雇わないか?』と言ってタービックという4レベルの生(き)レンジャーが訪ねてくるよ」

ランツェットボランティア?

にのまえ「いやいやいやいや『雇わないか?』だから!(笑)」


  最近の出費で懐が寂しい所為か、今回お金にブラックな発言が目立つランツェットであった。


  タービックの話によると途中までではあるが、人を案内して旅したことがあるという。
  彼は一行が情報収集しているのを知り、案内役として売り込みに訪れたのだった。

  一行は地図を見る限り野外活動が長引くということで、レンジャーであるタービックを雇う方向に。
  報酬や分け前などを話し合って双方納得がいく形で話はまとまった。


  片道(一ヶ月)400GPとむちゃくちゃ高かったがな!(みんなスマンのぅ)


  準備を整えた一行は『地平を見渡す場所』を…『死者のゆりかご』目指し、ブレイジングデルを出発した。


  〜余談〜

にのまえ「タービックのミニチュアこれでいいかな?」

グレネス「(ミニチュアを指差し)ターちゃん、これ?」

セルマールターちゃんだめ!ターちゃんはだめ!ジャングルになっちゃうからだめ!(一同笑)」

グレネス「だめ?じゃあ、ター君

セルマールター君もだめぇ!

アルカライラ「言っとくけど『たっちゃん』もやめてね(一同爆笑)」

セルマール狙ってんだろぅ!(笑)」

グレネス「アハハハハ(笑)」


  〜余談その2〜

アルカライラ「(タービックを呼ぶときに)ターメリック〜」

セルマールターメリックじゃないから!カレー作るんじゃないからぁ(一同爆笑)」
◆シーン2 オーク王国…?◆

  ブレイジングデルを出発し、まずは森+山岳地帯を進む一行。
  地図を読んで道を案内、<生存>判定を行うのはタービックである。

  本来は数時間毎に判定を行うものだが、そんなことをしていては本日のプレイがそれだけで終わってしまうので、一週間ごとに判定を行う。

  まずは初回の<生存>を行う。
  一行の応援を受け、タービックが判定…応援も受けていればまず失敗することはない。
  難なく成功し、無事に目的方向へと進む。

  さらに一行はにのまえに<視認>判定も要求される。
 セ ルマール、リースリット、タービックが成功し、人型生物+αの足跡を発見する。
  セルマールが<地域:知識><地域:自然>を、リースリットが<地域:知識>判定を行い、足跡が複数のオーク、オーガ、トロルの物であると判断する。


アルカライラ「オークとは懐かしいわね。でもさ、オーガはともかくトロルなんてボコ殴りにした記憶しかないから、強いっていうイメージないや」


  …エート、地底の城砦のトロルのことを言ってますね?
  あれはレッサーバージョンで、HPこそそこそこあるものの能力値的にはかなり下がっていますよ?
  脅威度なんか2も違います(地底の城砦版は3、通常は5)からね?
  舐めてかかると大変な目にあいますよ?
  ちなみにオーガは脅威度3ね。



  足跡の向きから、オーク達の進行方向と一行の進む方向が一致することを判明。
  『秘密の工房』にて逃げ出した石歯山のオークではないかと類推した一行は、会ったら会ったでいい機会だと敢えて迂回せずに目的地に向かってまっすぐ進む。
  迂回した場合の日数がかかるのを嫌ったのもあるが。

  そして一時間ほど進んだ一行は、大木に『ここより先オーク国』と刻まれているのを発見。
  ここで進退をもう一度躊躇するが、懐の寂しさから宝物チェックを期待して対決を覚悟して進むことに。


  そして翌日、オーク4匹、オーガ1匹、トロル1匹の遊撃部隊を発見。
  グレネス、セルマール、ランツェットが<隠れ身>判定に失敗した為、敵側にも発見され戦闘に突入することに。


アルカライラプライア・ウェブ!」

グレネス「え〜いフル≪強打≫!!」

セルマールスコーチング・レイ!×2」

ランツェット「悪を討つ突撃!」

リースリット「急所攻撃!」


  多少のダメージを負ったものの、特に手こずることもなく、オーク一人を捕虜として戦闘に勝利した。
  その後は嬉し恥ずかしの宝物チェックである。


  それなりのお宝を手に入れ、盛り上がった一行は、思い出したようにオークを尋問。
  やはり石歯山のオークの生き残りが合流している事、残存戦力や率いる者の情報(オークボス(ファイター?)、オーガ2匹、トロル3匹、オーク6人)、そして本拠地(洞窟)の位置を聞き出した。

  尋問が終わった後捕虜はなぜか天に召されたが、一行は聞き出した本拠地に向かうことに。

  本拠地の洞窟を見下ろせる場所(260フィートほど離れたところ)に行くと、洞窟の前にオーク4体が歩哨に立ち、あたりを警戒していた。
  一行は呪文が少なくなっていたものの、強襲し因縁を断ち切ることを選択。
  <隠れ身>&<忍び足>で距離を詰めたセルマールのウェブを合図に、戦闘は開始された。


 ■不意打ちラウンド

  アルカライラはブレスを発動し、タービック&リースリットはボウ、クロスボウで遠距離射撃、グレネス&ランツェットは距離を詰るなど、思い思いの行動を行う。


 ■1ラウンド

にのまえ「一行の襲撃に気づいた本拠地の奥にいたやつらが行動するね。君たちからは見えないけど」

セルマール「30フィート移動しながら、コンポジット・ボウを取り出して射撃(コロコロ)命中して4点ダメージ」

アルカライラ「移動しながらワンドを取り出して、自分にシールド・オヴ・フェイス

リースリット「移動して(クロスボウの)巻上げ。…タービックは移動してオークに撃つ(コロコロ)命中して5点」

グレネス「疾走で移動」

ランツェット「俺も疾走で移動ね」

にのまえ「オーク達はウェブの中でもがいて終わり」


 ■2ラウンド

にのまえ「まずは増援の行動。まだ見えません」

セルマール「移動してワンドを取り出して終わり」

アルカライラ「移動してグレネスに隣接。シールド・オヴ・フェイスかけます」

リースリット「え〜と、ウェブで視界が通らないんだよね?なら2倍移動でここまで。タービックもここまで移動」

グレネス「ここまで移動〜」

ランツェット「ここまで疾走で移動」

にのまえ「え〜と、ウェブから抜けるのって【筋力】判定だっけ?(コロコロ)ハイ無理〜」


 ■3ラウンド

にのまえ「増援はウェブを燃やす為に松明を投げる。ポイ×4。オーク語わかる人は『馬鹿な!火をつけるなんて!』『我々を見捨てるのですか!』みたいなのが聞こえる」

セルマール「完全に捨て駒か。延焼したら死ぬなぁ」

リースリット「生き残りたければこっちの味方になれって言ってみるか…」

セルマール「それはアリだと思うよ」

リースリット「だよね〜」

セルマール「んでは…俺は視界に入ったら射撃って事で待機」

アルカライラウィゴー・レッサーをグレネスに」

リースリット「俺もタービックも待機。撃てる位置に敵が出てきたら攻撃って事で」

グレネス「移動+防御専念でここまで」

ランツェット「とりあえず移動」

にのまえ「動けるオークが移動しちゃいますね。んでリースリットとタービックの攻撃範囲に入っちゃう」

リースリット「待機解除で攻撃。まずタービックから…(コロコロ)命中して7点」

にのまえ「ハイ死亡。んで他の奴等の【筋力】判定は失敗…というか成功する訳ないよね」


 ■4ラウンド

にのまえ「援軍は松明投げまくってますね…オーク一人が『熱い!熱いぃぃ」』って言ってる。煙が出てるのは見えるよ」

アルカライラ「うわぁ、容赦ねぇ〜」

グレネス「ホント、容赦ない」

アルカライラ「…まぁ、今のうちに体制整えさせてもらおう…」

にのまえ「(ホントは聞こえてるわけないんだけど)『ボス。これで動けるようになりましたなぁ』『ウム。いくぞ』」

リースリット「ひでぇ」

セルマール「えぇと…今回も(同じ条件で)待機で」

アルカライラ「エートエート…エイドをランツェットに…じゃなくてシールド・オヴ・フェイス。で終わり」

グレネス「移動+防御専念」

ランツェット「俺も防御専念かな」

にのまえ「いっけね。オーク1体抵抗に成功してたじゃん!というわけでここまで移動。他のやつらは【筋力】判定失敗」

セルマール「じゃあ、待機解除でマジック・ミサイル。5点ダメージ」

にのまえ「あいよ(コロコロ)」

リースリット「タービックがこのオークに攻撃!んで俺はそのオークに『お前たちも裏切られたんだ。俺たちに力を貸せ』って言うね」

にのまえ「…え〜…彼はもう激怒状態なので…(一同笑)」

セルマール「それでHP高いのか!」

リースリット「じゃあ、無理じゃん(笑)…他の奴等は?」

にのまえ「ふざけるな!俺たちの部族を滅ぼしておいて何を言う!あ?あつっ?!(爆笑)」

リースリット「『ならば死ね!』って言いながら、オークバーバリアンにクロスボウで射かける!(笑)」

にのまえ「(ダイス目を見て)あぁ、当たるし死ぬね『うわぁぁぁ〜』パタ」

リースリット「じゃあ、『こうなるぞぉぉぉ』って叫ぶ(一同笑)」

セルマール結局お前が殺すんじゃないかぁぁ――っ!?(一同爆笑)」

アルカライラ「前門の虎、後門の狼ってところだね」


 ■5ラウンド

にのまえウェブで捕まったやつらに「後は自分たちで出て来い」って言いながら増援が移動する」


  ウェブを挟んでオーガ×2とトロル×2+オークボスと配置。


グレネス「(私たちが)行く方向変わったね」

ランツェット「変わったね」

セルマール「(配置を見て)GOグレネス!パピーのように〜(笑)」

アルカライラ「あたしが先なんだって。ん〜…わかった。5フィート・ステップしながらサモン・モンスターT

グレネス「…よし、やっちゃいましょう!オーガAに突撃!≪回避≫も指定して、≪強行突破≫込みで行きましょう」

にのまえ「では攻撃範囲に来た時点で機会攻撃。足払いで」

グレネス「!!!…足払いがあったのね…終わった…orz」

アルカライラ「ぅぅぅぅ」

セルマール「まだ【筋力】の対抗判定あるから。これに勝てばいいの」

グレネス「(コロコロ)…15しかないよ」

にのまえ「いぇ〜ぃ(コロコロ)あら?1が出た…じゅ、じゅうぅぅ!?…仕返しどうぞorz」

グレネス「え?仕返しできるの?…(コロコロ)22!」

にのまえ「(コロコロ)……(無言でミニチュアを転がす)」

セルマール「スッテーン(喜)倒れてるやつに突撃だぁ〜」

グレネス「≪強打≫入れてない〜(泣)(コロコロ×2)やた!クリティカル!ダメージ38点!

一同うぉぉぉぉぉぉ!?

にのまえ「…い、一撃死…」

アルカライラ「やったぁぁぁ〜」


  足払いの宣言で流れたびっみょ〜な雰囲気が反転、一気に盛り上がる!
  さらにグレネスの活躍は続く。


アルカライラ「あ〜今のやり取りで心臓バックンバックン(喜)」

ランツェット「足払いでグレネス沈んだと思ったよ」

アルカライラ「あそこで転んだら助けようがなかったからね〜」

ランツェット「たこ殴りだからね〜」

にのまえ「【筋力】判定の出目腐ってたよ(泣)」

ランツェット「んじゃ、俺の番…オーガはグレネスに任せて、トロールたちの前に移動して…待機。奴等がセルマール達に突撃したら攻撃範囲に入るから…入ったら攻撃って事で」

にのまえ「了解。んでウェブ内のオーク達…(コロコロ×4)無理。ねぇ、こいつら絶対に出てこれないんだけどパスして良い?メンドイ」

セルマール「いんじゃない?そして俺はトロルAにマジック・ミサイルのワンド…5点。再生一回分か…」

リースリット「俺もタービックも同じトロルAに〜俺だけ当たって5点ダメージ」


 ■6ラウンド

にのまえ「では行きます。オーガBがグレネスに足払い!(コロコロ)命中して【筋力】判定が18!」

グレネス「じゅ、18…?」

ランツェット「18以上?出るって」

グレネス「(コロコロ)やた。出た!(喜)」

にのまえ「…じゃあ、仕返し?(ダイスを振り合って)あっぶねぇ!助かったぁ(一同笑)」

リースリット「また同じことになるところだった(笑)」

にのまえ「…え〜と、次にトロルAが移動して殴る。「オレサマ オマエ タコナグリ!」」

アルカライラ「また、出たそのセリフ!(笑)」


  このセリフ好きなんです〜。
  わかってると思いますが女神転生の「オレサマ オマエ マルカジリ」が元ネタです。



にのまえ「(コロコロ)よしっ20!(自信満々)」

ランツェットあたんないよ?

にのまえ「…は?」

ランツェット「今AC24だもん。」

にのまえ「……しくしくしくしく。次にトロルBが…ランツェットの隣に移動、オークボスも移動…終わり」

グレネス「(ランツェットに)大丈夫?」

ランツェット「大丈夫!ただ俺をスルーして後ろ行かれると大変なことになるけど」

リースリット「後ろ(後衛)に来たら、みんな薙ぎ倒されちゃうよ(笑)」

グレネス「そっか、そっちのほうがヤバイ〜(笑)」

にのまえ「(アルカライラに)そろそろ武器を手に持ったほうがいいかもしれないね」

アルカライラ「そうだね…サモン呼んだから何かミニチュア下さい。んでここに配置して…悪を討つ一撃(一同笑)」

リースリット「虫が使えるのか!(笑)」

ランツェット「聖なる虫だからね。噛み付きだから神が付いてるんだよ!」


  ダジャレ(オヤジギャグ?)とはヨユーなり。


リースリット「一日一回?」

アルカライラ「うん」

ランツェット「何回も使えたら俺よりレベル高いことになるよ(一同笑)」

アルカライラ「んで(コロコロ)…当たんない(悲)。私の行動は…ここに移動して…移動しながら武器抜いて…ウェイブ・オヴ・ブリーフ!意思セーブお願いしま〜す」

にのまえ「ん〜と(コロコロ×3)トロル2匹ともに泣いてます。オークボスには効かなかったね」

グレネス「次、私!ここに移動してぇ!オーガにぃ!≪強打≫全部突っ込んでぇ!(コロコロ)命中っダメージ20点!」

にのまえ「イタイイタイっ」

ランツェット「5フィート・ステップで移動してトロルBに(コロコロ)命中して10点ダメージ!」

セルマール「トロルAにマジック・ミサイル!4点ダメージ」

リースリット「同じくトロルAに(コロコロ)命中して6ダメージ。タービックは(コロコロ)…ハズレ」


 ■7ラウンド

にのまえ「まずはオーガBがグレネスに攻撃(コロコロ)…11」

グレネス「平気!よかったぁ〜(喜)」

にのまえ「…(オーガB)こいつ、死んだな」

ランツェット「死んだな」

にのまえ「死んだな」

セルマール「というか、コイツ(オーガB)の仕事変わってる。どれだけグレネスを引き付ける事ができるかっていう」

アルカライラ「そうそう(笑)」

にのまえ「確かに。次にトロルBが…5フィート・ステップして(ランツェットに)全力攻撃!爪爪噛み!(コロコロ×3)んで片方の爪だけ当たって…7点」

ランツェット「おう」

にのまえ「んで、トロルAがこう移動して…あぁぁ5フィート・ステップって言わなかったぁ!(一同笑)」

ランツェット「んじゃあ、機会攻撃で。(コロコロ)命中して6点ダメージ」

にのまえ「はいよぉ…で、トロルはここに来て、挟撃でランツェットを殴ります。(コロコロ)…移動って行っちゃったから全力攻撃もできないよ…ハズレね。んで、オークボスがランツェットに隣接して攻撃(コロコロ)ハズレ。お邪魔しました(トホホ)」

ランツェット「うむ(一同笑)」

アルカライラ「私の番!5フィート・ステップして後ろに下がってプレイヤー!お待ちしておりました」

セルマール「HEYファイアービートル!」

アルカライラ「あっそうだ。忘れてた。5フィート・ステップしてトロルBに攻撃(コロコロ)当たんない」

グレネス「ん〜≪強打≫いれようかなぁ」

アルカライラ「さっきダメージ与えてるんでしょ?確実に当ててください」

グレネス「あい〜。≪回避≫をトロルに指定してオーガに攻撃(コロコロ)当たった!ダメージ15点」

にのまえ「ハイ死んだぁ!」

グレネス「ふぅ〜ぅ(脱力)最後にランツェットの方に移動ね」

アルカライラ「グレネスはお疲れっ(前衛の)仕事したわ!ついでにオーガも仕事したわ。グレネスを引き付けたんだもん」

ランツェット「後は俺がどれだけ耐えられるかだよなぁ」

にのまえ「すごいよな。オーガがタイマン勝負でダメージ与えられないんだもん」

セルマール「2体がかりで3ラウンドしかもってないという(笑)」


  グレネスの活躍で盛り上がり、一行の間に楽勝な雰囲気が漂う。
  しかし悪夢はすぐそばまで近寄っていたのだった。


ランツェット「次は俺かぁ」

アルカライラ「がんばって耐えてね。大丈夫!(自分を指して)ここに回復装置がいるから」

ランツェット「アルカライラがタコ殴りになるかもしれない状況だからなぁ…」

アルカライラ「まぁねぇ…」

ランツェット「さてどっちを攻撃するか…ん〜トロルBに防御的戦闘で攻撃(コロコロ)−4じゃ当たんないか…」

セルマール「トロルAにマジック・ミサイル…5点ね。で、フリーアクションで使い切ったワンドを捨てて、新しいワンドを取り出して終了」

リースリット「クロスボウを捨てて、移動しながらレイピアを抜いて防御専念。んで、タービックはトロルAにコンポジット・ロングボウで(コロコロ)ハズレ」


 ■8ラウンド

にのまえ「(場所を示して)ここを開けちゃだめでしょう。トロルAの突撃ね。ランツェット機会攻撃できるよ」

ランツェット「(コロコロ)ん〜ダメだ。命中はしたけどクリティカルせず。…7点」

にのまえ「あいよ。では、セルマールに…呪文と突撃で、あわせて−2か(コロコロ)あら?外れた」

セルマール「あぶなっ」

にのまえ「トロルBは5フィート・ステップでアルカライラの傍によって全力攻撃。(コロコロ×3)爪爪噛みが全部命中…かきむしりも入って…一気に29点ダメージ!」

アルカライラ「生きてるよ」

リースリット「デカイなぁ〜」

にのまえ「オークボスは移動で(ミニチュアを動かす)…あっ!」

ランツェット「は〜い、機会攻撃しま〜す。(コロコロ)防御的戦闘では当たりませ〜ん」

アルカライラ「とりあえず…サモン・モンスターから。5フィート・ステップしてトロルを攻撃(コロコロ)命中振るわないし…。さて私です…どうしよう…5フィート・ステップで下がってコマンドを任意発動。キュア・ライト・ウーンズにして回復。…私、何もできなくなった」

グレネス「トロルBに突撃!≪回避≫を指定して、≪強行突破≫。≪強打≫に突っ込めるだけ突っ込んで…いくぞぉ」

にのまえ「その前に機会攻撃(コロコロ)22当たる?」

グレネス「(指折り計算中)…こい!」

にのまえ「じゃあ、ダメージは10点ね」

グレネス「よーしっいくぞぉ(コロコロ)AC18まで。当たる?…ん、じゃあダメージ25点!」

ランツェット「う〜ん、どうするか…ここに5フィート・ステップしたあとにトロルに攻撃。(コロコロ)命中20で12点のダメージ」

セルマール「こいつらのHPってどんぐらいだっけ?」

にのまえ「平均HPは60ちょいだね」

セルマール「きついなぁ」

リースリット「うわぁ〜高いね。(グレネスが)三回くらい当てないとダメなんだ」

セルマール「グレネスがいないと落としきれないから…撤退でここまで移動」

リースリット「んーと…トロルBの所まで移動して挟撃&急所攻撃(コロコロ)んでダメージは13点。そしてタービックはフリーアクションで弓落として、移動をしながらロングソード抜いて、防御的戦闘で地面叩いて終わり」


 ■9ラウンド

にのまえ「ん〜難しいねぇ…オークボスがトロルB『あいつを殺せ!』って指示する。んで、トロルBが5フィート・ステップしてアルカライラに全力攻撃。(コロコロ×3)3回当たって27点ダメージ!」

アルカライラ「死んだ」

グレネス「えっ?」

アルカライラ「(計算して)ん、やっぱり死んだ。HP−12」

セルマール「立ち位置の問題だから仕方ないでしょう…」

グレネス「えぇぇ…」


  一同からもれる深い溜め息…。


アルカライラ「ね、ね。ネタ言って良い?」

グレネス「ん?」

アルカライラ俺の屍を超えていけ(一同爆笑)」


  捨て身のネタで沈んだ雰囲気を打ち破るアルカライラ(の魂)。


にのまえ「んで、トロルAが5フィート・ステップしてタービックに全力攻撃(コロコロ×3)32点ダメージ!」

アルカライラ「(タービックの管理を変わって)…生きてる生きてる生きてる!」

グレネス「私かぁ(溜め息)…≪強打≫突っ込んで≪回避≫を指定して5フィート・ステップで挟撃してぇ(コロコロ)命中。26点ダメージ!」

にのまえ「飛んだ(倒れた)」

セルマール「おー飛んだ飛んだ(喜)」

リースリット「でも次にとどめの一撃与えないとダメでしょ?」

グレネス「とどめお願い〜」

ランツェット「いやトロルAに突撃する」

にのまえ「そこで機会攻撃〜(コロコロ)…4じゃあ当たらないよねぇ」

ランツェット「当たらないねぇ(コロコロ)出目4…」

セルマール「出目4対決(笑)」

ランツェット「あ、でも修正入れたら…16!」

にのまえ「…あたるよ…ちょう〜どあたるよorz」

ランツェット「じゃ、ダメージ8点」

セルマール「俺はここで…やっぱりトロルにマジック・ミサイルのワンド振り。4点」

アルカライラ「タービックは…撤退でここまで移動」

リースリット「じゃあ、トロルBにとどめの一撃!」

にのまえ「…頑健セーヴ失敗。死亡〜」


 ■10ラウンド

にのまえ「トロルAがランツェットに全力攻撃!(コロコロ×3)ぜ、全部ハズレェ?!…『ウ、ウガ?(笑)』」

セルマール「爪が〜折れた〜みたいな(笑)」

グレネス「(オークボスを指差して)こいつは?」

ランツェット「挟撃して来いよぉ〜」

にのまえ「…『ではな!』といって撤退!逃亡しまっす!!!ガサガサガサッと茂みを越えていく。んで『俺はお前たちに怨みはない!(一同笑)だから来るなぁ』といって消えていく(一同爆笑)」


  さすがにここまでやられては逃げ出します。
  君たちに怨みはないのでもう出てきません。
  だから見逃してあげてください。



  笑いから立ち直った一行は最後のトロルに矛先を向ける。


グレネス「いつもの(セットの)突撃」

にのまえ「いつもの機会攻撃(コロコロ)はい、ハズレ!」

グレネス「(コロコロ)命中!22点!」

にのまえ「22?22?あ〜こいつも倒れた」

リースリット「よし、とどめじゃあぁ〜」


  残ったのはウェブで動けないオーク達と、とどめを待つトロルのみなのでここで戦闘終了。
◆シーン3 歩いていこう◆

  ウェブに捕らえられていたオークを全滅させた一行は、本拠地(洞窟)の中を探索した後にブレイジングデルへと帰還しようと話をまとめ、洞窟内へいざ突入!という時、奥から共通語の声が一行の耳に届いた。


???「助けてくれぇ〜」

ランツェット高レベルのクレリックかなぁ?」


  不審に思いながらも一行は洞窟の奥へと進む。
  そこにはみすぼらしい格好の爺さんがいた。


セルマール「一体何が?」

???「ワシは修行の身のクレリックじゃ」

セルマール「修行なんだ(笑)」

リースリット「じゃぁぁん(SE風)」

アルカライラ(→タービック)「高レベルクレリックが何で捕らわれているの?」

ランツェット「いやぁ、あの敵戦力なら捕まるでしょう」

タービック「あぁそっか、確かにつらいね」

???「ファラングン様の啓示により、当分の間この地で修行をせよと…」

セルマール「あぁ…そうなのですか」


 胸にファラングンの聖印が染め抜かれている。


タービック「結構ご都合〜」

リースリット「だってサプリメント(公式シナリオ)じゃないもん(一同爆笑)」


  まぁご都合といわれるのは仕方がない。
  実はここで一人死んでいただく予定だったのだ。

  上級クラスの前提条件で高次元体(の使い)との接触とあった為、プレイヤーさんからキャンペーンのどこかで出してほしいとの要望があったのだ…。
  まさか当の本人が死ぬとは思っていなかったが(笑)。



セルマール「このような所で出会えるとは大変にありがたい。実は先ほどの戦闘でカクカクシカジカと説明。うちのパーティのクレリックを助けることができるなら助けていただきたいのです」

  ???「ワシをここから出してくれれば、挑戦してみよう」


  ここでセルマールはランツェットにディテクト・イーヴルを行ってもらい自称クレリックの属性を確認。
  幸い悪ではなかったので牢屋から開放し、呪文を行使してもらうことに。
  彼が言うには、ダイアモンドと巻物、そして聖印が奪われているらしい。
  一行はあたりを<捜索>し始めた。


  巻物は作成時に構成要素などを消費する。
  というわけで、ここでダイアモンドを探す必要はなかったのだ(テヘッ)。



  リースリットが<捜索>で巻物(と必要のないダイアモンド)を発見する。
  すると…。


  老人「(巻物を受け取って)うむ、これじゃ。ところでお主達に話がある。これを使用するのはやぶさかではないが、助けてもらった礼で割引するとしても、いささか値が張りすぎる(巻物の販売価格53825GP!)。見たところお主達もあまり持ち合わせてはいないようじゃ。というわけで、ワシからのクエストを受けてくれんか?」

セルマール「えぇ…はい…御礼はもちろんしたいと思います。金銭であればいくら時間がかかってもお返しいたしますし、クエストであれば受ける覚悟もございます」

アルカライラ「すいません!私に覚悟がありません!」

セルマール死人に口なしだから(一同笑)」

ランツェット「今現在死人に人権はありません(笑)」

アルカライラ「すいませんスピーク・ウィズ・デッドかけてください(笑)」

セルマール「そんなもん覚えてないも〜ん(笑)」


  老人のクエストは「半年後にブリンディンフォードという街にて、陰謀が表面化するだろう。それを君達に解決してもらいたい」という物だった。
  一行はそれを受け、老人に解決を約束した。


  老人は翌日早朝にトゥルー・リザレクションの巻物を使用した。


  〜魂の世界〜

  暗闇の中、アルカライラが気付くと傍らに老人が立っていた。
  老人は後光が射し、アルカライラには長い髭を生やしていること以外、その詳細まではわからなかったが、どこか懐かしい感じがした。


老人私は命を一つ持ってきた。…君はここで歩みを止めるか?」

アルカライラ「ここで断ったら…」

にのまえ「巻物は失われます」

アルカライラ「あぁぁ〜受け入れます受け入れます!(一同爆笑)歩いていきます!」

グレネス「貧乏性〜(笑)」

アルカライラ「これってファラングン様?」

にのまえ「それは分からないね。でもいつも傍に居てくれてた様な気配も感じるし、それが高次元の意思である事も分かるよ」

セルマール「ファラングン様ぽく感じたってことだね」


  アルカライラの意思は光に飲まれ、復活した。
  その時、老人が微笑んだ気がした…。


  その後老人は一行に声をかけ、テレポートの巻物を使用して姿を消した。
  何事かと動揺している最中、アルカライラは目を覚ました。


アルカライラ「じゃあ復活してくれた人に会えなかったんかい」

グレネス「あぁぁ〜ほっとしたぁ」

リースリット「なんで捕まってる時にテレポートで逃げなかったんだろう」


  ふふふ、それが謎として残りますねぇ。
  そんな事言ったら啓示でここで修行しろとか半年後に動き出す陰謀を知ってるのか?とかありますよ〜。
  まぁ分かってるとは思いますが、彼はここである(死んだ誰かさんを復活させる)目的があったのですよ。



  一行はアルカライラの復活に安心し、一晩休んだ後目的地目指して出発した。
◆シーン4 険しき道◆

  翌日出発した一行は、まだまだ続く森+山岳地帯をタービックの案内で順調に進む。

  すでにブレイジングデル出発から二週間以上、一帯に立ち込める硫黄に似た匂いにセルマールは<知識>判定を行う。
  どうやらこの先にヒュドラが住み着いているようだと判断した一行は、今回は迂回を決定する。

  幸い迂回しても、数日で元のルートに戻ることができた。

  さらに一週間ほど森+山岳地帯を進むと、険しい渓谷に出た。
  目の前には人一人が進むのがやっとの足場が続いている(リースリット「蝶大変そう」)。


ランツェット「俺、戦闘じゃなくてこれで死にそうだ。チェインシャツ着よう」

リースリット「腰ひも付けとこう」

アルカライラ「当たり前」


  一行は装備を変更して判定ペナルティを少なくしていく。


にのまえ「というわけで一つ目の難関。足場が10フィート崩れています。<跳躍>で難易度10」

グレネス「…判定は<跳躍>?…ふっ(自信満々)」

セルマール「よかったねぇ。≪跳躍攻撃≫の為に取ってて(笑)」

にのまえ「ファイターは跳んだり跳ねたりが得意で(笑)」

アルカライラガイダンスを使って出目10で<跳躍>する」


  次々と出目10で難関を乗り越えていく。
  そしてしばらく進むと次の難関が。


にのまえ「次の難関は足場が幅10センチほどしかありません。<平衡感覚>難易度14!」

セルマール「これは振らないとだめだねぇ」

アルカライラ「ここでダイス振らなきゃならない人何人いる?(人数を確認して)プレイヤーを使います。」

ランツェット「…プレイヤーの恩恵を受けて…基準値0」

グレネス「私も…(コロコロ)成功!」

アルカライラ「じゃあ、ランツェットにガイダンス

ランツェット「13か…Let's go!(コロコロ)…(一同笑)」

にのまえ「ヒュ〜(落下音)というわけで壁につかまれたかの<登攀>判定どうぞ」

ランツェット「…12…ギリギリ…」


  何とか<登攀>で一行の元に戻ってきたランツェット。
  登攀した為プレイヤーの効果も切れ、さらに難しくなった状況で<跳躍>判定を行う。


ランツェットガイダンスもないんだよね?…(コロコロ)…(一同爆笑)」

にのまえ「落ちたぞ〜落ちたぞ〜緊急だ〜(笑)」

リースリット「ぅわぁ〜い(笑)」


  前回(秘密の工房第一話、シーン4「縄のつり橋」参照)はプレイヤーがいなかったが今回は違う。
  プレイヤー自らの手で繰り返され、周囲を爆笑の渦に。
  我ながらナイスなイベント用意したぜ。



   なんとか壁に張り付いたランツェットは<登攀>で元の位置に戻ってくる。
 そして三度<平衡感覚>の挑戦。


ランツェット「ふぅ〜…問題はここなんだよ。三度目の正直!(コロコロ)よし」

一同「ふぅ〜」

グレネス「パチパチ(拍手)」

ランツェット「俺ここで待ってようかなぁ〜(一同笑)」

アルカライラ「次は私か」

セルマールプレイヤー切れてるからね」

アルカライラ「!…振ります(コロコロ)……(一同爆笑)…あっ幸運の領域使います!(コロコロ)………」

セルマールハイ、落ちたぁ(一同爆笑)」


  この後壁にしがみつき、元の位置まで戻ってきたアルカライラだったが、二度目の<平衡感覚>にも失敗、崖へと落ちていった。
  ランツェットと同じく三度目の正直で<跳躍>判定に成功し、向こうへとたどり着いたアルカライラであった。
  セルマールはスパイダー・クライムを使用して足場を乗り越えた。

  次に落石を反応セーヴにてよけた後、一行は夜営出来そうなスペースで休息を取ることに。
  そして翌日。


にのまえ「(コロコロ)…うん。今日は強風が吹いてますね。<跳躍><平衡感覚>の判定をするときにそれぞれが1D4を振ってもらって1が出ると突風が吹きます。んで、風が吹くと難易度が1D3上昇します」

一同なぁにぃ〜

セルマール「出目10選ぶと大変な目にあうかもしれないのね」

グレネス「風の強さどのくらいなの?」

リースリット「100mぐらいの突風じゃあ人がとんでっちゃうから(爆笑)木の葉の様にとんでっちゃうから(笑)」


  そんなにつよくねぇYO!


グレネス「問題は風だなぁ。今日は」

にのまえ「まぁねぇ。野外だからねぇ、風が強い時もありますよ(ニヤリ)」

グレネス「ひどぉぉ〜(笑)」

ランツェット「じゃあ、一日ここで待ってようか

にのまえ「ヤ、ヤヴァイ…そんな事言われるとは…(一同笑)」

リースリット「そんな手が(笑)」

ランツェット「今日は風強いから仕方ないとか言って(笑)」

にのまえ「雨が降ったら『今日は太陽が出てないので休みます』とか(笑)」


  その後も足場が途切れ<跳躍>で飛び越えねばならない場所、足場が狭くて<平衡感覚>で進まねばならない場所、落石を反応セーヴで回避せねばならない場所、<跳躍>で垂直飛びの後<登攀>をしなければならない場所、自然の突風など数々の困難(と爆笑)が一行を苦しめたが、(プレイヤーの腹筋を除いて)無事乗り越えた。


  〜余談その3〜

にのまえ「どうですか?こういう野外イベント!良いでしょ?」

ランツェット「ムリ(笑)」

リースリット「モウイヤ(笑)」

アルカライラ「イッパイイッパイ(笑)」


  野外らしいイベントを考えたのですが、どうやら不評のようで…。
  トホホ(泣)。

◆シーン5 更なる難関◆

  渓谷を抜けた一行は、またもや森+山岳地帯を一週間ほど進む。
  すると木々の間から断崖絶壁を発見する。

  地上100m程(実際は300フィート程)垂直に伸びる崖である。
  おそらくはあれが目指すべき『地平を見渡す場所』であろうと、一行は歩を進める。

  途中にのまえに促され<聞き耳>を行う一行。
  アルカライラを除く全員が成功。

  かすかにヒヒィ〜ン…ブルルルルと苦しそうな鳴き声が木々の向こうから聞こえてくる。
  セルマールが鳴き声から<知識:神秘学>判定を行うと、それがペガサスの仔の鳴き声と判明。

  それを一行に伝えると様子を見に行こうと話がまとまる。

  鳴き声の方に歩を進めると、茂みの陰に身を隠すペガサスの仔を発見する。
  その姿は翼と脚に怪我を負い、血にまみれていた(アルカライラグレネス「ありゃ〜」)。


  傷つきながらも懸命に離れようともがくペガサスの仔は、しばらく一行を見つめると一転懐くような鳴き声をあげた。
  どうやらディテクト・グッドを使われたと判断したセルマールは一人近づいていく。


セルマール「近づいて怪我を見ます」

にのまえ「引っ掻き傷とこんb…いや殴られた感じですね」

アルカライラ「棍棒!」

グレネス「治してあげてくださ〜い」

ランツェット「何点治せばいいんだ?」


  ペガサスの仔はアルカライラに対して警戒の色を見せるため、ランツェットがキュア・ワイト・ウーンズのワンドを振りその怪我を塞いだ。


グレネス「懐いてるよ、仔馬だよ!」

アルカライラ「騎乗は(ランツェットは)再訓練したじゃない」

ランツェット「再訓練してなくなりましたよ!(笑)イジメかこれは」


  ペガサスはその後、善のキャラクターの手を舐める。


アルカライラ「差別!」

グレネス「さ〜べ〜つ〜だ〜」

セルマール「ペガサスは共通語を理解するよ」

にのまえ「そうだね。あなた方(アルカライラ&グレネス)がそう言うとそっち見ます」

グレネスサワラセローナデサセローダキツカセロー(じたばた)」


  いつもの動物萌えが発動し、激しく暴走中。

  こんなやり取りの中、親ペガサスのものと思われる鳴き声が聞こえる。

  ランツェットが仔ペガサスを促すとお礼するように顔を押し付け、一行と別れて森の奥に消えていった。


  そんな一幕があった後、断崖絶壁へと近づいていく一行。
  すると空中に飛ぶハーピー(セルマールが<知識:自然>で判断)の姿を発見する。

  一行は自分たちの姿を見せ、ハーピーが降りてきたら弓で仕留めるという作戦に出る。
  アルカライラのプレイヤーの支援を受けながら矢を射掛ける一行。

  だが仕留める事ができなかったばかりか、仲間を呼ばれる始末。
  そしてハーピー達が石を落とし始めたのを機に、一行は森の中に避難する。

  一行は作戦を練り直そうとするとした時、背後の森の中から茂みを掻き分ける音が聞こえてくる。

  挟み撃ちかと警戒を強めた一行の前につがいのペガサスが姿を現した。

  セルマールやランツェットに頭を押し付ける。
  ランツェットが背に乗せてくれるのか聞くとペガサスは頷く。

  ランツェットとグレネスを背に乗せペガサスが宙に舞う。
  共通語を理解してくれるペガサスに頼み、ハーピーに突撃し次々と倒していく。

  地上組みの遠隔攻撃もあり数ラウンドで戦闘が終了。
  一行を崖の上まで運んだ後、ペガサスは一行に鼻面を押し付け、鳴き声を残して飛び去った。
◆シーン6 死者のゆりかごへ◆

  崖の上には白い建物があった。
  どこの神を奉ったものか分からないが寺院のようであった。

  すると寺院の中から人影が現れ、一行に声をかけて来た。


???「久々のお客さんか。いらっしゃい」

アルカライラ「いあ〜や〜な〜か〜ん〜じ〜」


  目が真珠色の鎧に身を包んだ女性であった。
  アルカライラ、セルマールは<知識:次元界>でエラドリン(ガエル)であることが分かった。


ガエル「お前たちも自らを変革しに来たのか?」

セルマール「ここはヴァンパイアとなったパラディンが訪れた場所か?」


  ガエルに話を聞くと


  ・ヴァンパイアとなったパラディンと仲間が入っていった。

  ・出てきたのはパラディンだけで他の者はヴァンパイアとして生きるらしい。

  ・死者のゆりかご内にはヴァンパイアの他にもアンデッド達がいる。

  ・ここ(死者のゆりかご)は他の次元界(次元の狭間)につながっている。

  ・この次元界の狭間は少しずつ縮小している為、その内自然消滅する。

  ・ガエルはここの番人で、入るのを止めはしないが邪悪な物が出てきたら戦うという。

  ・中に入るのは特殊な精神状態が必要である。

  ・死者のゆりかごで変革を行うと、その間は意識のない状態で無防備になるので、安全を確保してから利用することをお勧めする。



  一行はタービックを残し、意思セーヴを行って精神を整え『死者のゆりかご』へと続くポータルへと足を踏み入れた。


  といった所で本日のプレイは終了。
  次回は『死者のゆりかご』内におけるダンジョン探索となる。

  対ヴァンパイア戦がんばってくだされ〜。

◆経験点◆
克服した敵/障害など 脅威度および数 経験点(5レベル) 経験点 経験点
オーク 脅威度/1/2×11 1650
オーク幹部 脅威度2×4 2000
オーガ 脅威度3×3 2250
トロル 脅威度5×3 4500
ハーピー 脅威度4×4 4000

合計 ――― (14400÷6)

アルカライラ 経験点 11935(+2400)→14335
グレネス 経験点 11935(+2400)→14335
セルマール 経験点 11930(+2400)→14330
ランツェット 経験点 11935(+2400)→14335
リースリット 経験点 11935(+2400)→14335

◆収入◆
収入 市場価格
 硬貨
PP 100PP
GP 500GP
SP
CP
 宝石および美術品
青水晶 10GP
ジェット 90GP
アメジスト 100GP
琥珀 120GP
ヴァイオレット・ガーネット 400GP
アレクサンドライト 500GP
白オパール 1000GP
エメラルド 1000GP
ブルーダイヤ 5000GP
 非魔法の武具
 魔法の武具
+3スタデット・レザー(大型) 9200GP
 非魔法の装備品
 魔法の装備品
ローブ・オブ・ユースフル・アイテムズ 7000GP
ヴェスト・オヴ・エスケープ 5200GP
 非魔法のアイテム
 魔法のアイテム
巻物(秘術/サイレンスブルズ・ストレングススカルプト・サウンド 825GP
ポーション(ベアズ・エンデュランス 300GP
ポーション(ディレイ・ポイズン 300GP
ワンド(フォクセス・カニング:50ch) 2250GP
 未鑑定品

  今回宝物チェックで高い目が頻出し、かなりの儲けを出した。
  特に+3スタデット・レザーを出した時などの盛り上がりは凄まじかった。

  なんにしろ、皆さんおめでとうございます。

◆にのまえの反省点◆

  ・NPCの雇い賃や能力使用の賃金が高すぎた。

  ・戦闘中何回も5フィート・ステップと言い忘れてしまった(それにより機会攻撃を受けてしまった)。

  ・巻物の物質構成要素は作成時に必要となる。
   間違えてダイアモンドを出してしまった。

  ・DMの都合でシナリオを続ける為(クエストを与える為)にPCに借金を背負わすのは(しかもわざわざ死ぬような戦力を用意しておいて)やってはいけないことである(とワシは信じる)。
   クラスチェンジ条件を満たす為という前提はあったものの下策であったろう。
   今回はプレイ後にPLにぶっちゃけて謝罪をしたが、このようなことは二度としないようにしなければならないだろう。
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