D&D冒険シナリオシリーズプレイレポート | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
地底の城砦編 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
第1話 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
INDEX/REPORT INDEX/NEXT | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2006.07.09 待ちに待ったD&D3.5日本語版のキャンペーンの開始である。 今回がD&Dデビューとなるプレイの為、様々な間違いなどがあるだろうが、そんなことには負けずに楽しんで行こう! 以下は冒険シナリオシリーズ1『地底の城砦』の、3.5へコンバートを行ってプレイしたレポートである。 先日より作成していた各PCの最終調整を行い、いよいよプレイに臨む。 我がサークルの阿鼻叫喚をご覧あれ。 |
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警告! この先はシナリオのネタバレが盛大に綴られています! まだプレイしていない方、プレイする予定のある方は、DMに相談して、許可をもらってから読んだ方が良いでしょう。 |
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◆冒険者の面々◆(五十音順) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
*以下のイラストはあくまでDMの想像によるものでプレイヤーの許可を取っていません*
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◆INDEX◆ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
シーン1 野営 そして シーン2 オークハースト シーン3 地底の城砦へ シーン4 前庭と塔と隠し扉 シーン5 金属の樽 戦え!魚人さん シーン6 その名はミーポ シーン7 女王イスドレイル シーン8 噴水 シーン9 開かずの扉 シーン10 ゴブリン門 ここは最前線 |
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*プレイレポ中に使用された呪文は、レポ内で初使用時に呪文の簡単な説明ページへとリンクしてあります* | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
◆シーン1 野営 そして◆ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
季節は夏。夏至を一週間後に控えたある日。 一行は遺跡探索などを生業としている面々である。彼らはあるきっかけでチームを組み(それはまたの話)実力を発揮できる仕事を探して旅をしていた。 まずは近隣での最大の都市『ナントーカ』の街を目指して。 目的地の手前にある町、『オークハースト』まで1日という日の野営のこと。 セルマールとリースリットは〈聞き耳〉に成功し、カサカサという枯れ葉が地面をこするような音に気付き、警告を発する。 武器を手に辺りを警戒すると、焚き火の明かりの範囲にねじくれた木のクリーチャーが2体、姿を現した。 敵意を感じ、戦闘体制を取る一同。 それを合図として木のクリーチャーがアルカライラに突撃!一気に距離を詰めてくる。 幸い事なきを得たアルカライラ。そこにグレネス、リースリット、ランツェットが攻撃を加え(注:当ってない人がいます(笑))木のクリーチャーを撃破。 もう一体もセルマールのコンポジット・ロングボウによって倒された。 見たこともない木のクリーチャーを調べる一同。アルカライラとグレネスは木のクリーチャーの爪に、乾ききっていない血が付いているのを発見した。 アルカライラ「ここに血が付いてるってことは?」 グレネス「どういうことかなぁ?」 リースリット(スパパーンと二人をはたきながら)「誰か襲われたってことだろう!」 アルカライラ&グレネス「「あ、そっかぁ(←素)」」 他のメンバーも風に乗った血の匂いに気付き、焚き火を始末して木のクリーチャーが来た方向に進む。 1200フィートほど進んだ辺りに、消えかけた焚き火と、その脇に倒れる人影を発見。 警戒しながら近づいて見ると倒れた人影は旅装束の人間の男性であった。 全身鋭い穴で貫かれ、血を流して死んでいた。 傷の深さや多さに対しての辺りの血の少なさに、被害者はクリーチャーに血を吸い取られたと一行は判断した。 その後、一行は旅人を埋葬し、夜営を再開した。 |
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◆シーン2 オークハースト◆ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
次の日、一行は昼前にオークハーストへ到着した。 オークハーストは900人程度の人口の小さい町である北に数日行ったところに近隣で最大の『ナントーカ』の街がある。 また近隣には数キロにわたる渓谷(地割れ跡?)や、死の砂漠とも言うべき『灰の平原』など、変化に富んだ地形が存在し、またそれらに関する伝説なども細々と語られる町である。 まずは宿を取ろうと、踊る猪亭の看板の揺れる多少くたびれた建物へと移動する。 すると、建物の中から興奮気味な大きな声が漏れ聞こえてくる。 ???「ですから! こちらで腕の立つ者達を紹介してくださいと言っているのです!」 不審に思いながらも扉を開け、中に入る一行。 セルマール「宿を取りたい。5人なんだが大丈夫か?」 店の主人と思しき人が一行を一瞥し、声を発したであろう興奮気味の青年にあごをしゃくる。 一行を見た青年は、喜色を浮かべて話しかけてきた。 ???「私はケロウィン・ハクリールと申すものです。ナントーカの街で商家を営んでおります。あなた方に頼みたいことが」 セルマール「それはそれでいいが、まずはゆっくりさせてくれ。こっちは着いたばかりでまだ荷物も降ろしてないんだ」 ケロウィン「これは失礼しました。無礼のお詫びに、よろしかったらご一緒に食事でもどうでしょう?」 青年の申し出を受け、食事を共にする一同。一息ついたところでケロウィンから話を聞く。 彼の弟妹はどこからかこの街に伝わる地底の城砦の伝説を知り、一月ほど前に仲間を見つけてナントーカの実家を出奔。それに挑んだのだと言う。 この町に来た弟妹のチームは何度か地底の城砦に挑戦し、三週間ほど前から未帰還であるらしい。 ケロウィンはつまるところ、一行に彼らの救出なり遺品回収なりを頼みたい、というものであった。 地底の城砦に興味を抱いていたアルカライラをはじめ、一行はこの依頼を受けることに。 出発は翌日と言うことにして早速情報収集を行う。 ・弟はファイターのタルジェン、妹はウィザードのシャーウィン、他にペイロアのパラディンのブラフォード卿、レンジャーのカラカスがチームを組んでいた。 ・彼らは町長の家に世話になりながら、1週間で地底の城砦に3回潜った。 そして3回目で帰ってこなくなった。 ・地底の城砦はドラゴン信仰の名も知らぬ教団が建てたものらしい。 だが何かしらの災害で地底に埋まってしまった。 ・地底の城砦の情報は一同と、行方不明となったチーム。 そして13年前にべラックと言う、残忍そうな男が地底の城砦の情報を聞きに訪れ、そして旅立った。 彼は大きなアマガエルを連れていた。 ・昔ドラゴン教団が信仰していたドラゴンが、近くに存在する生物の住めぬ砂漠、灰の平原を作り出したらしい。 ・とあるゴブリンは旧街道近くにある地底の城砦に住み着いている。 ゴブリンが略奪を行う為、旧街道は使われなくなって久しい。 ・12年ほど前からゴブリンは、夏至にリンゴに良く似た果実を売りに来る。 果実を食べたものはたちどころに病気が治る。現在の町の住人にも直った者はいるので効果は信用できる。 ・町の住人は果実の種を植えるが、若木として育ち、2fほどになるとゴブリンに盗まれてしまう。 ・羊飼い達は最近はあまりとおくまで放牧に出ない。夜に新種のクリーチャーが出没するらしい。 正体は分からないが、放牧に出た動物や羊飼い、旅人数人が朝に全身穴だらけの死体で発見されている。 一行はこれらの情報から昨夜のクリーチャーが、リンゴの種から発生し、夜に生物を襲っている。 また、そのクリーチャーの発生にはゴブリンやべラックと言う男がかかわっていると判断し、地底の城砦へのアタックを慎重に行うことに。 |
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◆シーン3 地底の城砦へ◆ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
情報を得た一行は翌朝、オークハーストを出発。旧街道沿いに進む。 野営を一回はさんで目的地の渓谷付近に到着した一同。 周辺には大きく古い柱が何本も立っていた。それらには何か文字が刻んであったが、誰も読めなかったので一同は無視することにした。またそのうちの何本かにはロープが結ばれ、暗い渓谷の中へと続いていた。 辺りを〈捜索〉した一行は、痕跡を消された形跡のある焚き火の跡を発見する。 地底の城砦に人が訪れたのを、秘密にしたい存在がいると判断する。 ロープの安全を確認後、まずはリースリットがロープを伝い降りていく。 80フィートほど降下し、岩棚へと降り立った。 と同時に、物陰から飛び出してきた大きなネズミ3匹に襲撃を受ける(知識を持っていないため名前不明。さらにリースリットの〈視認〉は失敗)。 リースリットは最初の不意打ちラウンドでダメージを受けるものの、以降は防御専念し攻撃をかわしていく。 次に降りる予定だったアルカライラは急ぎロープを伝い降り、グレネス、ランツェット、セルマールは矢を射かける。 7ラウンドと時間はかかったもののたいした被害もなく大ネズミを2匹倒す。 残り1匹は攻撃を受けたあとに物陰へと隠れてしまった。 物陰に隠れる大ネズミをリースリットが威嚇し続けるうちに、グレネスら後続はがロープを降りて合流。 最後の大ネズミに止めを刺し、一行は岩棚の縁にある階段を下りて行った。 |
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◆シーン4 前庭と塔と隠し扉◆ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
階段を下り何回か折り返し、前庭だった思しき場所に降り立つ一行。 陽光棒の明かりに扉が浮かび上がる。 リースリットを先頭に罠を探しあて、解除して先に進んでいく。 次の部屋はどうやら塔の基礎部分であったらしい。崩れてはいたが壁の高いところに階段の跡が見えた。 この部屋には扉が二つあったが、そちらは後回しにして壁などを〈捜索〉。 するとリースリットは隠し扉を発見。 リースリット「隠し扉に『普通』罠は仕掛けないだろう。開けるよ」 無造作に隠し扉を開けると、毒針が飛び出してきた。 反応セーヴに成功し、被害は受けなかったが、リースリットの考えを改めさせる出来事だった。 隠し扉の向こうの部屋には白骨死体が3体横たわっていた。 すかさずランツェットがディテクト・イーヴル。 その途端に正体がばれる(まぁ、骨で邪悪じゃあねぇ…動き出してないから知識判定もしてないけど)。 続いてアルカライラのアンデッド退散を受け、ホネホネロックは木っ端微塵となった。 隠し部屋自体には何も無く一行は先へ進む。 |
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◆シーン5 金属の樽 戦え!魚人さん◆ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
塔の跡地から扉を開け、陽光棒で照らすと通路の先、正面、左右に扉が浮かび上がる。 正面の扉は後回しにして、右の部屋から調べ始めるが特に何も無かった。 すぐに左側の扉を調べ、開けると…そこはあまり大きくない、行き止まりの部屋であった。部屋の奥には金属製のパイプのつながった樽状の物が設置されていた。 一行は部屋に入り、樽を調べると、金属製の上蓋を開けることができるらしいと判明。 何の躊躇もなく開けると宣言。 すると、翼のあるミニチュアの魚人のような姿をしたクリーチャーが出てきた(知識が無いから正体不明…結構致命的な敵なんですが(笑))。 一行は知らない敵にもひるまない!当然のごとく戦闘を開始する。 ■1ラウンド グレネス、リースリットは魚人?に攻撃を当てるも、傷を負わすことが出来ない(セルマール「ダメージ減少持ってるぞ!」)。 アルカライラはグレネスの後ろに移動し、魚人?をボウで攻撃するも命中せず。 そして来ました敵の行動。正体不明のクリーチャーは大きく息を吸い…グレネス、アルカライラを巻き込み[酸]のブレス攻撃!! アルカライラは難なくセーヴに成功するが、グレネスは失敗する(グレネス「あれー?(汗)」)。 DM「(1D8を振って)8!グレネスには最大ダメージね」 グレネス「え〜〜〜 死んじゃうよ〜」 DM「(1D8を振って)7!アルカライラには3点のダメージ!」 アルカライラ「え〜〜〜〜〜」 ランツェットは攻撃を外して次のラウンドに。 ■2ラウンド セルマール「こりゃ動けないな…後ろを警戒!」(おいっ!(笑)) グレネス「(コロコロ)よしっ命中!ダメージは(コロコロ)うっ、4が出た。…10点…」 DM「うん、攻撃は効いたみたいだよ。ちょぴっとね」 一同「アレでちょぴっとかよ!」 リースリット「(うんざり気に)…あ〜防御専念で…」 アルカライラ「じゃあグレネスにキュア・ライト・ウーンズで…8点回復!」 グレネス「やたっ最大値!」 DM「もういっちょブレスね〜。同じとこに」 アルカライラ&グレネス「死ぬー死んじゃうーーー」 二度目の反応セーヴ。 グレネスは失敗(まぁ、ファイターですからね!笑)、アルカライラは成功する。 DM「え〜とダメージは…(コロコロ)8!」 グレネス「また?!」 DM「そいでアルカライラは…(コロコロ)8!だから4点!」 一同「ハァァ!?」 グレネス「デカイ目出すぎ」 アルカライラ「…死ぬ…」 ■3ラウンド リースリットは防御専念し、グレネスとアルカライラはブレスの効果範囲から全力で離脱する。 ブレスの対象の無くなったクリーチャーは隣接するランツェットに爪で攻撃を加える。 DM「両方命中して(コロコロ×2)8点ね」 ランツェット「いてぇ…っと、俺の番か。攻撃!(コロコロ)…ハズレ…」 ■4ラウンド 一行は撤退を決意。 後退をして扉を閉める。 幸いクリーチャーに追撃の意思は無く、無事に撤退することが出来た。 アルカライラ&グレネス「うぅぅ〜〜〜くやしいぃ〜〜〜〜」 キュア・ライト・ウーンズのワンドを振るアルカライラと治療されるグレネスの、二人の悔しさの声は響く…。 体勢を立て直したところで、一行は正面の扉を進むことに。 |
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◆シーン6 その名はミーポ!◆ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
リースリット「〈聞き耳〉します」 DM「では扉の向こうからシクシク泣く声や鼻をすする音が聞こえるよ」 リースリット「???…鍵とかは掛かってないんだよね?じゃ、開けて覗き込みます」 扉の向こうは大きいホールであった。 通路は北と西に伸び、扉は見える位置だけで4箇所。 さらに壁にはドラゴン語が大きく書きなぐられ、中央には大きな石組み。 その前にはベンチと泣き声が聞こえる寝袋、そして南の壁には破壊された大きな金属の籠があった。 一行は部屋に入るとドラゴン語を読みに行ったセルマールを除いた一行は、寝袋を取り囲む。 グレネス「話しかけてみます『ねぇ、どうしたの?』」 寝袋から顔を出し、一同の顔をきょとんと見渡すコボルド(注:キャラは知識がないので分かっていません)。 そして興味なさ気にそのまま寝袋に潜っていく。 アルカライラ「あら?共通語分からないのかしら…ドラゴン語で話しかけます」 DM「じゃあ、寝袋から首を出して…共通語で『何だお前達。ここは俺達の領地。お前達帰れ』って言うよ」 アルカライラ「共通語しゃべれたんだ。せっかくのドラゴン語が」 ランツェット「ディテクト・イーヴル!」 DM「うん。反応ないよ」 ランツェット「へっ?悪じゃないの?」 DM「みたいだねぇ(某サイトのアドバイスにしたがってよかった…)」 ランツェット「じゃあ難しい顔して皆に『大丈夫みたいだ』って説明するよ」 悪でないことに安心した一行はちゃんと話を聞くことにした。 ???「俺ミーポ!誇り高いドラゴン守備隊の一員!ドラゴン守るのが俺の仕事!…でもゴブリンどもにドラゴン奪われた…今はただの守備隊…くすん」 アルカライラ「じゃあ、そのドラゴン取り返してあげる」 ミーポ「っ! ホントか?!本当にカルクリックス取り返してくれるか?」 グレネス「カルクリックス?」 ミーポ「俺達のドラゴン!ホワイトドラゴンのワームリングだ!」 一同「本物のドラゴンかよっ!」 アルカライラ「像かなんかだと思ったよ…」 一行はここに来た本来の目的を思い出し質問してみることに。 アルカライラ「ミーポ、三週間ぐらい前にここに人間が4人来なかった?」 ミーポ「来た。その中の一人が俺達に手をかざした後、難しい顔してあっち(北)の扉を通っていった」 ランツェット「!それってディテクト・イーヴルが効かなかったからだ(一同笑)」 ミーポ「ミーポ知らないことでも族長知ってるかもしれない。お前達暴れないと約束するなら、イスドレイル様に会わせてやる。暴れないと約束できるか?」 ランツェット「(即答)約束しよう」 グレネス「パラディンが言ってるから安心だね」 |
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◆シーン7 女王イスドレイル◆ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ミーポに案内され、奥へと進む一行。 近づいてきたコボルドに話を伝えると、しばらくして広い部屋へと通された。 部屋の中央には、赤いローブを着たコボルドが座る、瓦礫を積み上げられて作られた玉座があった。 その後ろには祭壇があり、祭壇の上にはドラゴンの彫刻が置かれていた。 また、中央のコボルドを守るように6体の武装したコボルド兵がいた。 ???「わらわはイスドレイル。人間達よ。このミーポの話によればそなた達はゴブリンどもを打ち滅ぼし、奪われた我等がドラゴン、カルクリックスを取り返してくれるそうな」 セルマール「いえ。ドラゴンは取り返す約束はしましたが、ゴブリンを打ち滅ぼすのは約束しておりません」 イスドレイル「そうか…それでも良い。カルクリックスを取り戻してくれるだけで十分じゃ。もし取り戻したなら報酬を授けよう」 イスドレイルは祭壇の上にあるいくつかのポーションやワンド、祭壇に掘られたドラゴンの口にはめられた輝く鍵の内、二つを報酬として渡すと約束する。 続いて一行がいろいろと質問する。 セルマール「なぜあなた方はこの場所にいるのです?」 イスドレイル「われらコボルドはドラゴンの眷属。野蛮な他氏族と相容れぬ我が民を、このドラゴンが祭られた土地へと導いたのじゃ」 アルカライラ「私達は三週間前にここに来たはずの4人の人間を探しています。何か知りませんか?」 イスドレイル「その者達はホールから北の扉をくぐっていったと聞いておる。ある一人がそいつらを追っていった。報告によれば、その者達とゴブリンが争っていたそうじゃ。残念ながら追って行った者はそこで引き返したのでその後は分からんが…ただ、その後その人間達を見たという報告は無いな」 セルマール「べラックという男は知りませんか?」 イスドレイル「その者はこの地下に居る。果実を育て、ゴブリンどもを操っておる」 アルカライラ「地下があるのかぁ」 グレネス「イヤだねぇ」 セルマール「『(イスドレイルに向かって)それではそろそろ出発しようと思います』DM!契約内容を羊皮紙に書いて、サインを入れて渡すよ」 イスドレイル「我等コボルドをこのように対等に扱ってくれるとは…その心ありがたく思う。これをもっていくが良い(と言ってワンドを一振り一行に差し出す)」 質問が終わり、会見を終了しようとすると、突然ミーポが一行に着いて行くと言い出した。 イスドレイルに許可をもらい、装備を受け取ったミーポは喜び一行にまとわりついてくる。 ミーポ「アルカライラ!俺も一緒に行くぞ!お前気に入ったからこれやる!俺が作ったんだ」 アルカライラ「『まぁ、ありがとう』んで、これ何?ポーションベルト?何それ?(説明されて)うぉっ!それいいじゃん!『ミーポありがとぉぉ』早速身に着けよう…ポーション無いけど(笑)」 (注:一応グレイホークのつもりでプレイしてます。このポーションベルトは奇跡的に同様の機能を持って完成した…この世界に一個しかないアイテムという設定) ミーポ「俺がゴブリンどもを倒してやる!イスドレイル様にもらったこのクロスボウでバッタバッタと倒すんだ!あっ(矢が飛び、リースリットの尻に刺さる)」 リースリット「(すんごい目で睨みながら首を掴み)オ・ト・ナ・シ・ク・シ・テ・ロ!」 ミーポ「アルカライラ!俺ゴブリンに殺されるより先にリースリットに殺されそうだ(がくがく)」 ランツェット「ミーポはアルカライラを守ってな」 グレネス「そうだよ。そうしてなよ。(アルカライラに向かって)ナイトが出来たじゃん?(笑)」 アルカライラ「子守かよ!(笑)」 その後一行は小一時間ほど休憩を取り、4人が向かったという扉をくぐった。 |
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◆シーン8 噴水◆ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ホールから細い路地を通り、扉を開け覗き込むリースリット。 そこは東側の壁に備え付けられた干上がった噴水と奥(北)に続く扉のある部屋であった。 リースリットが〈捜索〉&〈視認〉で安全確認を行い、一行は部屋へと入る。 噴水は急降下するドラゴンの彫刻がされたものであった。〈捜索〉する一行は「ナイナーリャ(炎あれ)」とドラゴン語で刻まれた文字を発見する。さらにドラゴンの口のところに小さい噴出孔も発見。一行に緊張が走る。 言葉を口にしそうになるミーポをあわてて止め、セルマールはディテクト・マジックを発動する。 彼の目には噴水から微弱な魔法のオーラが見えた。 魔法製の罠と判断した一行は、ドラゴン語を口にすることなく、この部屋を出ることにして北にある扉を調べ始めた。 |
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◆シーン9 開かずの扉◆ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
扉を開けると、噴水のある部屋と同じ大きさの部屋があった。 ただこの部屋は北側に通路が続いているのと、西側にドラゴン・スケルトンが浮き彫りにされた、石で出来た扉があることが相違点であった。 一通り調べた後、やはり浮き彫りがされた石の扉に集まる一行。 リースリットがまずは〈捜索〉。 近づくと明らかな寒気を感じる。 リースリット「寒気?なんかヤダな。んで〈捜索〉(コロコロ)」 DM「扉の上に文字が書いてあるね」 リースリット「またドラゴン語か?皆に伝えるよ」 DM「アルカライラとセルマールは分かるよ。やっぱりドラゴン語で『タナ・アマン・ヘカ・メン。善の力を用いれば扉は開かれるであろう』って読めるね」 セルマール「皆に言うね」 ランツェット「善の力か…」 リースリット「鍵はない?じゃあ俺の出番はないな」 ランツェット「ディテクト・イーヴルを使ってみよう」 DM「扉の向こうから5つの悪の気配を感じるよ」 ランツェット「5つ!?5つかぁ…ん〜ディテクト・イーヴルじゃないのか。善なる力…悪を討つ一撃でもやってみるか」 セルマール「それは違うんじゃないかぁ(笑)」 アルカライラ「アンデッド退散じゃないのかな(ぽそ)」 ランツェット「よし!悪を討つ一撃をうちます!」 DM「それは開かないねぇ(これは…『無理やり開ける』ってことでいいのか?…まぁ、いいや)」 アルカライラ「やっぱりアンデッド退散だよ。DMやってみます」 DM「あいよ。退散判定やっとくれ」 アルカライラはダイスを振るが、退散パワーは低いものであった(クレリックレベル-1…)。 アルカライラ「幸運の領域特典を使って振りなおします!」 気合十分。 ダイスを振りなおすアルカライラ。 …が、ダイスの目はほぼ変わらずまたもや退散パワーは低いものだった。 DM「…え〜…扉は軽く振動したけれどすぐに止まったね」 アルカライラ「あぁあぁああ〜…多分あってるのにぃ(泣)」 グレネス「もう一回やる?」 アルカライラ「私二回しか出来ないから」 セルマール「あぁ、なるほど」 リースリット「開かないんなら仕方ないから先に進もうぜ〜」 リースリットの言葉に促され一行は北の通路に進む。 すぐに十字路になり、西側には扉が見えた。 相談の末、身近な西側の扉を開け進むことに。 |
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◆シーン10 ゴブリン門 ここは最前線◆ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
十字路の西側の扉を開けた先は北側に扉のある、たいして大きくない部屋であった。 リースリットがすかさず部屋の中や扉を〈捜索〉。 部屋に罠は無かったが、扉に仕掛けられた開けるとベルが鳴る罠を発見する。 リースリット「〈装置無力化〉〜(コロコロ)21。成功?んじゃあ続いて〈聞き耳〉ね」 DM「(判定結果を聞いて)それなら、中からリースリットには分からない言葉での談笑が聞こえてきたよ」 リースリット「気付かれないようにちょっと開けて向こうを覗く」 DM「ん。中には小型の人型生物(知識がないからねぇ…)が2体、椅子に座って談笑してるよ(と言いつつ〈視認〉)。…リースリットに気付いた様子はないね。あと2体の前にはあまり高くない壁がある。んで、扉から壁までの通路は、はまきびしが敷き詰められているよ」 リースリット「…一度閉めます」 一度扉を閉め、作戦タイムへと突入する一行。 結構不利な状況設定な気がするが引く気がない様である。 しばらくするとまきびしのダメージと移動に掛かるラウンド数を考えて、射撃戦で挑むことに。 ミーポ「よし!俺があいつら倒してやる」 リースリット「お前はアルカライラを守っていろ」 アルカライラ「そうよ。私を守るって言ったでしょ?」 ミーポ「そうか。分かった!ミーポ我慢する。俺アルカライラ守る!」 グレネスとランツェットを先頭に、全員が配置を済ませて扉を開ける。〈視認〉判定に失敗しているゴブリンは当然不意をうたれる。 一行は次々と矢を射かける。なぜかダメージを与えたのはランツェットだけであったが…。 ■1ラウンド 不意打ちと同じく矢を射かけるが、間にある低い壁のせいでゴブリンのACが上がっており、ダメージを与えることが出来ない。 逆にグレネスらがダメージを負う。 2ラウンド、3ラウンドもほぼ同じ展開になる。 どちらも有効的なダメージはなかった。 だがゴブリンは一行にとって思いもよらないことを行った。叫び声を上げたのだ。 そして4ラウンド 一行の視界に隠れた扉を開き、ゴブリンがさらに4人現れた。 アルカライラ「出てきた!4人も!」 グレネス「矢が当んないよぅ」 ランツェット「下がった方が良くない?」 セルマール「んー…そうかも」 リースリット「(DMに)扉閉められる?じゃあ次のラウンドに扉閉める」 扉を閉め、再度作戦タイム。 セルマール「やっぱり接近戦の方がいいのかな」 グレネス「でも、まきびしでダメージ喰らうんでしょ?移動も出来なくなるし」 セルマール「いや命中判定はあるよ。ダメージ食らったらそこで移動は止まっちゃうけど。あと移動しづらい地形だけど」 ランツェット「ダメージあるっていっても低いんでしょ?それだったら突っ込んだほうがいいよ」 リースリット「まぁ、俺は後ろから撃ってるだけだけどな」 アルカライラ「じゃあ、私が開けるから皆は待機してて。それで開いたら移動ってことで」 グレネス&ランツェット「危ないよ?」 アルカライラ「大丈夫!エントロピック・シールドがあるから。これかけると遠隔攻撃に失敗率20%つくの」 一同「(不安げな表情で)ふー…ん」 作戦が決まったところで再挑戦。 アルカライラがエントロピック・シールドを自らに発動し、扉を開け放つ。 と同時に、ゴブリンどもの矢がアルカライラに射かけられる。 戦闘以外での待機アクションは取れないので、ここではイニシアチブを振るべきであった。 DM「(コロコロ)じゃあこのゴブリンの矢が命中するよ」 アルカライラ「20%の失敗率有るよ」 DM「ん、大丈夫通してる(成功してるの意)」 アルカライラ「…あそ」 DM「そんでダメージが…(コロコロ)7点ね」 アルカライラ「…殺す気か」 グレネス「ねぇ…大丈夫?あと何点?」 アルカライラ「あと1点で倒れる」 ランツェット「…DM君だからなぁ…」 DM「(コロコロ)おっ。このゴブリンの攻撃も命中ね(コロコロ)ダメージ8!」 アルカライラ「(悔しそうに)倒れました!くそぅ」 一同「ええぇ〜〜〜〜」 グレネス「何で高い目ばっかりばっかり出るんだよぅ?」 ランツェット「『アルカライラは任せた!』って言って移動ね」 グレネス「えと、ど、どうしよう?」 DM「待機行動が『扉が開いたら突っ込む』だから変えられないよ」 グレネス「そっかぁ、う〜…じゃあ移動。(まきびしが)当らなかった?じゃあここまで移動ね」 ■2ラウンド リースリット「アルカライラはどんな感じ?」 DM「死んでないからキュア・ライト・ウーンズのポーション飲ませれば回復するよ。あと数ラウンドの間は」 リースリット「じゃあ俺が飲まそう。近づいてポーションを出す」 ミーポ「アルカライラ!(と叫んでポーションを出す)」 セルマール「俺はゴブリンに矢を射かけるね」 グレネス&ランツェット「移動+移動」 ■3ラウンド リースリット「ポーションを口に含ませるよ。(コロコロ)8点回復」 アルカライラ「HPが1以上になったらすぐに目を覚ますの?立てはしないのね?了解」 ミーポ「ポーションを口に含んで…アルカライラに口移しで飲ませる(一同爆笑)」 アルカライラ「いやぁ〜〜コボルドにキスされたぁ〜っ!!目を覚ましてすぐこれかよ!」 DM「1点回復ね。んでミーポが『アルカライラ!目を覚ましたか!大丈夫か!?』だって」 アルカライラ「大丈夫だけど…大丈夫だけどぉぉ…キスされた…」 そしてグレネス&ランツェットがここでゴブリンに接敵。 ランツェット「このゴブリンに攻撃(コロコロ)命中!ダメージは(コロコロ)11点ね。死んだ?」 グレネス「私も攻撃!(コロコロ)うっ…ダイス目は低いけど…15。命中?ダメージは12点ね」 ランツェット「あ、ゴブリン弓撃つの?じゃあ、機会攻撃ね(コロコロ)命中してダメージは12」 …と、前線の二人に乗り込まれた瞬間、戦線は崩壊。 グレネス&ランツェットも本日のフラストレーションを晴らすかのようなダイス目で、ゴブリンどもをあっさりと切って捨ててしまいました。 戦闘後はお約束の回復タイム。 思った以上にダメージを食らった面々。 アルカライラ「ワンドの消費が早いなぁ。もう10回以上使っているよ。ワンドがなかったら終わってたね。町に帰ったらもう一本買おう」 といったところで時間切れ。本日は終了となった。 |
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◆経験点◆ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
前回(D&D3Eに慣れる為にベーシックをプレイ)の経験値に加えてめでたく全員がレベルアップ。 それぞれが現在のクラスをレベルアップさせる。 |
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◆収入◆ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
今更だけど…少ねぇw どうすんだこれから… |
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◆DMの反省点◆ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
DMの経験は3E、ベーシックセット、今回のプレイときて3回目。一応ルールブックは読み込んだつもりですがやはり抜けているところが多々ありました。 ここではあえてそれを表記することで次回以降それを忘れないようにしたいと思います。 今回はさすがキャンペーン初回。いくつもルールミスがあります。まぁこの先も忘れることがあると思いますが、頑張っていきましょう。 ・噴水のある部屋を一つ間違えて早く出してしまった。 ・HPがマイナス時のダメージ及び状態安定判定を忘れていた。 ・気絶状態のキャラクターへのポーション使用(飲ませる)行為は1全ラウンド・アクションあった。 ・まきびしの命中判定をすべてのAC修正を含めて行っていた(本当は10+敏捷力修正のみ)。 ・物体破壊ルールを完全に把握していない。 ・ゴブリンのサイズが小型なのにライト・クロスボウのダメージが1D6ではなく1D8で行ってしまった。 ・最後の戦闘にミーポが参加しているのに経験値計算を5人でやってしまった。 …以上…かな?ルールブックをまた読み込まねば…。 プレイヤー諸氏よ!次回はこうは行かぬぞ〜〜〜。 首を洗って&楽しみにして待っておれ! |
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